プリンセス・クルーズ、遭難したボート「フィフティ・セント」を無視しなかったことを確認する映像が公開される
- プリンセス・クルーズ、漂流したボート「フィフティ・セント号」が乗客が発見したボートではないことを証明する映像を公開。
- クルーズ船と船長は、漂流したボートに乗っていた男性を救助せず、うち2人が死亡したことで広く批判を浴びた。
- 6件の訴訟の原告は、乗客がボートが遭難したかもしれないと報告したにもかかわらず、スター・プリンセス号は助けなかったと主張しています。
- 写真解析と漂流物解析はいずれも、プリンセス・クルーズの船がフィフティ・セント号の周辺にいなかったという主張を裏付けています。
- プリンセス・クルーズは、訴訟の棄却を要求し、訴訟費用の回収を免除することを申し出ています。
プリンセス・クルーズは、太平洋で約1ヶ月間漂流していた小型ボート「フィフティ・セント号」が海上で救助された際の映像を新たに発見し、公開しました。この映像は、フィフティ・セント号が、数週間前にプリンセスの乗客3名が発見し撮影した小型ボートではないことを決定的にするものです。昨年4月に報道されたこの事件は、プリンセスと船長が、乗船していた男性を救助せず、そのうちの2人がその後死亡したことについて批判を受け、広く報道されました。
プリンセス社は、生存者と漂流した船の漁師の親族から6回にわたって訴訟を起こされています。訴訟では、クルーズ船スター・プリンセスがフィフティ・セント号の数マイル以内を通過したが、クルーズ船の乗客3人が漁師を発見し、遭難しているかもしれない船を見たと報告したにもかかわらず、救助しなかったと主張。同船のブリッジスタッフは遭難の兆候を見なかったため、停船も船長への通知も行わなかった。写真解析と漂流物解析の両方が、プリンセス・クルーズの船がフィフティ・セント号と交差していなかったという主張を裏付けています。
プリンセス・クルーズ社によると、船長のエドワード・ペリンは、自分の船が遭難船を無視したのではないかという疑惑に打ちのめされていた。皮肉なことに、ペリン船長は、ブリティッシュコロンビア州沖で荒天にあえいでいた船から2人の船員をヘリコプターで救出するために船を迂回させ、カナダ当局から賞賛された。
プリンセス・クルーズは、フィフティ・セントの試練の犠牲者に同情するとして、訴訟の即時却下を要求し、訴訟費用の回収を求める権利を放棄することを申し出ています。
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