非日常のクルーズ旅行をもっと身近に。
クルーズマンズではじめよう
クルーズ航程
- 2003/02/10 — ロサンゼルス(サンペドロ / ロングビーチ)
- 02/11 — サンタカタリナ島 / アバロン
- 02/13 — エンセナーダ(バハ・カリフォルニア州)
- 02/14 — ロサンゼルス(サンペドロ / ロングビーチ)
CERTIFIED mr. ranpou's 1st time voyage
2003-02-10 お1人で 内側キャビン 0
初めてのクルーズで、特に航路など希望があったわけではなく、行ける日程と値段で決めました。カジノ旅行が趣味で、クルーズのカジノを体験したかったのです。
夕食は、早い時間は17:45と18:15、遅い時間は20:00前後の選択で、予約時に早い時間を指定しており、18:15のWindStarがメインダイニングとなりました。ここで一緒のテーブルになった人たちと、毎晩食事を共にするわけで、期待と不安でテーブルに向かいました。そして、言葉を失いました。
マジでここですか?と問いただしたくなるようなシチュエーション。同席者は、大半が白髪で、補聴器を付けた人も複数名。同年代の人々との出会いを期待していたのに、このご老人達と何を会話したら良いのか...
最初に交わした挨拶以降、しばし会話が途切れました。
このテーブルのメンバー構成は以下のよう。
クルーズ中に妹が87歳の誕生日を迎える老姉妹と、それぞれの旦那。一人は気難しいゴッドファーザーのような風貌のお爺ちゃん。もう一人は歩行器を使わなければ歩けない(車椅子での移動が殆ど)お爺ちゃん。そこに、60代のハイソな感じの仲の良い夫婦。そして自分。
幸い、ハイソな奥さんが大変優しい方で、率先して話しかけてくれました。この人が居なければ、どんな悲惨なクルーズになっていたことやら。かたことの英語で意思が疎通し始めると、最初の心配は無用だったと分かりました。
東京から一人で、クルーズが初めての、見た目はティーンエイジャーにしか見えない(らしい)当時29歳のギャンブル好きな青年が会話に入れるよう、みんな親切に話しかけてくれました。
ハイソな旦那さんは、ディナーの都度ワインを注文し、このテーブルの追加の支払いを全て払ってくれました。高そうなボトルが毎晩テーブルに並びました。(最終日、チップも1人でタップリ払ってくれました。)
食後は、皆で部屋に戻るのですが、自分だけ下層にお別れ。しかし、老夫婦の一組で夫婦喧嘩が発生した食後、お婆さんの代わりに車椅子を押して、歩けないお爺さんを部屋まで連れて行ったこともありました(苦笑)
ハイソな旦那さんに物凄い気に入られ、腕時計をお土産に買ってくれたのは驚きました。一緒に有料の記念撮影も。クルーズって素晴らしいと思ったものです。
カジノでBlackjackばかりやっていましたが、カードカウンティングしていると疑われたことがありました。今から考えると、フロアパーソンが未熟だったのだと思います。
また、今と違い、スマホは無いし、ノートPCに無線LANが搭載されていない時代で、船内のWIFI利用を申し込むと、無線LANのPCカードの貸し出しを受けられました。船からインターネットに接続できた時、ちょっと感動しました。
内側キャビン
最下層の内側で、思っていた以上に陳腐な客室でした。窓がないはずなのに、何故か窓枠があり、カーテンを開くと壁でした。せめて、絵くらい飾って欲しいと思いました。全体的に暗く、部屋は本当に寝るだけの場所と割り切りました。乗船前日までラスベガスの豪華ホテルにいたので、ベッドの幅が4分の1くらいになって唖然としましたが、弾力性だけは良く、良く眠ることは出来ました。
最初に困ったのは、避難訓練に持参する救命胴衣が、室内で見つけられなかったことです。仕方なく、救命胴衣を抱えて自分の客室の前を通ったお婆さんを捕まえ、どこにあるのか聞きました。「部屋の角よ。テレビの下の箱。」と教えてくれ、やっと見つけることが出来ました。ベッドと壁の隙間を埋めるテーブル程度にしか認識していなかった場所で、上部が開閉式になっていたとに気が付かなかったのです。目立つような案内があっても良いと思うのですが、そこに救命胴衣が入っていることは、何も表示はありませんでした。
初めてのクルーズで、見るもの全てが驚きだったと思います。写真撮影禁止のトップレスデッキなどありましたが、2月ですし、利用者はいなかったと思います。プールに入るような状況でもなかったです。ショー以外はカジノに入り浸り、初船上カジノを堪能しました。
天候が悪く、海も時化、船体がゆっくりと傾くような揺れを何度も経験しました。カジノのテーブルでプレイしていると、グググーっと傾くのです。ゆっくりと角度が増していくと、なかなか息をのむものがあり、デイーラーを顔を見合わせたのを覚えてます。大きい船でも揺れるんだなーと思ったものです。
ここには、かつての豪華客船クイーン・メリーが係留されホテルとなっており、下船後に宿泊しました。クイーン・メリーは、第二次世界大戦中は兵員輸送船として徴用されていたので、その時代の展示などもある博物館にもなっています。他に幽霊ツアーみたいなのもあり、結構楽しいです。クルーズ好きなら、絶対オススメのスポットです。
天候が悪く、海が時化、自分がテンダーボートの乗船待ちしている間に、上陸は中止となりました。残念でした。
寄港地ツアーに参加しました。La Bufadoraの潮吹き岩を見に行ったり、ショッピングの自由時間もあって良かったのですが、日本人の参加者は自分1人。失敗もありました。現地ガイドのおばさんが、とても気にかけてくれ、集合時間とかいつも注意して教えてくれ助かったのですが、ランチが含まれていることを知らず、自由時間に先に自分で食べてしまったのです。後でツアーのレストランに連れていかれた時は、お腹一杯でした。
海外のサイトで安いのがあるのは見つけたのですが、初クルーズで分からないことだらけで、英語の不安もあり、日本で安くクルーズを扱っているところを探しました。クルーズプラネットで予約でき、心強かったです。
日本からクルーズの選択肢が増えた今、わざわざこんな航路に乗りたい人は少ないとは思うのですが、ロサンゼルスに滞在している人には良いのでしょう。
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