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 CERTIFIED mr. ranpou's 14th time voyage

1 nights / 2 days, one-way from Stockholm to Turku

 2019-06-24   お1人で   海側キャビン  1

3.90
海外のカジノへ旅するのが趣味で、カジノのない旅はしません。移動しながらカジノで遊べる外国船籍のクルーズはベストです。前職は、筑波宇宙センターでJAXAの特許出願の仕事をしていた特許とコンテンツの1級知的財産管理技能士ですが、日本カジノスクールも卒業しており、カジノやディーラーの側からの考え方も分かるので、各船のカジノのスタイルやディーリングの違いを見て、あーだこーだとレビューしてます。クルーズ船のカジノからの招待や、リワードで無料乗船したりすることもあり、ちょっと普通の乗り方とは違うかもしれません。

Photo: 海側客室からの景色


クルーズ航程


なぜ、今回のクルーズを選ばれましたか?

この前に、6/23ヘルシンキからストックホルムへのシリヤ・セレナーデ(ムーミンキャビン)でのクルーズが決まっており、その後の旅行を検討しておりました。その際、フィンランドの夏至祭が6/22で、この時期は博物館などが休館となっていることが分かり、シリヤ・セレナーデでフィンランドを離れる前にムーミン博物館をスケジュール出来ないというピンチに。そこで、一度フィンランドを離れたのにまた戻ることとし、夜の時間を有効活用して戻れるのが、このクルーズでした。


実際にご乗船されていかがでしたか?評価とご感想をお聞かせください。

  お食事、ダイニング

満足

無料の食事はありません。クルーズ予約時にオプションとして、Grand Buffetでの朝食バフェを12ユーロで付けました。12ユーロとしては満足でした。バフェ以外も予約できますが、レストランによって、席だけの予約になります。
また、朝は軽食テイクアウトの選択肢もあります。朝7時にトゥルク着ですから、ゆっくり食べる時間は無いので、テイクアウトもありだと思います。
乗船日の夕食は、Fast Laneでハムチーズサンドとドリンクを買い、自分のキャビンで食べました。コンビニ感覚で安く軽食を買えるのも良いですが、ストックホルム出港は群島の景色をキャビンの窓から楽しみたかったのです。
他に、イタリアンのTAVOLÀTA RISTORANTE ITALIANOや、シーフードのHappy Lobster、Grill House等々レストランはありましたが、利用してません。

  サービス、スタッフ

普通

タリンク・シリヤ・ラインのCLUB ONE会員というのに登録していたので、会員特典で12cl(120ml)のスパークリングワインをバーで3ユーロで飲めるというクーポンがもらえました。Starlightでショーを見る際に活用しました。利用する際、バーのスタッフの対応は親切で良かったです。

カジノでは、BlackJackのディーラーがちょっと変でした。ダブリングダウンすべきでないシーンでも、やたらとダブリングダウンをするかと聞いてくるのです。ダブリングダウンすべき場面というのは、まともなディーラーなら判断できるものですが、それが分かっていないようなのです。何度も断るのが煩わしかったです。
新人ディーラーなのかもしれませんが、BlackJackの遊び方を知らないというのは、ちょっと驚きました。本当は分かってるのに、無駄にダブリングダウンさせようとしていたのなら、悪質です。

その他、トゥルクは7:00到着ですが、スタッフが6時過ぎに客室のドアをノックして回ってました。同じ船が8:20にはストックホルムへ出発することになっているので、少しでも寝坊されると困るのでしょう。

  お部屋

  海側キャビン

満足

アメニティ類は無いですが、海側キャビンで、ストックホルム群島の景色が楽しめました。3人部屋を1人で利用したのですが、自分のソファーベッド以外のベッドは壁に収納されており、広さも余裕がありました。

  船内の施設、アクティビティ

普通

・Tax Free Superstore
ショッピングは、この船のウリの一つなのでしょう。街中のスーパーのような、日用品を大量に扱った免税スーパーが、この前に乗ったシリヤ・セレナーデ同様に盛況でした。
車で乗船していないと運べないような、ハイネケンの5リットルのビールサーバー樽も山積み。酒類の充実度は圧巻。ソフトドリンクも1本から箱買いまで様々。カーフェリークルーズならではだと思いました。
ちょっと意外でしたが、この船にはムーミンキャビンが無いのに、ムーミングッズが豊富に売られてました。タリンク・シリヤ・ラインはムーミンオフィシャルといことで、タリンク・シリヤ・ライン限定のムーミングッズがあったりしました。スウェーデンからフィンランドのムーミンランドやムーミン博物館へ行くというのはあり得る観光ルートだと思いますが、現地より免税のこちらのスーパーの方が、同じグッズなら安く買えます。
表示価格はユーロとSEK(スウェーデンクローナ)の2種類がありました。

・Starlight
デッキ6・7吹き抜けのステージがあり、これを囲むようにバーラウンジの席がある感じです。(カジノもStarlightの一部ですが、それは下に分けて書きます。)
タリンク・シリヤ・ラインの日本語ホームページには、1000席備えたレストランがあると書かれてますが、レストランという感じではなかったです。気軽にお酒を飲みながらナイトショーを見るお客がほとんどだったかと思います。
ちょっと古い懐かしい曲が多い歌とダンスのショーが終わると、ステージの手前がダンスフロアとなり、お客が自由に踊れるダンスミュージック生演奏の時間となり、ゆるーく皆さん踊ってました。

・Paf Casino
フィンランドのオーランド諸島でもカジノを運営してるPafというカジノ企業が、タリンク・シリヤ・ラインの船上カジノを運営しています。
船内には、スロットマシンが大量にありますが、テーブルゲームはルーレットとBlackJackがありました。
あまりお客はおらず、BlackJackのテーブルも閉じてましたが、ディーラーに声をかけたらすぐに開けてくれました。BlackJackの掛け金は、ミニマム4ユーロ、マキシマム20ユーロ。こんなに上下の範囲が狭いのは珍しいことで、カジノに有利な設定です。同じタリンク・シリヤ・ラインでも船によってリミットがバラバラで、この船のマキシマムが一番低額で、遊び辛かったです。
また、Pafのカジノはルールも酷いです。19以下の同点は負け扱い。ディーラーとプレイヤーのカードが同点でも、掛け金は没収されるわけです。こんな勝てない条件がそろっているから、お客が少ないのでしょう。長居は無用です。


寄港地での移動や観光についてお聞かせください。

  ストックホルム

とても満足

https://www.tallinksilja.com/ja/web/int/stockholm-vartahamnen
朝、シリヤ・セレナーデでヘルシンキから到着した際、ヴァルタハムネン・ターミナルから直行バスでストックホルム中央駅に隣接するシティターミナル(cityterminalen)まで移動してきたのですが、ギャラクシー乗船のためにヴァルタハムネン・ターミナルまで戻る際は直行バスを利用しませんでした。日中、ストックホルムを観光するに当たり、SLアクセスカードというスイカのようなカードを使っていたので、それを活用して地下鉄とバスを乗り継いでヴァルタハムネン・ターミナルへ向かおうとしたのです。ところが、地下鉄の出口を間違い、乗り換えるバス停に時間までに辿り着けず、船のチェックイン時間に間に合わなくなり、タクシーを利用して無駄に高くついてしまいました。またその際、現金での支払いはタクシー運転手に断られました。キャッシュレスが当たり前になっていて、お釣りを持っていないとのことで、クレジットカードで払ったのですが、1枚目のカード決済が上手く通らず2枚目で払えました。ストックホルム中央駅のロッカーに荷物を預ける際も、現金は使えず、カード決済が通らないことがあり、2種類のクレジットカードを使い分けてなんとかなりました。

日中の観光は、ストックホルム宮殿の衛兵交代や、ノーベル博物館を見て回りました。特にノーベル博物館では、晩餐会のディナーのデザートとして出されるのと同じアイスクリームを食べ、座った席にはオバマさんの直筆サインがあったり、良い記念になりました。

主目的のカジノは、ストックホルム中央駅の近くのCasino Cosmopol Stockholmで楽しみました。事前にネットで情報を調べた際、入るにはジャケット等必要という話があったのですが、実際には特にドレスコードがあるようには見えませんでした。ジャケット無しで入れましたし、中にはTシャツのお客も普通におりました。
荷物をクロークに預け、パスポートを提示し、入場料60SEKをカード払いして入ったのですが、その際、1年以内にまた来るか聞かれました。会員登録すると、1年間は入場料がかからなくなり、会員証の提示だけで入場できるようになるとのこと。明後日また来ると答えると会員登録用紙を渡され、メールアドレス等書いたら直ぐに会員証を作ってくれました。実際、2回目は会員証だけで簡単に入れました。
目当てのBlackJackは、1階フロアで2テーブルオープンしておりました。ミニマムベットは100SEK、マキシマムベットは5000SEK。ルールは標準的。特に変わったことはなく、じっくり楽しめました。
なお、キャッシャーでユーロからSEKへ両替したのですが、レートは1ユーロ=10.0204SEKでした。ゲームを終えて勝ったチップから換金する際、最初の両替時のレシートを提示すると、同じレートで最初に両替した金額まではユーロに戻してくれました。つまり、レートの良し悪しは考えずとも、ユーロ→SEK→ユーロと差額無しに戻せます。これは、最初の両替をした当日のみのサービスのようです。両替額を超えた勝ち分はSEKで支払われ、ここで外貨には両替してくれませんでした。

寄港地観光:自分で 移動手段:バス・電車・タクシーなど  移動時間(片道):30分未満  移動費用(片道):2,000~3,000円

  オーランド諸島

未評価

ここは、深夜2:50に到着し、5分程で出発でした。ストックホルムからトゥルクへ向かう乗客は、降りることはできません。オーランド諸島を目的地とするお客と、出発地とするお客が少人数乗降し、すぐに出発するわけです。
オーランド諸島で乗降する場合、キャビンなしの自由席という予約の仕方ができ、非常に安いです。今から思うと、オーランド諸島にもカジノがあるので、1日くらい観光をスケジュールすれば良かったとも思います。

寄港地観光:観光していない

  トゥルク

満足

https://www.tallinksilja.com/ja/web/int/turku-harbour
トゥルクターミナルにコインロッカーは見当たらず、荷物を預かる場所なのかなと思うマークのあるドアを見つけたのですが、そこに表示されてる営業時間(7:15~9:00、18:15~20:00)に該当するのに鍵が閉まっており、荷物を預けるのは諦めました。
ターミナルは、トゥルクの市中心部から4キロ弱の位置にあり、バスなら15分程で市中心部です。アウラ川沿いを散策しましたが、レストラン船がいくつも停泊し、賑わっていました。トゥルク城など観光スポットもあります。が、自分の場合、トゥルクを起点に遠出もしました。

トゥルクターミナル近くのトゥルク港バスターミナルから、長距離バスで2時間強のタンペレへ行き、ムーミン美術館へ。バスは予めネットで予約し、10ユーロ程でした。
また、この旅行では、実はこの数日前にもトゥルクを訪れており、その際は市中心部からムーミンバスに乗り、ナーンタリのムーミンワールドへ。5.8ユーロで30分程で行けました。

寄港地観光:自分で 移動手段:バス・電車・タクシーなど  移動時間(片道):  移動費用(片道):

予約・手配に利用した事業者の対応や利便性はいかがでしたか?

満足

日本語対応の船会社ホームページから予約しました。
https://www.tallinksilja.com/ja/japanese
前日乗船したシリヤ・セレナーデの予約時にCLUB ONE会員になっていたので、会員割引価格での予約でした。
また、朝トゥルクにギャラクシーで到着でしたが、同日の夜、ストックホルムへ出発するバルティック・プリンセスの予約を同時にすると、往復クルーズ割引きがありました。この割引率は凄くて、半額近くなりました。つまり、片道料金より少し高いくらいで、ストックホルムとトゥルクを往復できました。
なお、最も安くしたい場合は、シェアキャビンというのがありました。男女別の4人部屋を相部屋するという選択肢です。しかし、シェアキャビンには往復クルーズ割引きが無く、通常の単独利用のキャビンでの往復クルーズ割引き時との差額が数十ユーロしかありませんでした。その程度で相部屋では、割に合わないですね。

予約・手配の方法: 船会社への直接予約

今回のクルーズは、どのような方にオススメですか?

ストックホルムからトゥルクに渡るというのは、トゥルクからナーンタリのムーミンランドに行きたい人には良いでしょう。クルーズの予約時に、ムーミンランドの2日間入場券が割引き価格で追加できます。(その後トゥルクからヘルシンキへ移動したいという場合は、長距離バスをバス会社ホームページから事前予約すると安いですし、渋滞がなければ3時間弱の距離です。)
また、往復クルーズ割引きがあるので、日中トゥルクや周辺を観光した後、またストックホルムに戻りたいような人にも向いてます。
もちろん、カーフェリーでのクルーズですから、車やバイク、自転車で北欧旅行なんて人がいれば丁度良いです。(自転車を載せる追加料金は10ユーロ。)


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