コスタグループ、アイダクルーズ社製船舶でバイオ燃料を試験的に導入し、脱炭素化に取り組む
- カーニバル・コーポレーション傘下のコスタ・グループ、アイダ・クルーズの船でバイオ燃料のテストを開始
- AIDAprimaは、100%持続可能な原材料から作られた海洋バイオ燃料を使用する初の大型クルーズ船となります。
- コスタグループの脱炭素戦略の一環で、二酸化炭素排出量の削減を目指す
- バイオ燃料の使用に成功したことで、既存船での段階的な脱炭素化の可能性を示すことを目指す。
- コスタグループは、燃料消費量の削減とエネルギー効率の向上に向けた努力を続けています。
欧州の大手クルーズオペレーターで、世界最大のクルーズ会社カーニバル・コーポレーション傘下のコスタ・グループは、継続的な持続可能性への取り組みの一環として、AIDAクルーズの船でバイオ燃料のテストを開始すると発表しました。オランダのバイオ燃料のパイオニアであるGoodFuels社と提携したAIDAprimaは、ロッテルダムに寄港中の7月21日に、廃食油などの100%持続可能な原材料から作られた海洋バイオ燃料と海洋ガスオイルをブレンドしたバンカーを備えた最初の大規模クルーズ船となりました。
この取り組みは、コスタグループの脱炭素戦略における重要なマイルストーンとなるもので、既存の船隊の効率化を目指した技術やプロセスのテストも含まれています。今回のバイオ燃料の使用は、燃料が市場価格で広く入手できるようになれば、すでに就航している船舶でも段階的な脱炭素化が可能であることを証明することを目的としています。
バイオ燃料の使用に加え、コスタグループは、クルーズ船に初めて燃料電池を搭載し(AIDAnova)、AIDAprimaにクルーズ業界最大のバッテリーストレージシステムを委託しています。また、インフラが整っている港では、陸上電源の拡充にも力を入れています。コスタグループはこれまでにも、ロストック大学との提携により、船舶用ディーゼルエンジンで再生バイオ燃料のテストを行っています。
カーニバル・コーポレーションは、エネルギー効率への投資、燃料消費の削減、船隊の最適化戦略、より効率的な旅程の設計など、持続可能性への取り組みを続けています。同社は、長期的な持続可能性計画とビジョンの一環として、2030年までに炭素排出強度を2019年の基準値から20%削減し、2050年までに純カーボンニュートラルな船舶運航を実現することを約束しています。
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