くれない丸、再び・・・

くれない丸、再び・・・

2006年6月23日 21:59
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mr. punipcruises

船舶専門の画家、イラストレーター。本格海洋画風作品から水彩画、コミカルなイラストまで画風にこだわりを持たない。船旅専門誌のイラスト記事、横浜港の広報誌の表紙、レストランクルーズ船のパンフレット、クルーズ客船のギフト商品パッケージイラスト等を制作。クルーズ客船のキャラクター「クルボン」の原作者 東京海洋大学やクルーズ客船船内で水彩画教室を開催、年に1回、横浜で個展を開催、2019年秋には神戸でも個展を開催した。 少年時代に伊豆大島に行って以来、船と船旅の虜となり、故柳原良平氏の著書を読み船の絵を描き始める。 初代さんふらわあや初代にっぽん丸にも乗船したが、その後二十数年のブランクを経て船旅と船の絵を再開した。 水に浮かぶ乗り物なら渡し船からカーフェリー、離島航路等なんでも乗るが、家庭の事情から長期の外航クルーズ客船にはなかなか乗れていない。 公式サイトはこちらからどうぞ www.punipcruises.com

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先月、その永い歴史に幕を下ろした、神田の交通博物館、昔、一度行った事がありますが、どんな展示があったのかほとんど覚えていません。

鉄道がメインでしたが、「交通」と名乗るだけに古い船の模型もずいぶんあったような・・・

こんなことならもう一回見に行っておくんだった・・・

で、どんな船の模型があったのか調べていくうちに、一隻の小型客船に目が止まりました。

その船の名はくれない丸(2928トン、1961年建造)。関西汽船の大阪・神戸〜別府航路の定期客船だった、懐かしい船です。

え!?・・・懐かしい?・・・、待てよ!この船、どっかで見たぞ!、それもつい数日前。

そうです、横浜港に船を見に行くと、いやでも(べつにいやじゃないけど)目に入る、レストランクルーズ船、ロイヤルウイングなんですね。

いまや人気のデートスポット&ブライダル会場とか・・・もうわたしにはあんまり関係ないけど・・

それにしても今の純白の船体と当時のオリーブグリーンの船体では、全然別の船に見えます。

ところが模型の写真と、現在の写真を仔細に見比べると、大型の角窓が増えていることと、ファンネル後方が広いオープンデッキになっている(昔はただの屋根で、小さな展望室がありました)ことぐらいで、外見上はほとんど関西汽船当時と変わってないではありませんか。

で、ロイヤルウイングのまんま、関西汽船当時の船体色&ファンネル色に塗ってみたのが、上の絵です。

どうせならってわけで、バックは昔、この船が一日おきに発着していた神戸港中突堤にして見ました。高層ビルやホテルは立ち並んでしまいましたが、鼓型のポートタワーと、六甲山は昔と少しも変わっていません。

ぜひもう一度、こんな風景を見てみたいと思われる、関西のオールド客船ファンのかたも多いのではないでしょうか?

短期間のイベントでいいので、吉本興業と関西汽船のコラボで、なんとか実現しないものでしょうかねえ。

2008年のロイヤルウイング就航20周年記念、2011年のくれない丸竣工50周年記念、2012年の吉本興業創業100周年&関西汽船創業70周記念。この際、名目なんてなんでもいいや。

宿泊施設がない平水域限定(つまり遊覧船)なので大阪湾内のデイクルーズしか無理、塗り替えにも費用がかかりそうですが・・・

この当時の仲間の船はすべてカーフェリーに置き換わってしまって存在していません。そういった意味でも本当に運がいい船です。これからも末永く活躍してもらえることを切に祈っています。

コメント

15
ゲスト
2006年6月24日 11:18

実は7月の結婚記念日に初めてロイヤルウィングに乗るのですよ!こんなに歴史がある船だとは知らんかった。ますます楽しみになりました。

ゲスト
2006年6月24日 12:21

PUNIPさん、こんにちは。懐かしいですね。でも神戸の人間としては、ホテルオークラやオリエンタルホテルが出てくるのは少し違和感がありますね。ごめんなさい。 神戸のまつ

ゲスト
2006年6月24日 18:06

よく描けていますね^^良い具合に雰囲気が出ています。

mr. punipcruises
mr. punipcruises
2006年6月24日 22:30

Antonさん、すてきなご結婚記念日になりそうですね。船の内部に当時の面影を捜すのは大変かと思いますが、ぜひ記事にしてください。楽しみですね。結婚記念日、ウチもやってみようかな?来年の春だけど・・・

mr. punipcruises
mr. punipcruises
2006年6月24日 22:34

まつさん、違和感があるというお気持ちはよく分かります。わたしも最初はポートタワーだけをバックに描こうとも思ったのですが、「現代に蘇ったいにしえの客船」というイメージにするためには、二つのホテルは必要不可欠だったのです。

mr. punipcruises
mr. punipcruises
2006年6月24日 22:38

黄龍さん、ただロイヤルウイングを描いて関西汽船の色に塗っただけなのですが、自分でも驚くぐらい、クラシックな定期客船の雰囲気が出てしまいました。もっと上手な人にちゃんと描いてもらいたいですね。そうすれば実現するかも・・・

ゲスト
2006年6月25日 13:42

やっぱり、関汽は緑と白のツートンからの船体が良いですね。 懐かしいです。

ゲスト
2006年6月25日 14:59

なつかしいな〜!子供の頃が頭に浮かんできまんがな!えぇ?船だけに浮かぶんあたりまえやって?ごもっとも!!(笑)

mr. punipcruises
mr. punipcruises
2006年6月25日 21:55

skyblueさん、どうせなら関西汽船が新造船で、このスタイルの瀬戸内海クルーズ客船を作ってくれるといいですよね。今、昭和ブームだから受けるのではないでしょうか?

mr. punipcruises
mr. punipcruises
2006年6月25日 21:59

かがしはんの子供のころはこの船もバリバリの瀬戸内海航路の現役やったのでしょうね。修学旅行で乗ったとか?

ゲスト
2006年6月25日 22:04

それが、修学旅行は新幹線やったんです!この船は中突堤でよく見てました!

ゲスト
2006年7月18日 19:08

この船のデザインは古今の日本客船中でも一番好きな部類です。何とか里帰りさせてあげたいですね。ロイヤルウィングとしてもこの塗装で暫く走っても構わないんじゃないか、とも思います。

mr. punipcruises
mr. punipcruises
2006年7月18日 22:55

Tsuseiさん、わたしも好きなデザインです。ただトパーズ同様あと何年現役でいられるのかすごく気になります。引退後はこの塗装で神戸で永久保存して欲しいですね。(別府でもいいけどあの街は保存船に関しては前科があるので・・)

ゲスト
2006年10月16日 16:13

7月に乗るといっておきながら今日になってしまいましたが、ついに乗ってきました!楽しかった〜。トラックバックさせていただきました。

mr. punipcruises
mr. punipcruises
2006年10月16日 22:16

アントンさん、TBありがとうございます。素晴らしい結婚記念日になったようですね。うらやましいです。

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