カーニバル社の「アイダノバ」、地中海で初めてLNGを供給する客船に

世界最大のレジャー・トラベル・カンパニーであるカーニバル・コーポレーションは、同社のクルーズ船「AIDAnova」が、地中海で初めて液化天然ガス（LNG）を供給する船となったことを発表しました。世界で最もクリーンな燃焼をする化石燃料を搭載したアイーダクルーズの新造船は、ヨーロッパ最大のクルーズ港であるバルセロナに到着し、初めてLNGを給油したのです。AIDAnovaは、パルマ・デ・マヨルカと並ぶ、同船の7日間の地中海クルーズの第2の発着地となるスペインの港で、定期的にLNGを供給することになります。

2008年12月に就航した本船は、港湾内と海上で低公害のLNGを使用して運航する初めてのクルーズ船です。これにより、粒子状物質、硫黄酸化物、窒素酸化物、二酸化炭素の排出を大幅に削減することができます。AIDAnovaは、10年以上前に始まったカーニバル・コーポレーションのLNG推進技術への継続的な投資の一環です。現在、LNGの採用で業界をリードする同社は、2019年から2025年の間に納期を迎える次世代「グリーン」クルーズ船を計10隻発注しています。

AIDAnova」は、料理が楽しめるストリートフードマイル「タイムマシーン・レストラン」、フローティングTVスタジオ、360度のテアトリウム、3つのウォータースライダーとクライミングガーデンを備えたアドベンチャーデッキ「フォーエレメンツ」、船内でリラックスできる「ビーチクラブ」など、新しい料理やエンターテインメントを提供しています。また、3,500平方メートルのウェルネスエリア、屋外フィットネススタジオ、2つのデッキを備えたペントハウススイート、17のレストラン、23のバーも備えています。AIDAnovaは、2019年11月まで地中海の人気都市を巡る7日間クルーズを運航します。