カーニバル・クルーズ・ライン、ロングビーチのターミナルを大型船向けに拡張へ

カーニバルクルーズラインは、将来の大型船への対応とターミナル運営の強化を目的として、ロングビーチクルーズターミナル施設を拡張する契約を、家主のアーバンコモンズおよびカリフォルニア州ロングビーチ市と締結しました。この拡張により、カーニバル社の現在のターミナル施設は、約66,000平方フィートから約142,000平方フィートへと約3倍に拡大されます。

カーニバル社は、2003年からロングビーチクルーズターミナルを運営しており、以前はハワード・ヒューズのアトラクション「スプルースグース」が展示されていたジオデシックドームの一部エリアを使用しています。今回の契約により、カーニバル社はジオデシック・ドームへの全面的なアクセスが可能となり、船の大型化、双方向運航に必要なスペースの追加、乗船客が下船完了前にターミナルにアクセスできるようになります。工事は2017年後半に完了する予定であり、工事期間中、クルーズゲストのためにスムーズなオペレーションフローと高い顧客サービス基準を確保するための措置が取られます。

また、この計画では、大型船に対応するためにポートサイドのコールドアイロン能力を拡張し、クルーズ船が地域の電気グリッドに接続し、停泊中の排気ガスを削減できるようにします。さらに、カーニバル社はアーバン・コモンズ社と共同で、ドームと隣接するクイーン・メリーのアトラクション周辺を整備するとともに、将来の成長に対応した駐車場容量の拡張方法を模索しています。カーニバルは現在、ロングビーチのターミナルから3隻の船を運航しています。カーニバル・インスピレーションとカーニバル・イマジネーションは、3日間と4日間のバハクルーズを通年運航し、カーニバル・ミラクルは、メキシコ・リビエラの7日間航海とハワイとアラスカの14日間と15日間クルーズを運航しています。