ハパックロイドが新エクスペディション客船のコンセプトを発表
ハパックロイド・クルーズ( Hapag-Lloyd Cruises) は2019年に就航する2隻の客船(乗客定員230名)について、ハイエンド・ラグジュアリー、グリーンテクノロジー、エクスペディションが複合された客船であることを明らかにした。
アウトサイドスペースが充実しており、乗客たちが寄港地での景観を船首で楽しめるのも特徴である。
ドイツを拠点に展開するハパックロイド・クルーズは、2隻のうち、2019年10月就航のハンセアテック・インスピレーション(Hanseatic Inspiration)を英語を中心として多言語でインターナショナルな乗客をターゲットとし、2019年春就航のハンセアテック・ネイチャー(Hanseatic Nature)をドイツ語圏の乗客をターゲットとして、近年人気が高まっている極地クルーズやエクスペディション・クルーズを全世界のクルーズ旅行者に提供する。
ハパックロイド・クルーズ CEOのKarl Pojer氏はニューヨークにプレスを集め、「トップになるためには顧客へ質を提供することが重要」と意気込みを語った。
ハンセアテック・インスピレーションはメインレストラン、室内・室外席を有するビストロ、そしてペルー料理と日本食のフュージョン料理を出すスペシャリティーレストランの3つのレストランを設置。全て予約は不要でビーガン・ベジタリアンオプションにも対応する。
中心となるスポットは「HanseAtrium」で、専門家による毎日のプレゼンテーションやショーエクスカーションが行われる他、アイスバーとしても全乗客230名が利用可能である。
全航行に、生物学者、氷河学者、歴史学者、地質学者で構成される最小16名のエクスペディションチームメンバーが同乗する他、寄港地やデスティネーションについての知識についてゲストが学ぶ場として、約60㎡のオーシャンアカデミーという部屋を設ける。
Natureが船の最大のテーマとなっており、色彩の配合も自然を参考とし、汚水システム等が自然環境に配慮されている。アイスクラスで最高クラスの客船として北極圏と南極へ安全な航海が出来るとし、「我々のプロジェクトはNatureに触発された」とCEOのKarl Pojerは語る。
ジュニアスイート14室、グランドスイートが4室の他にキャビンタイプは全6種類、全てが海側キャビンであり、全乗客が素晴らしい景観を見逃すことのない作りとなっている。
当客船はウシュアイア発16日間、18日間、20日間の南極クルーズ、ベレン発イキトス行27日間のアマゾンクルーズ、シカゴ発トロント行14日間クルーズを行う予定だ。
両船とも乗客定員230名(南極、スピッツベルゲン周遊は199名)、テンダーボート2隻、ゾディアックボート17隻、120キャビン、175名の乗組員となっている。スパ、ジム、開閉式屋根のプール、開閉式グラスバルコニーなどの設備があり、これらエクスカーションは全てクルーズ料金に含まれている。
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