非日常のクルーズ旅行をもっと身近に。
クルーズマンズではじめよう
なぜ、今回のクルーズを選ばれましたか?
海外ではノーマスククルーズが再開しているものの、航空券は高止まり。
GWにしては国内でも納得できる料金で日程がピッタリなものを見つけたので選びました。
キュナード・ラインの人気エリア
実際にご乗船されていかがでしたか?評価とご感想をお聞かせください。
お食事、ダイニング
【リド】★★★☆☆
朝~夜とも全体的に種類が少なめで、趣向を凝らしているとは言えないけれども味付け的には満足のいくものでした。
毎日代り映えしないのは残念。
日本発着なので和食に力を入れてます。
サーモン、マグロの刺身があり、日によってハマチもありましたがどれも脂が乗っていて美味しかったです。(切り方はご愛敬)
白米、味噌汁、焼魚、漬物、梅干し(いずれも試さず)が常にあったので、毎日洋食を好まれない方でも食事に困ることは無かったのではないでしょうか。
スパイシーツナやスパイシーサーモンなどのアメリカンな(英国的な?)ロール寿司もありました。
見たことが無いくらい鮮やかな緑のワサビとガリと勘違いして大量に置かれている刻み紅ショウガが気になりましたが頑張ってる感として◎。
お薦めはアフタヌーンティータイム。
クイーンズルームは混み合っていて落ち着かないけれどもリドでも同じメニューが用意されていて海を眺めながら好きな飲み物で軽食を楽しめます。
深夜0時まで夜の軽食も充実していました。
ドリンクもレギュラーコーヒー、ディカフェ、紅茶類、おーいお茶のティーバッグ、ミルク、スキムミルク、ジュース類(アップル、オレンジ、パイナップル)等揃っています。
料理の内容的にはごく一般的。
他のカジュアル船でよく見かけるピザ、ハンバーガー、フレンチフライだけで過ごすような人は居なさそう。
イギリスにゆかりがあるのにカレーがないのは残念。
【リドグリル】★★★★☆
ハンバーガーやホットドックの出来立てを頂けるプールサイドグリル。
パティが香ばしく美味。
フレンチフライとグワカモレだけでもOK。
ビールを飲みながらプールサイドでダラダラ過ごしたいときに重宝しました。
シェフが一人だけなので混み合うと時間がかかります。
【メインダイニングルーム(MDR)】
■朝食★★★★☆
ヨーグルト、フルーツ、シリアル、スモークサーモン(ベーグルはホワイトブレッドのトーストに変更可)などのスターターの他、イングリッシュブレックファスト、パンケーキ(ホイップクリームは朝食時は無いとのこと)、卵料理、アボカドトーストのホットミール&サイド等種類は豊富。
メニューに記載はないものの和定食(サラダ、焼魚、ご飯、味噌汁、漬物/試さず)があり、「ベントー」と言ってお薦めしてました。
お盆に和食器で提供しているあたりが非常に好印象です。
■ランチ★★★★★
前菜、サンドイッチ系、メイン、デザートのラインナップでかなりしっかり。
味的にも満足度が高く、盛り付けも鮮やかです。
■ディナー★★★★☆
前菜(サラダ、スープ含む)、メイン、デザート、プティフルールのラインナップ。
以前のQVは味は期待したほどでもなく、メニューも気になるものが無いこともあったので期待していませんでしたが良い意味で裏切られました。
ポーション的にも多すぎず、メインの味付けは濃すぎることなく食べやすい味です。
前菜のテリーヌ、パテ類は毎回美味しく頂きましたが、サラダは当たりはずれがあり、スープはほぼ毎回外れでした。(塩辛すぎor薄ぼんやりしていて味がわからず)
【Steakhouse at the Verandah】★★★★☆
■ランチ($25事前/$30船上)
ランチはメインのメニューが極端に少なくステーキは1種類のみ。
パン(美味しすぎてお代わり)、スープ(ここのはちょっと濃いけど味は良かった)、メイン、デザートともに美味しく頂きました。
サーロインステーキは焼き加減もちょうど良く、肉質は硬すぎず味も良かったです。
デザートが見た目も味もちょっと意外な新しいタイプのアップルパイでした。
サービス、スタッフ
驚くくらい日本語での挨拶他を徹底していました。
メニュー、船内新聞、は完全日本語対応。
たまに間違っていたりするので必ず英語版を貰い、船内新聞(Daily Programme)も日本語版は抜粋なので英語版を貰ってイベントのチェックをしました。
一応船内WiFiの無料範囲で利用できるMy Voyageなるものがありますが、デイリープログラム(英語版)はメンテナンス中の割合が高く使い勝手は非常に悪かったです。
唯一良かったのはオンボードアカウントでステートメントが日々確認できたことです。
■全般 ★★★☆☆
QVのクルーがとても良かったのでCunardの全体的な印象は良かったものの、これが英語恐怖症民が多いアジア対応なのか「Welcome aboard」感は少なく、挨拶もかなり控えめなのが残念でした。
■ステイトルームアテンダント ★★★★☆
フィリピン出身男性。
初日、挨拶を交わすこともなくウェルカムスパークリングもテーブルに無かったので忘れられたかなと流していました。
翌日、リピーターサービスのスパークリングを冷蔵庫に入れておきましたというお手紙が来ていたので確認すると2本入っていました。(多分ウェルカム分も入っていたのでしょう)
タオルの追加や英語版船内新聞を貰うためにお手紙を書き、ようやく担当に会う機会に恵まれ挨拶を交わし、その後は毎日必ず1回は会話を交わしました。
仕事も丁寧で早く満足です。
■リド ★★★★★
手早く片付けをしてくれるのでシート難民になることもありませんでした。
ゲストが少なかったので混乱もなく、皆さん丁寧でした。
■MDR ★★☆☆☆(夜) ★★★★★(朝&昼)
担当してくれたウェイターは特に問題はないものの、あまりフレンドリーではありませんでした。
アシスタントとバー担当は毎日にこやかでフレンドリー。
好みも覚えてくれて快適にすごせました。
ヘッドウェイターはテーブルへの挨拶は一切なく、レストランに入った際の挨拶も横柄。
事前に登録したspecial occasionが忘れ去られてしまったため、ランチに訪れた際、ヘッドウェイターに直接抗議し最終日に絶対に忘れないでほしいと伝えるときちんと対応してくれました。
サービスは満足とは程遠かったのが残念です。
■ゲストリレーションズ ★★★★★
日本人ゲストが8割だったせいか日本人アテンダントには常に長蛇の列。
その代わり英語担当はガラガラだったので2回質問に行きましたがすぐに対応して貰うことが出来ました。
質問する側にも問題があるのだと思いますが、日本人アテンダントはいつもキレ気味に対応していてキャパオーバーなのかなとも思いました。
お部屋
海側バルコニー
部屋の作り、清潔度、過ごしやすさは文句なし。
日本仕様か、アメニティに歯ブラシがありました。
スリッパはキュナードのロゴが無くなってました。
【バスルーム】★☆☆☆☆
バスルームはとにかく酷い。
QVでシャワーブースの棚が小さいのとハンドシャワーではないことが不便に感じていたので事前に折り畳み洗面器とワイヤーラックを準備。
ただそれ以上に今回は湯量が極端に少なく、湯温も安定せずなので満足に浴びた気がしない。
シャワーカーテンタイプなのはギリギリ我慢できるとしても、長さが足りず、片側が固定されたりしていないので外ハネして非常に使いづらかった。
以前と違いペンハリガンのソープ類は小さなボトルではなくポンプ式になっていたが棚におけるサイズではないのでシャワーブースの足元に置かれていて閉口。
【セーフティボックス】★☆☆☆☆
数字入力プラス#でロック、4桁でロック解除のタイプ。
初日、試しにコード入力しロックをかけるとその後何度正しい番号を入れてもエラー。
すぐにゲストサービスに電話し、エンジニアに来て貰うように伝えても8日間来る事は無かった。
ステイトルームアテンダントに中身は空なことを伝えて下船。
今回、間違ったスーツケースが部屋に届いてました。
自分でプリントアウトしたタグではなく港で手書きしてつけたもののようで、キャビン番号は私の部屋で合っていたため運ばれた模様。
廊下にいた別のエリアのアテンダントに伝えて回収して貰いました。
部屋の中に届いているので中に入っていなかったら気付く事は無かったのでさらに見つけるまでに時間がかかったことでしょう。
船内の施設、アクティビティ
アクティビティと言えるものはダンス、体操、講演が中心。
シャッフルボードなど一部のゲームでシールを集めて景品を貰おう!みたいなものもありましたが、参加者は少なめでした。
今回、キュナード目玉のフェンシング教室は無かったような・・・
弦楽三重奏(リードバイオリン)、コミックバンド(ボーカル1名のみ)、クラシックのピアニストのレベルが低くて音楽は楽しめなかった。
特にキュナードのシンガーズの男性歌手は2人とも音程が取れておらず不快。
ショーのレベルは総じて低すぎ。
唯一楽しめるのはキュナードオーケストラ(ビッグバンド)でした。
静かに過ごす目的には良いですが、あれもこれも楽しみたい人には不向きです。
ダンス好きの人には生バンドに合わせて踊れるし、アンバサダーホストも複数名いるのでお勧めです。
船内ショップのキュナードベアは2日目には売り切れて補充もありませんでした。
商品ラインナップも豊富とは言えません。
テーマナイトがマスカレードの時はマスク(仮面)が20ドル前後で売られていました。
仮面の着用率が非常に高く、ディナーや劇場でも外さない方が多く、さすがコスプレ好き日本人だなぁと思ってしまいました。
寄港地での移動や観光についてお聞かせください。
横浜
懸念していた山下公園⇔大黒ふ頭のシャトルは混み合うことなくすぐに発車するので良かった。
港でも混乱はなくすぐにチェックイン出来た。
乗船の指定時刻が14:45だったため遅く行ったが、もっと早く行っても乗れたようなのでちょっと残念。
鹿児島
クルーズターミナル~ドルフィンポート跡地まで無料シャトルあり。
天文館で鰻を食べ、山形屋の薩摩切子を見て回りました。
仙厳園に行くつもりでしたが天気も悪く気温も低かったため、翌週もあるということで観光は終了です。
釜山
チャガルチ市場近くのStanford Inn Busanまで無料シャトルが出ていました。(ほかに免税店、釜山駅シャトルあり)
屋外市場、国際市場を徒歩で回りチャガルチ市場屋上の無料展望台まで行き観光終了。
心配していた両替は港に移動式銀行が来ていたので街に出る前にウォンを手にすることが出来ました。
福岡(博多)
博多駅近くの出来町公園まで無料シャトルが出ていました。
博多どんたく祭りの最中で祭りには特に興味がなかったため個人で唐津観光をしました。
唐津でも焼きもん祭りを開催しており(駅の観光協会で知る)普段は郊外にある窯元が市内の空き店舗に出店している静かなイベントでした。
呼子のイカを食べられるレストランでランチ、旧高取邸、唐津城、城内橋、辰野金吾記念館、曳山展示場と徒歩で回り博多まで戻りました。
博多の街は一切観光はしなかったけれども、唐津までの道中と唐津の町並みや海岸の景色がとても美しかったので大満足です。
長崎
雨模様だったけれども初長崎だったのでグラバー園へ。
天気は悪かったけれどもバラと停泊中のクイーンエリザベスの眺めは最高でした。
四海楼は開店前に並んだものの、2時間はかかると言われたので断念。
予約・手配に利用した事業者の対応や利便性はいかがでしたか?
メール対応のみ。
シャトルバスサービスの有無についての事前案内等は無いので自分で検索したほうが早くて確実。
クルーズ慣れしている人、リピーターにはお薦めです。
今回のクルーズは、どのような方にオススメですか?
静かに過ごしたい人にお薦め。
フォーマル映えするポイントが多いので写真撮影も楽しめます。
GWは日本人だらけなので普通の外国船クルーズとは大きく違います。
どこに行っても時間前に長蛇の列、レストランでは窓側に固執し窓側じゃないとクレーム。
ブッフェも一方通行に並び、空いている所に移動して取ると露骨に嫌な顔をしている人を見たり、普通のクルーズでは考えられない異常な光景に何度も遭遇しました。
常に監視されているような状態で、はみ出し者には厳しい視線や聞えよがしの文句、衣装についてもあれこれ口さがなく述べる人がいてあまり気持ちの良いものではありませんでした。
心からクルーズを楽しむというより、批判をしに来た人が多いのか?と思うほどでした。
船はバスルーム以外はお薦めですが、乗船する時期は考えたほうが賢明です。
国籍別乗客トップ7
1位:日本 1,286名
2位:アメリカ 67名
3位:カナダ 56名
4位:イギリス 37名
5位:オーストラリア 29名
6位:香港 17名
7位:シンガポール 11名
以下1桁
合計 1,557名(定員2,081名)
乗船率は75%、そのうち日本人の割合が80%。
今回も楽しく拝見しました。
GWのクルーズの他の感想を見ているとクレームが多いですねぇ。”豪華”客船への期待値が高いのでしょうか。日本発着とはいえ海外旅行という認識と最低限の英会話は必要と皆さんにお知らせしないといけないかもしれません。
旅行記を拝見していて1つ同感!と思ったのがビュッフェの列。朝食でヨーグルトとフルーツを取ろうとしたら5-6人の列がみっちり。仕方なく後ろに並んだら、誰が最初に並び始めたのかわかりませんが真逆に並んでいて、手前がフルーツ、次にヨーグルトのトッピングのドライフルーツ類、そしてヨーグルト、最後にヨーグルトを入れるお皿という順番でした(笑)
hiroさん、コメントありがとうございます。
他社船はチャーターということもあってか評価がイマイチなものも多いですね。
何年も待ってようやく再開という期待と、メディアと旅行会社の偏った情報による過度の期待の結果かなと私も思います。
言葉の問題が無ければかなり快適に過ごせるし、楽しさも倍増するので挨拶だけでも覚えたり、クルーとの交流もクルーズの楽しみ方の一つだと同時に伝えてあげて欲しいものです。
ビュッフェの列は驚きました。
あぁ、ここは日本なのだな、と。
飛鳥2では「並ばないで空いてるところからどうぞ」と勧めている方がいましたが、そういう人もいないのでどこもかしこも長蛇の列でした。
hiroさんも逆ヨーグルトになってしまったんですねー!
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