オーシャニア・クルーズの新造船「ビスタ」、U.S.P.H.検査で最高得点を獲得

料理とデスティネーションに特化したクルーズ会社、オーシャニア・クルーズ（Oceania Cruises）はこのほど、最新客船ビスタ（Vista）が米国公衆衛生局（U.S.P.H.）の抜き打ち検査で100点満点を獲得したと発表しました。この検査は2023年9月20日、ビスタが米国とカナダの初クルーズでマサチューセッツ州ボストンに停泊している間に、米国疾病管理予防センターによって実施されました。

100点満点は、U.S.P.H.の包括的な船舶衛生プログラムに記載されている44項目すべてにおいて、クルーズ船が完璧な評価を受けた場合にのみ与えられます。この抜き打ち検査は年に2回行われ、米国の港を旅程に含むクルーズ船には義務付けられています。この検査では、適切な食品の取り扱い、調理、保管手順の遵守、ギャレー（船内の厨房）の全体的な清潔さ、船内のスパやプールで使用される飲料水の衛生基準など、さまざまな要素が評価対象となります。

ビスタは1,200人乗りのオール・ベランダ船で、今秋、カナダとニューイングランドを横断する就航航海で米国デビューを飾り、その後、マイアミを母港としてメキシコ、バミューダ、カリブ海を横断する冬の航海に向かいます。オーシャニア・クルーズのフランク・A・デル・リオ社長やルカ・マンツィ船長をはじめとする主要幹部からのコメントは、船内の高い清潔度と安全基準を維持するためのクルーの真摯な取り組みを肯定するものでした。