◆長い魚の網が見える、その中央をSSV警笛鳴らし強行突破
最終日、勿論デッキ海を眺める。船の数また多くなった。
◆LNG船
◆積荷つんだりコンテナ船
左右に船が、近づく、そしてまた離れる。
シンガポールに近づくと漁船が多い。このあたり魚が濃いのか。
◆シンガポールの漁船
突然、SSVの警笛が続く、大きな音だ。何度も警笛。
突然、船の最前方のヤンキーが叫ぶ。「ブイッシング ネット」
何だろう。「おおSSVの進路の前に、魚網のウキが長く続く。」
そして、SSVは、この魚網を無視して、突っ切るらしい。
ウキの連鎖の先は小さな漁船。
◆よく見るとSSVの前にウキが連なる
なんていう事だ。今魚網の上をSSVは平気で通過する。
スクリュー大丈夫なのか?そうか船首の丸いバルバスバウに引っかかるそして切れる。
◆バルバスバウ〔球状船首〕
http://www.weblio.jp/content/%E3%83%90%E3%83%AB%E3%83%90%E3%82%B9%E3%83%90%E3%82%A6
水面近い魚の網。SSVは切り裂いて進む。一瞬の切断、長く続く網のウキが水没。
船舶航海航路の漁船の漁、こんな漁船にレーダーやAIS情報はない。
当然リスクを知りながらの漁。水面近い魚網は一瞬にして海に消える。
◆網を出す漁船
SSVは迂回もできるはず、しかし8万トン近い船が、23.8ノット走行の場合。
回避は時間がかかる。ここは公海の船道、漁船の責任だが一瞬にして
全ての網は全壊となる。狭いシンガポール水道、船のラッシュ区間。
それだけに、魚場は荒れていない。魚は多いのだろう。
イタチごっことはこういう事だ。
SSVは引き続き魚網を強行突破。警告汽笛が鳴り続ける。
もしカジノなど遊んでいたら、多くの人は知らぬ事。
しかし漁船も可愛そう、こんな巨船にやられたら漁具は
一瞬にして全て、海のもくずと消える。
さらにSSVの汽笛は鳴り続ける。
なんとも空しい気持ち。
更に、約八万トンは魚網の中を警笛とともに進む。
遠くにシンガポールがちらりと見える。
◆アジア3ヵ国クルーズ「SuperStar Virgo マラッカ海峡を往く」 休刊のお知らせ
明日より上海、そして5月2日シンガポールまで、一時休刊とさせていただきます。
続きは、最後の夕食、知らない客船二隻の話、ハーバーフロント到着と続きます。
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同時連載予定 近々アップ予定
◆アジア4ヵ国レジェンド〔Legend of the Seas〕捨値航海の旅
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