カリブ海のプライベートアイランド「オーシャンキー」とは?
MSCクルーズが「オーシャンキー」というプライベートアイランドを所有しているのを知っていますか?自然豊かなビーチリゾートでゆっくりと過ごしたい方にはぴったりの、特別なクルーズ旅行のヒントをご紹介!
1. プライベート・アイランドってなに?
「プライベート・アイランド」という名前を聞いたことがありますか? 旅行好きな方や、ビーチスポーツやリゾートが好きな方などにとってはおなじみのプライベート・アイランド。
その名の通り、個人や企業が独占的に所有する島のこと。
海外セレブなどがプライベート・アイランドを購入したというニュースを聞いたことがあるという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
1-1. プライベート・アイランドの治安
南の島のビーチといえば数あれど、海の美しさが素晴らしく、人気のエリアというとやはりカリブ海でしょう。
クルーズ会社はカリブ海にプライベート・アイランドを所有していることが多くありますが、その理由は一体なんでしょう?
安全のためのプライベート・アイランド
ずばり「お客様の安全のため」という理由が一番に挙げられるのではないでしょうか。
陽気で明るく、美しいビーチリゾートを楽しむため、世界中から旅行客が訪れるカリブ海ですが、旅慣れているプロでも注意して過ごさなくてはならないほど、治安が良くないエリアが多く存在するのも事実です。
カリブ海のビーチリゾートを安心して楽しみたいという方に、プライベート・アイランドがおすすめ。
プライベート・アイランドは、個人や企業が独占的に所有、管理しているので、島に出入りする人や商売をする人などをコントロール出来ます。
そのため、治安がある程度確保されるのです。
1-2. プライベート・アイランドに寄港するクルーズを選ぶとよい理由
クルーズ旅行の場合、そのクルーズ会社が所有するプライベート・アイランドに寄港するコースもありますよ。
プライベート・アイランドに寄港するクルーズを選ぶとよい理由は一体なんでしょう?
それはずばり、、、「ダイナミックに楽しめること」と「楽だから」。
「ダイナミック」に楽しめる
クルーズ会社がターゲットにしている層にもよりますが、クルーズ会社の多くは家族が楽しめるクルーズ旅行をコンセプトにしています。
そのため、プライベート・アイランドも幅広い年齢の方が楽しめるようにアクティビティなどが用意されています。
クルーズ会社によってはキッズオンリーエリアやダイナミックな滑り台を設けたり、カヤックなどのウォータースポーツに挑戦出来たりと、ダイナミックに楽しめます。
ビーチサイドで静かに過ごすだけが、ビーチリゾートではありません。
「楽」に過ごせる
クルーズ旅行でプライベート・アイランドに寄港するコースを選ぶとよい最大の理由は何と言っても「楽に過ごせるから」ではないでしょうか?
クルーズ客船は海に浮かぶホテルとも言われます。
となると、ビーチリゾートにホテルの方から近づいてくれるイメージ。
一般的には、島のドックに直接客船がつけられ、移動も楽。
船から降りてすぐに島で遊べる
島でめいっぱい遊んで、ちょっと涼しいレストランでクールダウンしたいなと思ったらいつでも客船に戻れば良いですし、お子さま連れの場合にはすぐに客室に戻れることほど心強いことはありませんよね!
ビーチリゾートで、身体も心も「楽」に過ごせるクルーズ旅行は幅広い年齢の方におすすめです。
2. MSCクルーズにもプライベート・アイランドがある?
魅力いっぱいのプライベート・アイランド。
MSCクルーズも、カリブ海にプライベートアイランドを所有しているって知っていましたか?!
2-1. MSCクルーズのプライベート・アイランド「オーシャン・キー」
名称:「オーシャン・キー MSCマリーンリザーブ」(Ocean Cay MSC Marine Reserve)
所在地:ビミニ/バハマ
面積:38ヘクタール(東京ドーム約8個分)※東京ドーム1つを約4.7ヘクタールで計算
オーシャン・キーを上空から
2-2. コンセプトは?
ゲストが自然と繋がれる、持続可能なデスティネーション
“A sustainable destination where guests can connect with nature.”
オーシャンキーはプライベートビーチというリゾートでありながら、これまでの観光地開発で大きな問題となってきた環境破壊などとは無縁です。
なぜなら、土地を開発するだけでなく、75,000トンに及ぶ金属ゴミや瓦礫を海洋から取り除き、その代わりに75,000本ものその土地由来の植物などを植樹、生育し、環境の復元や保護に力を注いできたからです。
自然と共存するからこその美しい海を楽しもう
海洋保護区としての役割
海洋生物学者やダイバー達により、サンゴを新たなエリアに移し、保護。サンゴの成長を促進し、維持しています。
3. オーシャン・キー これまでのヒストリー
3-1. 2017年1月17日 建設工事着工
オーシャン・キーではセレモニーがおこなわれ、当日はMSCグループ会長のピエール・フランセスコ・ヴァーゴ氏(Pierfrancesco Vago)、バハマ政府関係者などが出席し、建設工事の着工開始を祝いました。
セレモニーで植樹する会長
3-2. 2019年1月 島のオープン日を2019年11月と発表
建設開始時当初、島のオープンは2018年11月を予定していましたが、正式に2019年11月にオープンし、最初に寄港する客船はMSCメラビリアに決定したことを発表しました。
3-3. 島のオープン日を2019年12月5日に再び延期を発表
悪天候による工事の遅延、オペレーションの修正などにより、予定されていたオープン日を2019年12月5日に延期することを発表しました。
3-4. 2019年12月6日 島に最初のゲストを迎える
2019年12月6日、完成したプライベート・アイランド、オーシャン・キーに最初のゲストを迎え入れました。
ゲストを迎え入れるスタッフ達
下船し、嬉しそうなゲストの様子
3-5. 最新客船MSCシーショアの命名式をオーシャンキーでおこなうことを発表
2021年10月7日、最新客船MSCシーショアの命名式を2021年11月18日にオーシャンキーでおこなうことを発表しました。
当日はイタリア出身の女優、ソフィア・ローレン氏が彼女自身16隻目のゴッドマザーの役目を務める予定となっています。
MSCベリッシマのゴッドマザーを務めた際のソフィア・ローレン氏
4. オーシャンキーを攻略する!6つのビーチを目的別に
「ゲストが自然と繋がる」というコンセプトを持つオーシャンキー。
なんと島のビーチは6つ!年齢カテゴリーやグループごと、そしてやりたいことに合わせてビーチを使い分けてみましょう。
4-1. ノース&サウス・ビーチ(North and South Beach)
ノース・ビーチとサウス・ビーチでなる最大のビーチエリアで、透き通った美しい浅瀬でスイミングやウォータースポーツを楽しむことができます。
橋を渡すところにリゾートらしさを感じる
4-2. サンセット・ビーチ(Sunset Beach)
約800mに渡るビーチエリアはウォータースポーツを楽しむのにぴったりです。
カラフルなパラソルに心躍る
4-3. ライトハウス・ベイ(Lighthouse bay)
全てのゲストが楽しめる絶景を備えた灯台のあるビーチです。
灯台からの絶景が素晴らしい
4-4. パラダイス・サンズ・ビーチ(Paradise Sands Beach)
リラックスのためにぴったりなビーチ。ビーチに備えられたカバナでのマッサージやフェイシャルトリートメントは最上の贅沢体験をしたい方にぴったりです。
最高のロケーションでのスパ体験を
4-5. ビミニ・ビーチ(Bimini Beach)
穏やかで美しいバハマの海、そして景色が楽しめます。
美しいビーチでリフレッシュ出来そう
4-6. オーシャン・ハウス・ビーチ(Ocean House Beach)
MSCヨットクラブのゲスト専用のビーチ。プライベート・アメニティや、ブライベート・バーなどもお楽しみいただけます。
ヨットクラブゲストだけの特別な時間が流れる
5. まとめ
MSCクルーズのプライベートアイランド「オーシャンキー」。
リゾートでありながら、自然と共存する海洋保護区としての役割も果たす、新しい観光地の姿が見えてきます。
ゲストの目的に沿って、複数のビーチを使い分けることも出来るので、幅広い年代の方が過ごせるディスティネーションとなっています。
クルーズ旅行でカリブ海を選ぶ際には訪れたいプライベート・アイランドですね。
※ 記事内に紹介されているクルーズ船や寄港地の情報については、記事執筆者の経験や情報収集に基づいた参考情報であり、実際の内容と異なる場合や、内容が変更されている場合があります。
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