バイキングの中国籍船「CM-Yidun」、中国商船社との共同事業で処女航海を開始

バイキングは、中国商船との共同事業である中国籍船「CM-Yidun」の処女航海を発表しました。同船は深圳蛇口港を出港し、海南省の三亜までクルーズした後、深圳に戻る8日間の旅程で、中国沿岸文化クルーズの計画シリーズの第一弾となります。この新商品は、バイキングの特徴である北欧スタイルのインテリアや体験と、中国市場にアピールするローカルな要素を融合させたものです。

バイキングの会長であるトースタイン・ハーゲンは、クルーズが中国で活況を呈する産業であると確信しており、中国の消費者のクルーズ旅行に対する需要が高まり、より洗練されたものになることを期待しています。過去5年間、バイキングは、文化に焦点を当てたプレミアム品質のクルーズを提供し、ゲストがくつろげるような心のこもったサービスを提供することで中国での評判を高めてきました。パンデミックが収束し、中国国内旅行が回復している今こそ、近隣諸国へのメガライナーによるクルーズが中心であった市場に、「小型船」による国内クルーズ体験を提供する絶好の機会です。

船内には、充実したライブラリー、充実したレクチャー、スカンジナビアの伝統的なバスリチュアルを取り入れたスパ、オリジナルダイニングなど、バイキングの特徴である体験が引き続き用意されています。しかし、中国の伝統工芸品を扱うオリエンタルショップのリニューアルや、ライブミュージックに中国の楽器であるグーチンを取り入れたり、中国商務集団の歴史にインスパイアされたシグネチャーカクテルを導入するなど、いくつかの点は現地化されています。さらに、CM-Yidunは、ゲストとクルーの安全を確保するため、包括的なCOVID-19プロトコルを導入しました。