カーニバル・コーポレーション、中国におけるクルーズ産業の成長加速に向け、フィンカンティエリ社との造船合弁事業を模索
- カーニバル・コーポレーションは、フィンカンティエリ社との間で、中国におけるクルーズ産業の成長を目的とした造船合弁事業の可能性を探る覚書に調印しました。
- この合弁事業には、カーニバル・コーポレーション、フィンカンティエリ、中国国家造船公司(CSSC)が参加し、中国で初めて世界クラスのクルーズ船が建造される可能性があります。
- 中国交通運輸省は、2020年までに中国が米国に次ぐ世界第2位のクルーズ市場となり、クルーズ旅客数が450万人に達すると予測しています。
世界最大のクルーズ会社であるカーニバル・コーポレーションは、世界最大のクルーズ船建造会社であるフィンカンティエリ社と、中国におけるクルーズ産業の発展・成長を加速させることを目的とした造船合弁事業の可能性を探る覚書に調印したことを発表しました。本覚書は、10月にカーニバル・コーポレーションと中国最大の造船所である中国国家船務総公司(CSSC)の間で締結された覚書に続くものです。両覚書は、カーニバル・コーポレーション、フィンカンティエリ、CSSCの3社による造船合弁会社の設立の可能性を示しており、3カ国共同で中国初のワールドクラスのクルーズ船を建造することになります。
中国交通部(MOT)は、経済成長と中国人消費者の消費力向上を背景に、今後数年で中国が米国に次ぐ世界第2位のクルーズ市場になる可能性があると予測しています。中国は2020年までに450万人のクルーズ旅客を獲得すると予想されており、最終的には世界最大のクルーズ市場となる可能性があります。カーニバル社、フィンカンティエリ社、CSSC社のようなパートナーシップは、MOTの成長促進を目的としたクルーズ政策と中国における観光全体の盛り上がりをサポートすることを目的としています。カーニバル・コーポレーションは、需要の増加に対応するため、2015年に中国でのキャパシティ拡大を計画しており、コスタクルーズが4月に中国でコスタ・セリーナを追加することにより、カーニバル・コーポレーションは、中国に4隻の船を母港とする初のグローバルクルーズ企業となります。
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