セレブリティクルーズ、バルチラおよびChantiers de L'Atlantique社とのパートナーシップにより、Edgeシリーズに燃料フレキシブルエンジンを導入

2023.03.28

セレブリティクルーズ、新燃料フレキシブルエンジンを搭載したエッジシリーズ5隻目を導入へ。
このエンジンはメタノールを使用し、バルチラ社とChantiers de L'Atlantique社との提携により開発されたものです。
燃料フレキシビリティにより、硫黄酸化物、窒素酸化物、粒子状物質の排出を大幅に削減することができます。
このプロジェクトは、ロイヤル・カリビアン・グループの2050年までのネット・ゼロ・エミッションの目標をサポートします。

セレブリティ・クルーズは、親会社のロイヤル・カリビアン・グループ、技術グループのバルチラ、造船所のChantiers de L'Atlantique (CdA)と共同で、新しい燃料フレキシブルエンジンを搭載した画期的なエッジシリーズの5隻目を導入することにしました。メタノールを含む3種類の燃料を使用できるこの画期的なエンジンは、クルーズ業界における代替燃料の採用を進め、最終的に排出量を削減することに貢献します。この革新的なエンジンは、カーボンフリーのクルーズを可能にするだけでなく、硫黄酸化物（SOx）、窒素酸化物（NOx）、粒子状物質などの局所的な排出を大幅に削減することができます。

バルチラはこのプロジェクトの一環として、8気筒バルチラ46Fエンジンを2台納入し、他の燃料源に加えてメタノールでも運転できるように改造する予定です。プロジェクトの全容は、8気筒バルチラ46Fエンジン2基、12気筒バルチラ46Fエンジン2基、バルチラ32エンジン1基の開発を含んでいます。バルチラは試運転に先立ち、46Fエンジンの改造をヤードで行う予定です。この取り組みは、ロイヤル・カリビアン・グループが2050年までに純排出量ゼロを達成するというビジョン「Destinations Net Zero」に沿ったものです。