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クルーズマンズではじめよう
クルーズ航程
- 2013/12/23 — オークランド
- 12/24 — タウランガ
- 12/26 — アカロア
- 12/27 — ダニーデン
- 12/31 — ホバート(タスマニア州)
- 01/02 — メルボルン(ビクトリア州)
- 01/04 — シドニー
CERTIFIED mr. seaday's 13th time voyage
2013-12-23 カップル・ご夫婦で 海側キャビン 0
クリスマスと新年を洋上で迎えたかった。前年ノルウェーのフィヨルドに感激した。今回は南半球ニュージーランドのフィヨルドを巡るクルーズを選択。サファイア、ゴールデンに続き3回目のプリンセス。久しぶりにプリンセスクルーズに乗ってみたかった。オークランド、タウランガ、メルボルン在住の友人に再会できる。
クルーズ中、朝食、昼食は14Fのホライズンビュッフェか6Fのメインダインングかピザ・ハンバーガースタンド。ディナーは4つあるレストランへ好きな時に行くエニタイムダイニング。クリスマスと新年を祝う特別の季節だからなのか、今までのプリンセスに比べて食事は良かった。特にバスタが美味しかった。
ワーカーは良くサービスしてくれた。今回のクルーズの後ダイアモンドは暫くニュージーランド・オーストラリア間のクルーズを繰り返した後、展望浴場設置等の改修を経て日本に配船となる。(2019年現在も横浜、神戸を起点に日本近海クルーズに従事)その為多くのワーカーが日本語を教えてくれとフレンドリーに接してくれた。部屋付きのワーカーも良く働いてくれた。
海側キャビン
前方舳先のオーシャンビュー。NZでは問題なかったが、NZからタスマニアへ向かう時は台風並みの低気圧があり海が荒れ、ベッドを下から突き上げる激しい揺れと船体を叩きつける波の音に一晩中眠れなかった。タスマニアとメルボルンの間の年中荒れることで有名なバス海峡でも結構揺れた。船全体がかなり揺れたようだが、特に舳先という船室の場所が悪かった。大型船だから大丈夫だろうと思ったのが間違い。これは今後の教訓となった。このような海域を通るクルーズや荒天を懸念する時は、出来るだけ大型の船で、揺れの少ない低層階中央付近の部屋を選択すべきだと痛感。
乗客の多くがオーストラリア人ニュージーランド人で、クリスマスと新年を一緒に祝う一体感が更にリラックスしたフレンドリーな雰囲気を船内もたらしてくれたように感じた。海域、季節、乗客の国籍で船の雰囲気は全く違う。毎晩ラウンジで、気の合ったカップル4~5組と一緒に、サービス精神いっぱいのピアニストの生カラオケを楽しんだ。当時オセアニア地域の「トヨタ自動車」のテレビCMで流れていた曲を皆で合唱。その時知り合ったNZのカップルとは今も交流がある。
オークランド郊外で牧場を営むキーウィ(NZ人)の友人宅に前泊。オークランドから少し郊外に行くだけで牧場や農場、豊かな自然が広がる。友人宅からすぐ近くのワハラウ自然公園のフヌア滝を散策。友人宅は電気はあるものの水道は引いておらず貯めた雨水を利用。日の長い夏の一日を地元の人がのんびりとピクニックを楽しんでいた。昼食はサーモン、夜はラムのBBQ。キーゥィが羨ましい。地元のファーマーズマーケットでお土産のマヌカハニーを購入。
午前7時接岸。午前中タウランガ在住のキウィーの友人が車で迎えに来てくれ自宅でランチ。午後3時港まで送ってもらう。船の出港が6時なので、超特急で港から近いマンガヌイ山へ登る。急いだので大汗をかいたが周りが開けた頂上からの眺めは素晴らしい。船が小さく見える。観光客だけでなくタウランガ市民のウォーキングコースになっているようだ。
テンダーで上陸。天候は曇り。ヨットが係留してある他は何もない静かな入り江。クライストチャーチヘのツアーがあったが、例によって我々は港周辺を散策。海沿いの小さな灯台を超えて森の中の散歩道を1時間ほど歩く。海岸にはきれいな巻貝の貝殻がたくさん落ちていた。
〇午前9時ポートチャーマース接岸。ダニーデンの街まで12km。船会社のシャトルバスは片道15ドル。妻が運動のために歩こうと言い出し、多数決で歩くことに決定。他に誰も歩いていない。6km程歩いたところでお爺さんの運転する小型トラックが我々の前に停車。街まで歩いていると言うと「クレージー」と言われ街まで乗せてくれた。その上NZ最古オタゴ大学構内や街中をドライブで案内してくれ、帰り港まで片道5ドルのお得なバスがあることも教えてくれた。彼は地元のライオンズ協会の元会長さん。旅人に対する親切に感謝。友人のキウィーにその話をするとキウィーはそんなもんだよと当然のように言っていた。私も日本に来た旅人にそうありたい。ダニーデンではキャドバリーのチョコレート工場でお土産購入。(工場はその後閉鎖。)
〇翌日のフィヨルドは素晴らしかった。早朝フィヨルドに入り、午後までいくつものフィヨルドを航行。メインはミルフォードサウンド。アラスカやノルゥエーのそれよりもおだやかな感じのフィヨルド。水路の両側は1200M程の山が続きアラスカのインサイドパッセージにも似ている。船上は真夏の日差しが強く、暑いのでプールで泳ぎ水着姿でフィヨルドを眺めていたが、これが失敗。この時咬まれると猛烈な痒みが何日も続くサンドフライの攻撃にあっていた。日本から持ってきた痒み止めはほとんど効かない。帰国してからもぶり返すように痒みは続いた。恐るべしサンドフライ。
港にはちょうどシドニー・ホバートヨットレース1100Kmを終えた大小のヨットが帆を下ろし、疲れた船体を休めていた。今回大型の低気圧の影響でいつも荒天のバス海峡は最悪のコンディション。多くのヨットが離脱し、ホバートに着いただけでも快挙とのこと。倉庫街を土産物屋さんにした港周辺エリアを散策。食材の宝庫タスマニアで地元産蜂蜜を購入。
午前7時メルボルン港接岸。メルボルン在住のオージー(オーストラリア人)の友人が港まで迎えに来てくれ自宅でBBQのランチ。和牛に似た牛肉だと思ったらラム肉。思わずおかわり。船で嫌というほど食べているのに別腹。メルボルンも以前より中国からの移民が増えているとのこと。
この後ダイアモンドはシドニーから折り返しニュージーランドへ向かうが、次のクルーズは乗客2700人の内1400人が中国人とのこと。クルーズでも中国パワーがすごい。
下船後ホテルへ。いつものようにパディズマーケットでお土産を購入し翌朝のフライトで帰国。サンドフライに咬まれたところが猛烈にかゆい。かゆくなるたびにミルフォードサウンドを思いだす。
ニュージーランドの南島、フィヨルド、オーストラリアのタスマニアへ行ってみたい方。暑いクリスマスと新年をすごしてみたい方。フレンドリーなオージー、キウィーと交流してみたい方。
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