セレスティアル・クルーズがキューバ航路撤退へ
セレスティアル・クリスタル(Celestyal Crystal)によるハバナ発着のキューバクルーズが5年目を迎えたセレスティアル・クルーズ(Celestyal Cruises)だが、来シーズンのキューバ航路からの撤退を表明した。今後の同社の支柱はエーゲ海クルーズとなる。
昨年、キューバクルーズは各社の注目を集め、MSCクルーズのオペレーションによる通年のハバナ発着コースや、アメリカ人客のキューバへの渡航制限廃止によるアメリカのメジャーな客船の入港増加など、競合の増加も今回の撤退に影響した可能性が高い。
他社にとってハバナは、シエンフエゴス、サンチャゴ・デ・キューバと共にカリブ海航路中の寄港地という扱いであったが、セレスティアル・クルーズはハバナ発着で一週間をかけ、サンチャゴ・デ・キューバ、シエンフエゴス、ジャマイカ・モンテゴベイなどキューバ周辺の島々を周遊するクルーズを行っていた。
同社は、2020年のキューバ航路の実施可能性は示唆しながらも、「2018年のキューバクルーズのシーズンを終え、セレスティアル・クリスタルは今後、牧歌的で美しいエーゲ海クルーズにおいて大きな活躍をしてくれると期待している。より多くの旅行者が、彼らの人生においてエーゲ海クルーズを楽しむことができるよう、セレスティアル・クルーズの特色であるオールインクルーシブなどをPRしながら、ギリシャクルーズの通年航行を成功させたい」と述べた。