乗船したとたん、この船はオンボロ船と直感した。船籍を調べると、1969年にコンテナ船として建造され、1990年にコスタが買い取り、客船に改造したと言う。私が乗船した2年後の2012年2月に発電機が火災を起こし、航行不能に。その後、解体されたと言う。
食堂に降りる階段は常時、雨漏りがしていた。マニラに入港する手前で、室内で使う水が茶色に変わり始めた。以降は下船の機会がある都度に、水入りのペットボトル(しかも大)を買い、航海中の飲み水に充てる様にした。この様な体験は先に後にもありません。
船をだまし、だまし、動かす保守担当のクルーはご苦労された事でしょう。そこがイタリア船のいい所かも知れません。
ただし、しゃれた絵画を数多く展示されていた点は流石と思いました。
お1人で
内側キャビン