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クルーズマンズではじめよう
クルーズ航程
- 1981/04/25 — ホノルル
- 04/27 — ヒロ(ハワイ島)
- 04/28 — カイルア・コナ(ハワイ島)
- 04/29 — カフルイ(マウイ島)
- 04/30 — ナウィリウィリ(カウアイ島 / ハワイ州)
- 05/02 — ホノルル
CERTIFIED mr. shibata's 3rd time voyage
1981-04-25 カップル・ご夫婦で 海側キャビン 0
オーシャニック・インディペンデンスのキャッチフレーズは“HAWAII'S FLOATING ISLAND”。毎週土曜日夜にホノルル港を出港し、翌週土曜日にホノルル港へ帰港し、オアフ島・ハワイ島・マウイ島・カウアイ島の島々を周遊する7泊8日のクルーズは当時話題になりました。
オーシャニック・インディペンデンスに乗る事を決意したのは就航後1年目の1981年1月中旬。ハネムーンは外国船でクルーズしょうと結婚相手もいないずっと前から決めていました。理由は私のようなサラリーマンはハネムーン位の大義名分がなければ長期間休めないからです。単調な一人暮らしをしてきた私が休火山が突然噴火し始めたかのように結婚しょう!そしてハネムーンでクルーズしたいと決意しました。結婚したい気持ちとオーシャニック・インディペンデンスに乗りたい気持ちが見事に一致。乗りたい船を決めてから結婚相手を決めた事になります。お蔭で知り合って2ヶ月で結納、5ヶ月後にはスピード結婚を果たし、日本人としては40人目の乗船客となりました。
オーシャニック・インディペンデンスの乗船案内手引きには「ご乗船から下船までご遠慮なくあなたは王様のように また女王様のように振舞ってください」とあり、心温まるフレンドリーなスタッフから最高の気分で最高の味を味わえました。
一般的な客船では東南アジアのスタッフが多いが、本船はアメリカ船籍の船だけにスタッフはアメリカ人主体で固められ、まさにアメリカを感じさせる雰囲気でした。
海側キャビン
本船は1950年建造の老嬢だけに部屋や調度品は古さを感じました。
総トン数22,300トンの本船は9つのデッキ(上からスポーツデッキ、ボートデッキ、サンデッキ、プロムナードデッキ、アッパーデッキ、メインデッキ,アロハデッキ,バリデッキ,コーラルデッキ)からなり、3つのバー、会議室、劇場、2つのプール等の設備。大西洋航路を就航していただけにさすがに貫禄がありました。
4つの島を代表する民族舞踊をはじめ底抜けに明るいイベントが盛り沢山催行されました。
PA10便はホノルル空港に4月25日午前7時(日本時間26日午前2時)到着。そして午前9時より市内観光をしてハワイアン・リージェントホテルで昼食・休憩。オーシャニック・インディペンデンスに乗り込んだのは夕方6時でした。
アロハタワー横のNo.10埠頭の船客待合所はオーシャニック・インディペンデンス号に乗る人でいっぱい。メインデッキの入口でハワイアンスタイルの盛大な歓迎を受けました。
ヒロでは3つのオプショナルツアーが用意されていました。
①ヒロの市内観光と黒砂海岸,キラウエア火山とマウナロア山を含むハワイ火山国立公園見学(6時間)
②ヒロの市内観光とアカカの滝(2時間半)
③ハワイ火山国立公園見学(3時間)
我々は①コースを選択。グレイライン社のGM製の観光バスに乗り込みましたが、日本の観光バスのように運転手とバスガイドが同乗せず、ガイドも運転手が兼務。ある時は左右のマイクに向かい、運転しながら唄を歌い、ある時はバックミラー越しに乗客に話しかけ、冗談をふりまき車内は爆笑の渦。人口ではハワイ諸島でホノルルに次ぐ第2の都会と言ってものんびりした感じ。カメハメハ通りを通り日本式庭園のあるリリウオカラニ公園,ワイロア川の河口の魚市場を見物した後は有名なハワイの蘭(Orehids of Hawaii)を訪れ,ハワイ火山国立公園へと向かいました。
コナでは2つのオプショナルツアーが用意されていました。
①コナ歴史めぐり(7時間)
②コナ海岸めぐり(6時間)
悪天候でコナへ寄港出来なくなった為、ヒロよりコナへ無料バスが提供されました。往復6時間も要する為、コナでの滞在時間は予定より短縮されてしまいました。
1820年にハワイ島の初代総督となったクアキニが建てたフリヘエ宮殿を見学。現在は博物館として解放され,王家が使用した日常品や家具が陳列されていました。モクアイカウア教会や歴史国立公園を訪れ、帰りは3時間もバスに揺られながらヒロに停泊中の船に戻りました。
マウイ島では3つのオプショナルツアーが用意されていました。
①イアオ渓谷とラハイナ・カアナパリ(5時間)
②カフルイから36号線で東海岸のハナ迄ドライブ(8時間)
③ラハイナ及びマウイシェラトンホテル迄送迎
ハワイ諸島唯一の鉄道である砂糖きび列車(Sugar Cane Train)に乗りたい為、ラハイナ迄の③コースを選択。鉄道の正式名称はラハイナ・カアナパリ太平洋鉄道。弁慶号に似たSLが2両のカラフルな客車を牽引。鐘を鳴らしながら,ラハイナとカアナパリの間約10キロを45分で走る。車内にはハワイアンソングが流れ,車掌がユーモアたっぷりにガイドし,客は童心にかえったようで途中の眺めも素晴らしい。ラハイナ駅を出ると右手に砂糖キビ畑,左手に海という景色が続き,やがてゴルフ場を横断し、高級別荘地帯を海岸沿いに走る。海の彼方にはラナイ島も見える。カナアパリ駅よりマイクロバスに乗り,コテージ風のマウイシェラトンホテルへ。
マウイシェラトンでは船会社より無料の部屋が提供されて着替えが出来る。壮麗なカナアパリ海岸やホテルのプールで水泳が楽しめリッチな気分が味わえました。
カウアイ島では2日間の休日を過ごし、カウアイ島では6つのオプショナルツアーが用意されていました。
①キャプテンクックがハワイ諸島中で初めて上陸したというワイメアの街及び,ワイメア峡谷,カララウ展望台。シェラトンカウアイで昼食(6時間)
②シダの洞窟とワイルア川(3時間)
③ワイルア川とハナレイ海岸(5時間半)
④カクテルパーティと伝統的なハワイ科理ルアウの賞味(2時間半)
⑤ヘリコプターツアーワイアレア噴火口とワイメア峡谷とハナレイ海岸を空から探訪(1時間)
⑥ハナレイ・ルマハイ海岸,ハナエ洞窟(6時間)
我々は②コースで有名なシダの洞窟を訪れる事にしました。ワイルア川の河口から観光船に乗ってシダの洞窟へ。周囲の景色と雰囲気は何となく瀞八丁に似ている感じ。船の中では,ウクレレを中心にハワイアンを歌ってくれました。桟橋より5分程歩くとヒンヤリとした洞窟へたどり着く。ここがかの有名なシダの洞窟(Fern Grotto)。ここで原住民の王が結婚式をあげた場所と言われ、それにあやかりハワイアンウェディングソングを聞かしてくれました。周囲が岩の為か歌声が洞窟内に響きわたり、その余韻は素晴らしかった。
ナウィウィリ港は軍港の為、進入禁止地域があったり、護衛艦が沖で錨を降ろしている為インディペンデンス号だけの撮影を満足に撮る事が出来ませんでした。
ハワイの代表的な4島を一度に観光したい方にはピッタリ。オアフ島、ハワイ島、マウイ島、カウアイ島の4島を1週間で効率的に観光できます。現在はNCLのプライドオブアメリカが同じコースで運航しています。
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