カーニバルがファゾムを廃止、アドニアをP&Oクルーズに返却
カーニバル・コーポレーション(Carnival Corporation)は傘下のクルーズラインの1つであるファゾム(Fathom)を2017年夏に廃止し、ファゾムの唯一の客船であるアドニア(Adonia)を同じく傘下のP&Oクルーズ(P&O Cruises)に返却する。
ファゾムはアメリカとキューバの国交回復により、アメリカとキューバの両政府から唯一許可を取り付けたカーニバル・コーポレーションが今年5月に立ち上げた新ライン。
P&Oクルーズから客船アドニアを譲り受け、キューバとドミニカ共和国でソーシャルインパクトアクティビティ(社会的に影響のある活動)を含むユニークなクルーズをおこなっていた。
カーニバル・コーポレーションはファゾムで始めたソーシャルインパクトアクティビティを既にP&Oクルーズを含む複数の傘下のクルーズラインにも拡大しており、ファゾム廃止後も傘下のクルーズラインで同様の体験を提供する。
またカーニバル・コーポレーションはファゾム廃止後もキューバへのクルーズを続けたい構えで、他の傘下のクルーズラインによるキューバへのクルーズ許可をキューバ政府に申請している。
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