非日常のクルーズ旅行をもっと身近に。
クルーズマンズではじめよう
なぜ、今回のクルーズを選ばれましたか?
GWが10連休になれば地中海クルーズに行けると思って、日程が合うものを探しました。たまたま希望に合うものが、造船中の新しい大型船ベリッシマだったので、これは行くしかないと思って予約を取り、飛行機を手配しました。
前泊できないので、飛行機が遅れたら乗り遅れるリスクがありましたが、この行程だとジェノバの次はナポリなのでイタリア国内電車移動で追いつけると思いました。計画段階でMSCにも問い合わせをして、「飛行機の遅延の場合、連絡の上、次の寄港地で乗船可能」と言われました。
MSCクルーズの人気エリア
実際にご乗船されていかがでしたか?評価とご感想をお聞かせください。
お食事、ダイニング
ディナーは指定席でした。4つのレストランで2部または3部制、早めが17:45、18:00、18:45、19:30、遅めが21:00、21:30、21:45から割り当てでした。
同じ日に乗船の年代も近い日本人の方たちと同じテーブルだったので、話しやすくて良かったです。レストラン会場が複数あるからか、近くのテーブルに他の日本人は見かけませんでした(他の船のレビューでみたような日本人やアジアでまとめられることなく、普通にバラバラに配置されたようです)。
クルーズエッセイで前菜を複数頼めるというのを見たのですが、ベリッシマは前菜・メイン・デザートひとつづつと言われました。
GWなので日本人多そうだと期待してた通り日本語メニューがあり、それを見てオーダーしました。メニューは回収されます。
英語メニューも見ましたが、こちらも写真がなく、料理がイメージしにくかったです。
お味は普通にイタリアンな洋食で、口に合わないということはなかったです。お味は値段相応です。期待しているとがっかりするかもしれません。量もやや少なめかもしれません。パンを多めに貰うか、後でビュッフェに行けばいいと思います。
家族3人で頼んで、一つぐらい、食べられないほどではないけれど塩味がきつい料理がありました。スープがしょっぱいことが多かったです。オーダーの時に減塩も頼めるようです。
ガラディナーの日は、お肉料理の種類が多かったですが、ご馳走!というほどの料理は出ませんでした。
ですが、ビュッフェよりは、レストランの方が基本美味しくて手が込んでいました。
有料レストランは利用しませんでした。
ドレスコードは、ジェノバ-不明(ロミオとジュリエット)、ナポリ-ホワイト、メッシーナ-エレガント(正装)、バレッタ-トロピカル、航海日-エレガント・23:15フラワーパーティ、バルセロナ-ドレスコードは書かれていないがギャツビー(フォーマル)、マルセイユ-不明(スペース(宇宙))、でした。
服装は、乗客の半数以上が、自由にしている感じでした。
ビュッフェは朝食メニュー6:30から、昼食メニュー12:00から、夕食メニュー19:00からです。
入り口のチェックは無かったです。1食でレストランとビュッフェ両方行っても大丈夫でした。
紺のナプキンにナイフとフォークが包まれた物が、所々に準備されています。そこから人数分取って、テーブルに置いて場所取りをしました。
大体は同じ料理がが複数個所に準備してあるのですが、朝食時、右側のオムレツコーナー奥のジューススタンド(たぶん朝だけ)のさらに奥に、おかゆやチャーハンがありました。
コーヒー、紅茶はセルフで置いてありました。コーヒーは薄いです。紅茶はティーバッグですが、プレーンな紅茶は売り切れやすく、フレーバーティーやハーブティばかり残りがちです。お好みによっては、少しティーバッグを持参してもいいかもしれません。
ドリンクオーダーの呼び出しボタンがテーブルにありますが、押してもなかなか来ないので、バーカウンターで直接頼んで自分で持って来る方が早かったです。
観光から戻った遅めのランチの頃は混んでいて、席が空くのを少し待ちました。スタッフが片付けているところに行って待つ感じです。暖かければ、外のプールサイドのテーブルでもいいと思います。屋内プールの横のテーブルではドリンクだけで、フードをビュッフェから持ってきて食べたりは禁止でした。
レストランの朝食、ランチは、5階のディナーでも使われているレストランで、席は決まっておらず、入り口で整列して待ち構えているウェイターさんが案内してくれます。詰めて座る感じで、丸テーブルの相席もありました。終日航海日のランチで5階のレストランが満席になったときは、6階のディナーのレストランを一部ランチ用にしていました。5階に行ってみたら、案内がありました。
いつもほとんど待たずに案内され、朝食7:00-9:00、ランチ12:00-13:30の決められた時間内に行けば、席に座れないことはないと思います。
レストランの朝食は、メニューの中から食べたいものを好きなだけ選ぶ形式でした。セットになったエクスプレスメニューも1つありました。量は、その時によりますが、オーダーの品数が少ないと、一品を盛り付ける量が多い感じがしました(ベーコンなど)。スクランブルエッグは多め、オムレツは小さめです。食事パンがとても美味しかったです。パンのジャムもメニュー内で、テーブルにはバターしか無いのでオーダーしないとありません。パンとコーヒー・ジュースはスタッフが持ってテーブルを周ってくれます。
毎日同じメニューから選ぶので、終わり頃はちょっと飽きてしまいました。
6階の中央のバーで、何度か朝食後にコーヒーを飲みました。レストランのものより美味しかったです。奥のレジの所にミニドーナツやマフィンがあって、セルフサービスで無料でした。(ドリンクオーダーしない時がどうなのかはわかりません)
レストランのランチは、その日のメニューから前菜のサラダかスープ、メイン、デザートを選んでオーダーでした。
アルコールの飲み放題はアイスクリームは対象外ですが、ランチとディナーのデザートに必ずアイスクリームが入っていたので、アイスはデザートでいただきました。
飲み放題でしたが、飲み物を注文した時は、サインするときと、しない時がありました。サインしても請求が上がってることはなかったです。
ビュッフェのアルコールメニューは、レストラン・バー用と違っていて、高めのものは載っていない感じでした。
サービス、スタッフ
スタッフはだいたい笑顔で親切でした。
クルーズエッセイで見かけるタオルアートは特になかったです。
ルームサービスを一度頼んでみましたが、電話して20分と言われて、もっと遅くなるかと思っていたけれど本当に20分ぐらいで来ました。(料理は、ビュッフェのものかな?という感じでした。)
日本人スタッフは多分1人いましたが、下船説明会でしかお見かけしませんでした。
終日航海日に、その後のバルセロナ、マルセイユ、ジェノバ3港まとめて下船説明会がありました。
言語毎に、それぞれ別の時間に設定されます。今回は日本語は11時半からでした。
日本人スタッフさんが全体に説明し、その後希望者に個別対応でした。
航海日にエステなど考えている方は、下船説明会の時間を調べてみたほうがいいです。
下船前日に届いた手順や順番が書いてある紙は、英語でした。
これまでのMSC乗船記で書かれている通りなので、説明会出なくてもなんとかなるとは思います。
下船タグの切り取れる四角をクルーズカードの裏に、丸を自分の胸に貼ります。
インターネットは、寄港中は普段から海外旅行で使っているVodafoneやGlocalmeの電波が入りました。
下船した当日帰国するので早く下りられるように、事前に帰りのMSCの空港送迎を申し込んでおきました。下船順は1番最初のグループでした。下船後に自分で荷物をピックアップして、送迎のバスまで運ぶように言われました。ジェノバでは、建物を出て、道路を渡り、左に進んだ駐車場に、行先ごとのバスが並んでいました。私たちは、「船内の施設、アクティビティ」に後述するトラブルで最後になってしまいました。もう一組来ると言われて少し待ったけれど、来ていないのに出発してしまいました。時間を見たら、ミーティングポイントでの集合時間から30分経っていました。予約の紙に、30分までしか待たないようなことが書いてあったので、本当にその通りの運用の結果だったら私たちも危なかったと思いました(時間通りの運用は、多くのお客さんにとっては有益だと思います。)
お部屋
海側バルコニー
第一印象は狭いと思ったけれど、すぐに慣れました。
入れ子のサブテーブルと椅子など、いろいろ考えられていて、使いやすかったです。
電源コンセントはテーブルにC(かSE)タイプと日本・アメリカのAタイプが1つづつとUSB2つ、洗面台の鏡の上にコンセント1つ、ベッドの左右読書灯のところにUSB1つありました。
クローゼットは扉と引き出しのバランスが気になったけれど、スペース上仕方ない感じです。
ハンガーは14本ぐらいあって、バーから取り外せる普通のハンガーでした。
3人では少し足りなかったけれど、2人だったら収納は大丈夫なのでは。
空調は先に旅行された方のレビュー通り、細かく調整出来て、すぐに効きました。
ベッドは小さくてびっくりしましたが、寝心地は良かったです。
ベッドの下の空間は広く、スーツケースひとつは余裕で入ります。
ツインにしているとはみ出しますが、横向きにして2つ入れることも可能でした(ANAやスタアラのサイズのやや小さめスーツケース)。
バスルーム、バスタブはスイート以上らしく、シャワーだけでした。シャワーのお湯もちゃんと出たし、水圧も弱めだけれど髪を洗うのに問題なかったです。
シャンプー・ボディーソープが壁に備え付け、持参の石けんなど置けるメッシュの棚も横についていました。洗濯紐もありました。
洗面台の上横にこぼれ止めバーがついた棚もあり、狭いながらも機能的でした。
ドア、壁、天井にマグネットがくっつき、マグネットフックが使えて便利でした。
突っ張りポールをひっかけたり、カラビナがつけられるような場所は室内の方にはありませんでした。バスルームも天井にマグネットがついたので、洗濯ロープを取り回すより、マグネットと突っ張り棒の方がさっぱりすると思います。
バスルームの洗面ボールは浅く、三角形の角を切ったような変形型なので、ここでは肌着でも洗濯はしにくいと思います。
持参した折り畳みのたらいで、シャワーコーナーの床で洗濯しました。タオルで水分を吸わせて干したら、1日で乾きました。
シャワーコーナーはカーブした扉で密閉され、床のふちの立ち上がりもちゃんとあったので、シャワーのお湯が外に出る事なく気楽に使えました。
隣や上の階の音はシャワーやトイレ含め気にならなかったけれど、最終日は上の階がドタドタと、文句を言うか迷うぐらいうるさかったので、それほど厚い壁ではないかもしれません。隣人によるのかと思います
船内の施設、アクティビティ
想像以上に広いというか、長かったです。
乗り物酔いしやすく(TVのカメラを担いで歩いたような揺れる画面を見るだけでも酔う)船酔いが心配なくせに、船首ハイフロア希望してその通りになりました。
酔い止めを1日2回計算で持参しましたが、あまり揺れず、1日1回夜の出港時(この時が揺れます)と、終日航海日(結構高速なので揺れを感じます)の日中に飲むだけで大丈夫でした。家族は全く問題ありませんでした。
MSCアプリは便利でした。日本にいるうちに、使うかわからなくても、同行者の分も入れておいた方がいいです。船のWiFiを購入していなくても、チャットができるようです。請求書の途中経過の確認ができ、船内マップで今いる位置がわかるし、無料シアターショーの予約などもできました。今日の予定も見れます。
ただ、チェックイン手続きを日本でアプリで事前に完了までしていたのですが、まだ、やらない方がいいかもしれません(特に、カードの事前登録)。乗船券のバーコードは代理店経由ということで出ませんでした。
実際の乗船チェックインで顔写真を取り直しされ、そのことで念のため乗船日に船内の機械でカード登録しようとしたら、もう登録しているからかエラーとなりました。レセプションで確認して支払いのカードは登録されていると言われ、安心してました。ですが、カード払いになっていませんでした。
清算が必要な現金支払い扱いになっていて、下船口のクルーズカードの最終チェックで未精算エラーになってしまいました。現金払いは下船口に係の人がいましたが、精算分をカードで払うには5階に戻ってレセプション横の精算機で清算でした。緑の紙が来たら精算が必要です。
下船説明でカード払いは黄色と聞いていたので、黄色じゃなかった時点でもう一度レセプションに聞きに行くべきでした。
シルクドソレイユのショーは、あの狭い舞台で頑張っていると思いました。個人技が多くなってしまうのと、高さが使え無いのでこじんまりしてしまいますが、演者の表情がよく見えて、これはこれで良いと思いました。ドリンク席で見ました。 (シルクは、日本公演を何度か見ています)
MSC公式サイトで事前にシーマのドリンクで申し込みしました。乗船日に、日時をレセプション横のブースで予約しました。希望日はヴァレリアの日で、すんなりヴァレリアに変えてもらいました。結局船で申し込むのと手続きは変わらない感じですが、事前申し込みだとサービスチャージ込みなのでその分お得でした。1日おきにシーマとヴァレリアで週に1日休みです。時間が、ドリンク席で18:45か22:00しかなかったのが難点です(ディナーはその45分前から)。1つだけ申し込んでいたのでもう片方も予約しようかと思いましたが、ディナー指定時間とかぶるし22時は私達には遅いので断念しました。シルクのディナーショーにすると、ドリンクの外側で舞台から離れてサイドの位置になってしまいます。座席は指定席で、前日に座席指定されたチケットが部屋に届きました。場所取りを考えなくてもまとまって座れて良かったです。席の希望は出せるのかわかりません。ドリンクは、アルコール2種類とノンアルコール1つがカウンターに用意されていて、入場時に1つ受け取って席に行きました。2席に1つミニテーブルがあり、グラスを置けました。開場から開演までは、生演奏が行われていました。
プールは屋内プールが1つ、屋外プールが2つありました (さらにヨットクラブ専用があるはずです)。海水で、屋内プールは温水でした(屋外未確認)。それとは別に、船の後方19階に、子供用水遊びプールと大人もできるウォータースライダー、ヒマラヤン・ブリッジという命綱をつけて高所を歩くアスレチックのようなものがありました。無料ですが、誓約書にサインして専用のリストバンドをつけてもらう必要があります。抜港の日は混んでいて、順番待ちの長い行列ができていました。
ジムは6:00-22:00で、24時間ではなかったです。朝が混んでいたようです。
無料のシアターショーは予約が必要とのことでしたが、5分前には予約なしの人も入れます。予約していてもギリギリだと席はないです。立ち見でもよければ、予約しなくてもいいと思います。毎日違う演目でした。私が見た時は、歌と踊りのショーと、早送りのオペラのカルメンのようなショーでした。
ベリッシマは、この船にまた乗りたいと思える船でした。
寄港地での移動や観光についてお聞かせください。
ジェノヴァ
ジェノバ空港から、直接タクシーで港に向かいました。飛行機が時間変更で遅くなり昼過ぎになったので、観光しないでそのまま船にチェックインしました。
タクシーは定額25ユーロでした。3人とスーツケース3個・大型ボストンバッグ1つ、機内持ち込みキャリーバッグ1つで荷物が多かったのですが、小さめに見えたバンタイプのタクシー1台で大丈夫でした。荷物の量を運転手が見て、乗るかどうか判断してくれます。荷物が多かったので、30ユーロ払いました。
運転手にMSCクルーズと言ってマークを見せたら、慣れているようでちゃんとMSCの所に行き、ベリッシマと伝えるとベリッシマのところへつけてくれました。すぐMSCのスタッフが来て、トランクからスーツケースを出してくれ、タグを付けて運んでくれました。
ナポリ
カプリ島の青の洞窟に個人で行く予定を立てていましたが、風が強く、無理だと思ってやめて、船内で過ごしました。
何度か青の洞窟サイトで確認しましたが、ずっと赤丸でクローズしていました。
メッシーナ / タオルミーナ(シチリア島)
港の近くのトラムの駅まで歩いて、トラムで美術館に行ってきました。切符は車内で自販機で購入しました。
バレッタ
メーデーでした。
港付近では路線バスを見かけなくて、馬車が沢山客待ちしていました。
ホップオンバスは運行していました(船での販売もありました)。
バスのつもりでしたが歩いてみようと、Googlemapを見ながら街まで坂道を登りました。
街の手前の広場のバスセンターのようなところにはバスが沢山停まっていたので、本数が少なかったのかと思います。城壁の中の観光名所は有名どころが閉まっていました。レストランはたくさん営業していました。
港で船に戻る時、降りた時と同じですが、乗船口へは船首側の地下道を通りました。船を見ながら地上を奥まで進んでも乗船できないので注意してください。
バルセロナ
ネットでカタルーニャ観光の日本語ガイドさんに個人ガイドをお願いしました。
クルーズターミナルまで迎えに来てもらい、タクシー移動しました。
サグラダファミリアとグエル公園を詳しく案内してもらい、カサミラとカサバトリョを回ってもらい、満喫できました。
マルセイユ
予定の進路に台風並みの強風が予想されるとのことで、マルセイユで船を降りる人、乗る人の上下船のみで、観光での下船は無しとなりました。天気が悪くなる前に次へ行くという事で、そのまま午前中のうちに次のジェノバに出発しました。
この事について、前日バルセロナの夕方、部屋に出発を早めるという日本語の案内の紙が届いていました。船内放送でも日本語を含めて各国語で客室内にも放送されました。(日本人スタッフ乗船日でよかったです。)
抜港の代わりに、夜ジェノバに着いたら一晩ターミナルは開けておくとの事でした。(私は下船の荷造りをしていて夜は降りませんでした。)
予約・手配に利用した事業者の対応や利便性はいかがでしたか?
クレジットカードのトラベルデスクでクルーズの予約のみ頼みました。(飛行機はエアライン公式サイトから個人手配)
4-5ヶ月ぐらい前に予約番号を教えてもらい、MSC公式サイトから部屋番号を確認、オプションの予約をできました。
クルーズプラネットさんが手配してくれたようです。乗船券と一緒にネックストラップをいただきました。
今回のクルーズは、どのような方にオススメですか?
夫婦でゆったり旅行される方、有名な観光地をあちこち回りたい方、小学生の子供連れの家族でも楽しめると思います。
MARUKOさん
同じ時にベリッシマ乗船されてたのですね~~ 今頃ですが(笑) どこかでお会いしていたかもしれませんね!乗船前に知っていたら 情報交換できたかもと 少し残念です。
ROKKOさん、コメントありがとうございます。嬉しいです。
乗船が同じ時でしたね!
動きが違うみたいで、あまり日本の方はお見かけしなかったんですよね〜。
これからはもっとクルーズ旅行に行きたいと思ってるので、
またご縁がありましたらよろしくお願いします!
コメントを投稿する
コメントを書く