カーニバル・コーポレーション、アリペイと提携し、アジアのクルーズ船でモバイル決済サービスを提供開始

世界最大のレジャー旅行会社であるカーニバル・コーポレーションは、中国の複数の客船を含むアジアのクルーズ船で、アリペイによる決済サービスを提供する契約を締結しました。この提携により、カーニバル・コーポレーションがアジアで展開するブランドに乗船する中国人ゲストは、中国で最も人気のあるモバイル決済・ライフスタイルプラットフォームであるアリペイを利用して、船内の商品やサービスの支払いができるようになります。アリババの関連会社であるアント・フィナンシャル・サービス・グループが運営するアリペイは、4億5千万人以上のユーザーを抱えています。この決済プラットフォームは、まず2017年から中国のCosta Serenaで利用できるようになり、その後、Costa Asiaの船隊のより多くの船に拡大する可能性があります。

カーニバル・コーポレーションは、中国における主要なクルーズオペレーターであり、CostaとPrincessのブランドで6隻の船を市場に展開しています。アリペイを船内販売の決済手段として提供することは、同社にとって、クルーズに参加されるお客様にワンランク上の体験を提供する大きなチャンスとなります。CostaグループおよびCarnival AsiaのグループCEOであるMichael Thammは、「Alipayは、すでに何億人もの中国の消費者に利用されている主要な決済サービスであり、中国における当社にとって自然な流れであると考えています」と述べています。