新年ご挨拶用に初代あるぜんちな丸(実物の美しさの半分も伝えられませんでした)を描いたので今回は二代目あるぜんちな丸(大阪商船三井船舶、10864トン、1958年〜1977年)を描いてみました。
戦後の南米移民のための定期貨客船として建造された最後の船で、建造当時は初代と同じ大阪商船の船として船体はラベンダーグレイに塗られていました。
移民の減少で晩年はクルーズ客船に改装されにっぽん丸(初代)と名乗って商船三井客船のクルーズを行っていましたが、貨客船時代の貨物艙に客室と研修室などを追加しただけの質素なつくりでわずか5年ほどクルーズを行った後、解体。
わたしはこのにっぽん丸に神戸〜東京間の区間乗船をしたことがありますが、なかなか楽しかった思い出があります。とくにタービンエンジンの船らしい振動の少ない乗り心地はそれまでディーゼル船ばかり乗ってきたわたしにはとても新鮮でした。もちろん後部のデッキに降ってくる煙突からの煤煙もそれなりに多かったですが…
デザイン的にも初代にはかなわないまでもバランスのとれた綺麗なスタイルの船だと思っています。
上のイラストは商船三井の南米航路定期船時代のあるぜんちな丸、反航するのは準姉妹船のぶらじる丸(10101トン、1954年建造)のつもりですがちょっと失敗(苦笑)
下のパソコン画は以前に描いたクルーズ客船にっぽん丸(初代)。近いうちに2代目、3代目(現在)のにっぽん丸も描いてみようと思っています。
いえいえ・・いずれも素敵な絵じゃないですか!・・初代・にっぽん丸に乗船経験おありだとは。。羨ましいかぎりです〜(^O^)/
音実さん、にっぽん丸は初代だけ、2代目、3代目は船内見学すらしたことがありません。東京港で船内見学会やらないかな?
本当、そうですよね!「飛鳥」「ぱしびい」などに押され気味なら・・ せめてキャパの大きいそちらで・・サービス満点の見学会、されたらいいのに・・と思います・・
初代「にっぽん丸」でトラバさせて頂きました。でも「あるぜんちな丸」の時代の方が好きです、それは商船三井カラーが好きだからかな…
こじ太郎さん、トラックバックありがとうございます。わたしはどっちもそれなりに好きかな。でも一番いいのはあるぜんちな丸として就航直後のラベンダーグレイの船体に大の字マークの大阪商船のころの塗装です。
昭和47年末より48年にかけての13日間、にっぽん丸という船で、船上研修をうけています。当時の写真をひっぱりだしてみましたら、もしかすると・・・この船では・・・中央に赤い煙突のようなものはあります。そうでしたら、うれしいのですが・・・
ずっこけママさん、13日間の洋上研修ってどちらまで行ってきたのでしょうか?この初代にっぽん丸は昭和47年の4月に就航しています。赤い煙突ならまちがいなくこの船ですね。もし良かったらそのときのことを記事にしてください。お願いします!
3代目「ぶらじる丸」が竣工予定との事ですね。全長340m、約20万総トンで大きな船です。横浜、神戸、名古屋には入港できません・・・。由緒ある船名でMOLの意気込みを感じます。 就航のPUNIPレポートをお待ちします。
takamaruさん、それはすごい話ですね。初耳です。20万トンと言えば世界でもトップクラスではないですか?さっそく記事にさせていただきます。
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