非日常のクルーズ旅行をもっと身近に。
クルーズマンズではじめよう
なぜ、今回のクルーズを選ばれましたか?
2024のGWで行けるクルーズははクイーンエリザベス、MSCベリッシマ、ダイヤモンドプリンセス。
中でも特にQEがリーズナブルで、昨年とは違い、東北&釜山をめぐるコースだったので決めました。
今回は120日前からスペシャリティレストランの予約が可能となりました。(事前予約割引あり)
ドレスコードの日程も発表となりました↓↓↓
2024.4.27 Black&White(Sea day)
2024.4.30 Masquarade(Sea day)
2024.5.3 Red&Gold(鹿児島)
3回とも2023と同じ内容です。
キュナード・ラインの人気エリア
実際にご乗船されていかがでしたか?評価とご感想をお聞かせください。
お食事、ダイニング
【リド】★★★☆☆
2023年のGWと比べると趣向を凝らしたものが多少増えてるようで、ディスプレイも少しだけ見栄えが良くなっていました。
手前にトレイを置くくらいのスペースが十分すぎるほどあるので小柄な日本人にはかなり取りづらい造りの為、奥の方に置いてあるものは取れないと難儀している年配の方が数多くいました。
また、トングの方が明らかに取りやすい料理なのにスプーンタイプだったりするためこぼして台が汚れていたりすることも多々ありました。
ただこれに関しては料理を手前に寄せたり、小まめに清掃したりとサービスは行き届いているようでした。
『朝食』
和食コーナーも白米、お粥、味噌汁、漬物、梅干し、焼魚が常にあり、納豆もあるけど人気があるようですぐに無くなってしまう(補充されない?)と仰ってる方がいました。
牛乳、スキムミルク以外にラクトースフリー、ライスミルク、豆乳、ヤギ乳、オーツミルク、ココナッツミルク、アーモンドミルク、エンドウ豆ミルク等々種類豊富。
『昼食&夕食』
赤身、サーモン、甘えびの刺身とロール寿司も常にあり、前年に大量に置かれていた紅ショウガは、今年はちゃんとピンク色のガリになっていました。
茹で加減がいい加減だったり、時間を置くとのびてしまう麺類を提供しないのは正解だと思います。
ディナータイムにはメキシコ料理やインド料理などのテーマもありました。
『アフタヌーンティー&夜食』
終日航海日のアフタヌーンティーはリドがお薦め。
グルテンフリー、シュガーフリー、ヴィーガン対応のスイーツも数は少ないながらもありました。
夜食はディナータイムに提供されていたものがかなりコンパクトになって再提供されています。
【リドグリル】★★★★☆
前回はグリル内のシェフに直接注文でしたが、今回は手前にいるサーバーにオーダーする形に変わっていました。(それでもチーズの種類を間違われた)
前回は頼めたグワカモレは今回は選択肢にありませんでした。
終日航海日は混み合うので、寄港地での利用がお薦めです。
【メインダイニングルーム(MDR)】
■朝食★★★★☆
前回お気に入りで何度も注文したアボカドトーストは健在。
全然カリカリじゃなかったアメリカンベーコンが今回はアメリカ人も納得のカリカリ具合で嬉しかったです。
■ランチ★★★★★
内容、味はディナーよりも満足度が高かったです。
■ディナー★★★☆☆
前回同様ポーション的にも多すぎず、メインの味付けは濃すぎることなく食べやすい味です。
メニュー内容も前回と変わり映えしない印象ですがスープに関してはかなり改善。
サラダが和定食で使われているお椀やお茶碗で提供されるので違和感があります。
日本人のテーブルなのか全てなのかはわかりませんが、必ず割り箸がセットされていました。
【Steakhouse at the Verandah】★★☆☆☆
■ランチ($25事前/$30船上)
メニューは前回全く変わらず。
ステーキをお願いしましたが、残念ながら筋が多い部位に当たり3分の1は食べられませんでした。
この手のレストランなら必ず料理について聞いてくるはずなのに、ランチの閉店に近い時間帯だったからなのか聞かれず、このことを伝えられず不満が残りました。
店を出る時に声をかけようにも店員がいないので伝えることが出来ず、呼ぶのも面倒なので諦めましたが価格なりと思えばギリギリ納得できる範囲です。
サービス、スタッフ
前回とは違いマスク無しとなったためか、皆さんフレンドリーでWelcome backの声をかけてくれました。
昨年の乗船を覚えていてくれた方々が「覚えてるよ!」と次々に挨拶に来てくれたのも、契約終了後も他の船に行かず必ず戻ることの多いCunardならでは。
QVで働く友人の事を知る人と偶然知り合い、新たな出会いとなりました。
■全般&ゲストリレーションズ ★★★★☆
日本人アテンダントが前回よりも多くアサインしているようで、日本語のバッジをつけている人がゲストリレーションズに数多くいました。
並んでいる人には事前に声掛けをしていたので混み合う事は無いようでした。
■ステイトルームアテンダント ★★★★★
今回はとにかく仕事ができるインドネシア出身男性でした。
初日に挨拶をかわし、シャワーカーテンの交換やタオルのリクエストなどはすぐに対応。
とても良い方だったのでサーベイに名前を書くため名刺を求めるも、Cunardでは名刺を持っているステイトルームアテンダントはいないとのことだったので、ホワイトスターサービスのカードを送りました。
QVは素敵なクルーに囲まれたのに対し、前回は一人も印象的な人に当たらずでしたが今回はまた印象的な出会いが数多くありました。
■MDR ★★☆☆☆(夜) ★★★★★(朝&昼)
2ndの2人席指定でしたが、隣との間隔が非常に狭く2人席×3の6名で毎晩賑やかに過ごしました。
担当サーバーは受け持つテーブル数が多いのか手が回っておらず、アシスタントが居ない事が多いので待たされる事が多発。
サーバーは完全にキャパオーバーで、アシスタントは調子だけは良いものの雑なサービスが目ちました。
ギャレーの近くだったため全体的に煩くて慌ただしく、食器やシルバーを派手に落とす人もいたためCunardの船旅でイメージするような優雅なディナータイムとは程遠いものでした。
ディナータイムのエリア担当のヘッドウェイターはテーブルへの挨拶は一切なく、レストランに入った際の挨拶もなし。
年配のヘッドウェイターは横柄でいい加減な方が多く非常に残念。
ただ、朝食やランチで利用した際に顔馴染みになったヘッドウェイタークラスの気の利く方々は後々、様々な場面で力になってくれました。
お部屋
内側キャビン
インサイドでもクローゼットが広く、無駄なものが無いので広々と使えました。
キャビン内の照明が多く、窓が無くても明るさは十分。
寝るだけと思えば十分すぎる過ごしやすさです。
スリッパは大小あるので足の小さい方は小さいものをリクエストすると持ってきてもらえます。
スリッパのロゴも復活していました。
【バスルーム】★☆☆☆☆
バスルームはもう諦めるしかありません。
今回も折り畳み洗面器持参です。
シャワールームのカーテンの匂いが気になったので交換を依頼し、新しいものに変えて貰いました。
初日はお湯が全く出ず、しばらく出しっぱなしにして何とかシャワーを浴びられる温度まで上がりました。
2日目以降は湯量、温度、排水ともに問題なし。
シャワージェル等の備品は前回は直置きでしたが、今回のバスルームにはワイヤーラックがマグネットで取り付けられていました。
アメニティは前年同様歯ブラシ、コットン、綿棒のみあり。
その他は注文する形です。
タオルは交換して貰いたいものは全てバスルームに纏めているので、毎回清潔なものを用意して貰えました。
強いて言えば以前に比べてバスタオルがくたびれているようにも感じる物もありました。
船内の施設、アクティビティ
■アクティビティ
講演系が殆どなので興味がないテーマの場合は時間を持て余します。
キュナードの歴史系の講演に2回参加しましたが、英語の解説の情報量の3分の1程度しか日本語訳されていないのでかなり勿体ない仕上がりです。
講演内容は決まっているでしょうし、事前に日本語訳をわかりやすく簡潔な文章で翻訳し、日本語の補足資料等も配布すればもっと興味深いものになったかもしれません。
弦楽三重奏は前回と同じメンバーですが、なぜかヴィオラが不在。
50年代~60年代の男性3人組ボーカルグループは驚くほど低レベル。(楽器演奏もないのに!)
終日航海日のウェールズ出身の男性オペラ歌手は悪くはないものの選曲がかなりイマイチだったため盛り上がりに欠け残念。
グランドロビーやコモドアクラブで演奏しているオーストラリア人の男性ピアニストのレベルが高く、彼の演奏を毎晩楽しみました。
その他のエンターテーナーは総じてイマイチでした。
キュナードにエンタメを求めるのは諦めています。
ロイヤルコートシアターオーケストラは上々。
シンガーズ&ダンサーズも前回と比べるとまずまずでした。
クイーンズオーケストラのビッグバンドはイマイチなことも多かったです。
■アフタヌーンティー(GWスペシャル)
終日航海日に開かれたアフタヌーンティーはクイーンズルームのフロアがブッフェスタイルとなり様々なお菓子やセイボリーが並び、アイスカービングやお菓子やパンで作ったオブジェも並び特別な1日となりました。
ただ、席に着くには1時間以上前から並んでようやく入れるかどうかの長蛇の列でした。
■鏡割り(クイーン・アン就航記念)
2004.5.3の処女航海を記念して鏡割りセレモニーが開催されました。
残念ながらGWスペシャルのアフタヌーンティーと被っていたため、ティーセレモニーに並んでいた方はこちらのセレモニーに出られなかった方も多いのでは。
■パブリックエリアのトイレ
船が古いせいもあるのかキャパオーバーなのか、詰まっている所が多かったです。
特にリドのフロアは個室3か所あるうち全てが利用不可なこともあり不便に感じることも数多くありました。
備品が足りなかったり、衛生的に行き届いていないと感じる場面は無かったです。
寄港地での移動や観光についてお聞かせください。
東京
東京発着は東京在住者には大変便利。
品川駅のシャトルバス利用者が多い為、東京テレポート駅までのシャトルバスは往復ともにガラガラで快適でした。
青森
AOMORI春フェスティバルが開催していたため、ねぶたやよさこいを見ることが出来ました。
青函連絡船メモリアルシップの八甲田丸(クルーズ客団体割引あり)、ワラッセ(クルーズ客団体割引あり)を観光。
初めてであれば徒歩観光でそれなりに楽しめます。
秋田
秋田キャッスルホテルまでシャトルバスあり。
QEの入港に併せてアゴラ広場で竿燈まつりのデモンストレーションが開催されたため、当初考えていた以上に秋田を満喫することが出来ました。
新緑の千秋公園もとても美しく、街歩きを楽しむことが出来ました。
釜山
スタンフォードホテル前までシャトルバスあり。
チャガルチ市場、国際市場、冨平カントン市場を巡り、ランチにカンジャンケジャン&カンジャンセウを頂きました。
長崎
昨年は小雨だったため、今回は晴れた日のQEを見下ろすべく大浦展望公園へ向かうも残念ながら港が見えない位置。
南山手レストハウスでお薦めを聞くと鍋冠山展望台だというので向かったところ、遮るもののない絶景を楽しむことが出来ました。
ランチは地元の人お薦めの店でちゃんぽんを頂きました。
鹿児島
ドルフィンポート跡地まで無料シャトルバスあり。
今回も桜島に行くプランは無く、ランチの鰻を目指して市内へ。
蒸気屋でお土産のかすたどんを買い、鹿児島観光終了です。
今回のクルーズは、どのような方にオススメですか?
静かに過ごしたい人にお薦め。
賑やかで華やかなクルーズが好きな人には向いていませんが、たまにはのんびりと時間を贅沢に使うのも良いのかも。
船内では「時間を持て余す」という声をよく聞きました。
確かに、屋内プールやジャグジーが無いので天候がイマイチな時はこれといってすることが無くなってしまうのがQEのマイナスポイントです。
年配の方々が多いので言葉に詰まる場面では言葉が出来る人に遠慮なく頼る傾向が強いです(ゲストもクルーも)。
当たり前のように通訳代わりに使い、お礼も言えない年配の方々も中にはいるのでモヤモヤしました。
クルーも助けを求めてきますが、こちらは感謝もあるし言葉が出来ることでプラスアルファの対応をして貰えることもあるのでモヤモヤと併せてプラマイゼロということでしょう。
GWの日本人が一番多い時期のクルーズなので雰囲気は全く違います。
元を取ろうと本質が丸出しになってしまう方が多いのか、
「寄港地で食べるようにデニッシュやマフィンを包んで持って行こう!」
「これなら持って帰れる!」(下船日の朝、MDRで)
という声をあちこちで聞き、なんとも言えない気持ちになりました。
オープン前から並ぶのも(1時間前から)、ブッフェで並ぶのも当たり前。
空いてる所から取る外国籍の方に「割り込みした」と怒りを露わにしている人もいました。
また、添乗員や旅行会社のスタッフに高圧的な態度を取る方が居たり、カーディガンやハンドタオルなどでシアターの座席を確保する人もいて情けなく感じる場面も数多くありました。
中にはクルーズカードで座席確保している人もいて、日本人のモラルの低下を目の当たりにし、改めて反面教師と戒め、楽しいだけの旅とは言えない部分もありました。
ただ、前回と比べて外国人比率が高かったため、オーストラリア、アメリカ、イギリス、カザフスタン、カナダの方々と交流出来たので思い出深いクルーズとなりました。
国籍別乗客トップ5
1位:日本 1,360名
2位:アメリカ 240名
3位:イギリス 150名
4位:オーストラリア 69名
5位:カナダ 58名
定員2,081名
日本人割合が65%
KRNさん、いつも素晴らしいレビューをありがとうございます!お写真もとっても綺麗で船内の様子がよくわかります!クルーの方が顔を覚えてくれているのは、嬉しいですよね。リピーターならではの楽しみ方がとても素敵です!
kanaさん、ありがとうございます。
昨年はもういいかなと思ったQEですが、今回はコロナも明けて客層やサービスも変わりまた違った雰囲気を味わえて良かったです。
クルーに覚えて貰えると、つい嬉しくて又リピートしたいという気持ちになってしまいますね!
QEが日本に来るのは2025が最後だというので既に予約済みだという方も何人もいましたー
ファンは多いですね。
コメントを投稿する
コメントを書く