クルーズ船「MSCシースケープ」がニューヨークへ到着、米国市場への取り組みと環境への配慮をアピール

MSCクルーズの新しい米国向けフラッグシップ、MSCシースケープがニューヨークに到着しました。自由の女神を過ぎて航行し、マンハッタン・クルーズ・ターミナルのピア88に停泊するMSCシースケープは、定員5,877名、17万総トンを超える、同市に停泊するクルーズ船の中でも最大級の客船です。この環境先進船は、ハイブリッド排気ガス浄化システムや選択触媒還元システムなど、最新世代の環境技術を搭載し、排出ガスを大幅に削減しています。

本船のニューヨーク到着は、イタリアからの17日間の船旅の最後を飾るもので、水曜日の夜には命名式が行われ、MSCクルーズの米国市場に対するコミットメントの高まりを祝います。MSCクルーズは、スイスのジュネーブに本社を置くMSCグループのクルーズ部門に属し、まもなくブルックリン・クルーズ・ターミナルからの運航を開始し、地元雇用を創出するとともに、フロリダ、バハマ、カリブ海、バミューダ、カナダ、ニューイングランドを網羅する年間を通じた旅程を提供する予定です。

MSCシースケープはニューヨークを出港後、マイアミに向かい、初シーズンは東カリブ海と西カリブ海の旅程を提供する予定です。MSCクルーズは、世界第3位の規模を誇る急成長中のクルーズブランドで、2050年までにネットカーボンニュートラルな運航を実現するという長期目標を掲げており、新造船はこの目標に向けた一歩となります。