全ての人がそれぞれに合った楽しみ方をできるのがディズニー・クルーズラインだと思います。ディズニーは子供のものと思う人は多いでしょう。ですが、洋上のテーマパークと言われるように、様々なイベントやアトラクションが考えられていて、自分に合った楽しみ方を......
全ての人がそれぞれに合った楽しみ方をできるのがディズニー・クルーズラインだと思います。
ディズニーは子供のものと思う人は多いでしょう。ですが、洋上のテーマパークと言われるように、様々なイベントやアトラクションが考えられていて、自分に合った楽しみ方を見つけることができると思います。
何よりも、笑顔になれるクルーズ、だと思います。
乗員はテーマパークと同様にキャスト・メンバーと呼ばれ、各自の職務をショーの一部として演じていると言う設定です。自ずとホスピタリティには好感が持てるようになります。
子供と話す時は目の高さを合わせて膝をつくなど、キャストになるための学校で教育を受けています。
ファミリーでの乗船が多いため子供の数も多く、カジュアルではありますが、パロやレミーのように大人限定のレストランや大人専用のエリアが用意されています。その間の託児施設も充実しています。
プライベート・アイランドのキャスタウェ・ケイでもファミリーと大人だけの落ち着いたビーチに分かれています。
寄港地でのエクスカーションも選択肢が十分にあり、申し分ありません。この辺りは、ディズニー・バケーション・クラブなどで長年培ってきたものがベースになっているのかもしれません。
クルーズ・ファンと言う視点では、4船ともオーシャンライナーとしてクルーズが栄えていた頃のフォルムを持ち、時代背景に合わせて内装も、アール・デコ、アール・ヌーヴォーに設定されています。
外観は、タイタニックや初代QM、QE、QE2、QM2と言った船形の流れを踏襲し、ティッシュ・ボックスと言われる最近の客船とは一線を画していると思います。
今よりも大型の客船を2艘建造中ですので、クルーズ・ファンには新造船も待ち遠しいところではないでしょうか。
但し、ファミリー・エンターテイメントが基本であるために、カジノは無いので、これが楽しみ、と言う方は合わないかもしれません。
ギャンブルは私が乗船した際は、ビンゴのみでした。
クルーズの楽しみの一つであるディナーですが、レミーと言う別料金のレストランは本当に素晴らしいと思います。
陸上ではこの値段で正式なフルコースの料理は頂けないと思います。ウェイティング・バーから始まり、肉も魚も2種類、チーズのワゴンサービス、食前酒、食後酒、最後のドルチェまで、サーバーさんやソムリエ、シェフから料理の説明を聞きながら食事を楽しむと3時間以上掛かります。
食べると言うことに関する非日常の楽しみ方が、ここにはあると思います。
毎晩行われるステージ・ショーやデッキでのショーもテーマパーク的なものから、ブロードウェイ・ショー的なものまで、多数のミュージカルをヒットさせているディズニーの本領発揮と言えます。
もちろん、テーマパーク好き、キャラクター好きにとっては、船上でしか見れないショーやコスチュームがあるため、必見です。
パイレーツ・ナイトなどではわざわざコスチュームを持って行く人もいます。
USのディズニー・ファンの間にはディズニー・フォーマルと言う言葉があります。ディズニー好きの集まりやクルーズで、蝶ネクタイやジャケットにミッキーが隠れていたり、ドレスの柄にプリンセスが刺繍されていたり、ディズニー好きがディナーをテーマにして更なる非日常を楽しめるのもこの船の特徴です。
更に、運が良ければ、ディズニー映画のワールド・プレミアに遭遇できるかもしれません。
世界同時上映の話題作は船上でも大いに盛り上がります。
今の狙い目は、スターウォーズも最終章でしょう。2019年12月と言われていますので、乗船期間中に当たればお祭り騒ぎかもしれません。