カーニバル・クルーズ・ライン、マイアミに最大規模のフリート・オペレーション・センターを開設

カーニバル・クルーズ・ラインは、マイアミに新設したフリート・オペレーション・センター（FOC）を公開しました。この施設は、クルーズ業界で最大かつ最も技術的に進んだ35,000平方フィートの巨大なものです。このFOCは、南フロリダでは初の試みであり、26隻のクルーズ船を24時間体制で監視し、サポートすることを目的としたもので、同社にとって大きな節目となります。

この施設には、最先端の追跡・データ分析プラットフォームが装備されており、カーニバル社の船舶と、船隊運営をサポートするショアサイドの専門チームとの間でリアルタイムに情報を共有することが可能です。FOCの最大の特徴は、カーニバル社の全船舶の状況を表示する57面の高精細LEDスクリーンからなる全長74フィートのビデオウォールであり、天候、旅程、安全、エンジン性能、環境変化などを常にアップデートすることができます。また、港の状況、ロジスティクス、ゲストのオペレーションなど、重要な機能を監視するプラットフォームでもあります。

FOCの業務を統合・効率化するために、カーニバル社は独自のソフトウェアアプリケーション "Neptune" と "Argos" を含むカスタムツールを構築・導入しました。Argosは、ルールベースの意思決定、予測アラート、キューイングを1つのビジュアルダッシュボードに重ねた常時稼動型のナレッジマネジメントツールです。Neptuneは、船舶ごとに異なる数十の航行安全パラメータを取得し、分析することで、安全性、効率、船団全体のパフォーマンスを最適化します。

マイアミにあるFOCは、ワシントン州シアトルとドイツ・ハンブルグにあるFOCを補完する、カーニバル・コーポレーションのグローバルネットワークで3番目かつ最大のものです。