# 船内施設

 キュナード・ラインの船の船内施設は、クイーン・エリザベス、クイーン・ヴィクトリア、クイーン・メリー2の3船ともほぼ同じで、ショッピングエリアやカジノ、プール、医療センター等、伝統と格式に沿ってクルーズに必要な施設は全て揃っている。

 なお、キュナード・ラインが誇る主な施設は下記である。

・ロイヤル・コート・シアター(Royal court Theatre)
 
 ミュージカルやバラエティショーが行われる本格的な劇場であり、クイーン・エリザベスとクイーン・ヴィクトリアには予約・有料制のボックス席がある。

・クイーンズ・ルーム(Queens Room)

 キュナード・ラインが洋上最大規模と誇るダンスホールであり、日中には各種アクティビティやアフタヌーン・ティーも開催される。

・コモドアー・クラブ(Commodore Club)

 キュナード・ラインの最高位キャプテンの称号が付いた船首側のパノラマ展望ラウンジで立ち入り自由だが飲み物は有料である。

・図書室(The Library)

 室内は磨き抜かれた木の造りで洋上最大級の蔵書を誇り、クイーン・エリザベスとクイーン・ヴィクトリアは2階建てになっている。
 日本語書籍も有るが数は少ない。

・キュナード・プレイス(Cunard Place)/キュナーディア・ギャラリー(Cunardia Gallery)

 キュナード・ラインの歴史的な品々や写真類が展示されているコーナーであり、クイーン・エリザべスとクイーン・ヴィクトリアでは名称も展示品も異なる。

 なお、クイーン・メリー2には同様のコーナーは無い。


・イルミネーションズ(Illuminations)

 クイーン・エリザベスとクイーン・ヴィクトリアには無くクイーン・メリー2だけに有る洋上初のプラネタリウムで、クラシックコンサートや映画、各種講演にも使われる。

# アクティビティ

 最近のカジュアル客船のような大規模なレジャー設備はないが、連日、多彩なイベントが催されている他、寄港地でのエクスカーションも充実している。

 また、グランド・ロビーでは毎日音楽の生演奏が行われ、クイーンズ・ルームでは毎日午後に英国伝統のアフタヌーン・ティーが楽しめる。