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クルーズマンズではじめよう
クルーズ航程
- 2017/07/01 — ブルックリン・クルーズ・ターミナル
- 07/03 — ハリファックス(ノバスコシア州)
- 07/04 — ボストン(マサチューセッツ州)
- 07/06 — ブルックリン・クルーズ・ターミナル
CERTIFIED mr. jun's 5th time voyage
2017-07-01 カップル・ご夫婦で 海側キャビン 1
前年のバルト海クルーズの余韻から海外クルーズ病に罹って「来年も行こう」という私に対して、妻は「ニューヨークに行ってブロードウェイミュージカルを見たい」と主張します。
話合い?の末、決めたのが、ニューヨークに前後泊して街を楽しみ、クルーズにも乗船するという妥協案で、それに合うクルーズを探して見つけたのが、短期間なのにカナダのハリファックスとアメリカの古都ボストンにも寄港するこのクルーズでした。
決め手は、キュナード・ラインには3年連続で乗っていて未知の土地でもある程度乗船手続き等の様子が想像できるし、クイーン・メリー2号に乗れば、日本人では数少ないであろうキュナード3姉妹船制覇?もできるという少々不純な理由。
さらにクルーズの予約は、バルト海クルーズでお会いした大阪のご夫妻から「割安ですよ」と教えていただいたアメリカのインターネット・サイトを使ってみる事にしました。
その結果、日本の旅行代理店を通すより割安にはなったものの、3月末になって突然至急電話を寄越せとのメールが入ってビックリ。
メールの文章なら何とかなっても私どもの拙い語学力では電話は絶対に無理と思い、タイミング良く海外勤務から帰国していた甥に頭を下げて電話してもらいましたが、どうもアメリカの税法が変わって諸費用の金額がアップするが了解するかということだったようです。
結局、アメリカのインターネットサイトは安いけどイレギュラー時に対応できる語学力がともなっての事と悟りました。
また、キュナードのワールドクラブナンバー登録も最後まで分からず、船の日本人スタッフに訂正をお願いしました。
指定されたディナーの席は2回制のブリタニアレストランのデッキ3のStairwayという1段高い通路の脇のようなところの二人席でした。
最初は少々ムッとしたものの、段差があるためか乗客はほとんど通らないうえ、他のお客さんのテーブルが眺められる意外に面白い席でした。
食事はキュナード・ラインの標準スタイルなのか前菜、サラダ、主菜、デザートの品をメニューから選ぶ形式で、初日に日本語メニューを頼むと翌日からは頼まなくても日本語メニューが出てきました。
大きい船で乗船客が多いため食事の内容が落ちるのではないかと危惧していましたが、そんな心配は不要でレベルも高く、私どもは満足でした。
また、ブッフェスタイルのレストランはデッキ7に有るキングス・コートというところでしたが、大きな船の割に若干手狭という感じはしたもののテーブル数も品数も多く、満足できるレベルでした。
なお、ソムリエが若い女性だったのには少々驚きましたが、キビキビとした動きに一生懸命さが出ていて好感がもてました。
船が大きくスタッフが多いうえ、ニューヨークを基地にクルーズしているせいか、スチュワードの対応が大雑把でキュナードにしては今一つレベルが高くないなという印象でしたが、不快感を感じることはありませんでした。
乗船していた日本人の女性スタッフは外国船に乗っているとは思えない日本的な方で、私どもがワールドクラブレベルを初回乗船からゴールドレベルに変更して欲しいと要求した際にも丁寧に対応して訂正くれました。
海側キャビン
デッキ11前方のバルコニー付きで、バルコニー側に机と二人用のソファーがある部屋でした。
部屋の印象は落ち着いた色調の壁に絵画が掛けてあり、広くはないですが二人だけなので狭くもなくでした。
服等の収納スペースは十分で今回のように短いクルーズでは使わないスペースの方が多かったです。
また、湯沸かしポットも付いており、バスルームのシャワーはハンドタイプになっていて使い易く助かりました。
船内が広く、短いクルーズだったのでどこに何が有るのかを確認するのとロイヤル・コート・シアターのショーを見るのが精一杯でした。
ロイヤル・コート・シアターのショーはステージが広い事もあって船に居ることを忘れる素晴らしさでした。
また、日本人スタッフの方の案内で厨房を無料見学しました、広い上に清潔で感心しました。
元々、ニューヨークを見物する予定だったので船が出るブルックリン地区のホテルに2泊して地下鉄を使ってマンハッタン地区に行きました。
以前は少々治安に問題があると言われたブルックリン地区だったようですが、賑やかで明るく、ブロードウェイミュージカルを見終わって遅い時間に地下鉄でホテルに戻りましたが、危険を感じる事はありませんでした。
ただ、昼に着いてジョン・F・ケネディ空港から乗った地下鉄は突然車内で踊り出す少年がいたり、浮浪者風の人が乗って来て金を要求されたりで少々緊張させられる場面もあり、夜間の利用は絶対に止めた方が良いと思いました。
なお、ブルックリン・クルーズ・ターミナルはブルックリン地区でも南側の離れた場所にあり、私たちは往復ともタクシーを使いました。
前日の終日航海日は船が霧笛信号を鳴らし続ける濃霧だった上、ハリファックス湾に入っても霧が晴れずどうなるか心配でしたが、たった一人でバグパイプを奏でる人が立つ岸壁に着岸する頃には晴れて来てホッとしました。
船を降りて、静かできれいな街を歩いて、丘の上にあるイギリスが造ったという要塞を見に行きましたが、建国150年記念の年ということもあってか要塞の中はタータンチェックのスカートを履いた人々が門衛にいたり、軍事演習のセレモニーをしていたりで、スコットランドに来たような雰囲気、カナダとイギリスの結びつきの強さを感じました。
また、港の海洋博物館の周囲には第2次世界大戦のコルベット艦や古そうな船が繋留されており、船好きだったら何時間でも居たくなるところでした。
ボストン湾に入って、ボストンの街を見ながら港まで進む航路は百聞は一見にしかずで、展望デッキから離れられない体験でした。
エクスカーションは昼に入港したため午後1時からの市内の要所を歩いて回るツアーを選択しました。
港からバスに乗って旧・州議会議事堂前まで行き、そこから歩いてボストンの旧跡を見て歩きました。
独立戦争の英雄が数多く眠るというグラナリー墓地では、当日が独立記念日だったせいか墓石の脇に星条旗の小旗が何本も立てられていました。
また旧市街地区には古い建物が多数残されていてここが古都であることを感じさせる反面、その周囲には巨大な高層ビルが建ち並び、やっぱりアメリカだと思わせる街でした。
このクルーズを選んで理由に書いたように以前のクルーズでお会いしたご夫妻から「割安ですよ」と教えていただいたアメリカのインターネット・サイトです。
実際にサイトを開けると各社のクルーズがずらっと並んでいます。
予約方法もある程度の英語力とパソコン慣れしていれば意外に簡単、指定された順番通りに入力していけば予約が完了します。
提示されている料金も日本の旅行代理店で頼むのより1~2割安になっていて、支払いも欧米系にクレジットカードなら大丈夫です。
また、営業スタイルが空き部屋を販売する形のようなので、結果的に予約時点で部屋が確定できるのには驚きました。
ただ、当然のことながらメールのやり取りも全て英語で、予約の急な変更等のイレギュラーが発生した場合やクルーズ会社へ要望を早く伝えたいときにはアメリカに電話する必要があり、それ相応の英語力がない方にはお勧めできません。
ニューヨークの摩天楼と自由の女神像を見ながら出港して、終日航海し、カナダの静かな街で落ち着いた雰囲気と開拓の歴史を味わい、アメリカの古都でアメリカ合衆国の歴史と発展を感じる、そして、早朝のニューヨークに戻って現実に戻るという内容の濃いクルーズなので、短い日数で充実したクルーズを楽しみたいという方にはぴったりではないでしょうか。
なお、ハリファックス出港後に船内でアメリカの入国審査が行われ驚きました。さらにニューヨークに着いたときもターミナルビルで入国審査がありました。最近のアメリカは異常に入国が厳しいようです。
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