カーニバルのアイーダクルーズ、船内蓄電池システムでコーヴァス・エナジーと提携
- カーニバル・コーポレーションのAIDAクルーズがコーヴァス・エナジーと提携
- 2020年からAIDA社製船隊にリチウムイオン蓄電池を搭載
- 目標は、エミッションフリーの船舶運航と船内エネルギー需要の充足
- カーニバルのコスタクルーズにも提携を拡大予定
- AIDA Cruisesはすでに液化天然ガス(LNG)を使用しており、よりクリーンな排出を実現しています。
世界最大のレジャー旅行会社であるカーニバル・コーポレーションは、ドイツの人気ブランドAIDAクルーズが、世界有数の船舶用バッテリーサプライヤーであるCorvus Energyと契約を締結したことを発表しました。この提携は、2020年のAIDAクルーズ1号船の電化を皮切りに、AIDAクルーズ船隊にリチウムイオン蓄電池システムを導入することを目的としています。このパートナーシップの目的は、大型客船に搭載された蓄電池から得られる電気エネルギーを初めて実用化し、エミッションフリーの船舶運航と船内エネルギー需要の充足を図ることにあります。
電化のパイロットプログラムでは、このシステムと、長期間にわたって排出ガスを出さない運航が可能かどうかをテストする予定です。その後、カーニバル・コーポレーションの人気イタリアンブランドであるコスタクルーズにも電化の取り組みが拡大される予定です。カーニバル・コーポレーションの「グリーン・クルージング」戦略には、よりクリーンな排出ガスを持つ液化天然ガス(LNG)の使用も含まれています。2018年12月、アイーダ・クルーズは、港でも海上でもLNGで動かせる世界初のクルーズ船を導入し、さらに10隻の「グリーン」なクルーズ船を発注しています。
また、カーニバル・コーポレーションが保有する100隻以上の船のうち77隻に設置されている「Advanced Air Quality Systems」(スクラバー)を活用しています。このシステムは、硫黄酸化物のほとんどを除去し、粒子状物質の75%を除去し、窒素酸化物の排出を減少させます。アイダクルーズの最新船「AIDAnova」は、環境に配慮した船型が評価され、ブルーエンジェル認証を取得しました。また、再生可能な資源から液化ガスを製造するCO2フリー化も検討しています。
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