
かんたんな船の絵のかきかた(その4、フェリーきそ編)

mr. punipcruises
船舶専門の画家、イラストレーター。本格海洋画風作品から水彩画、コミカルなイラストまで画風にこだわりを持たない。船旅専門誌のイラスト記事、横浜港の広報誌の表紙、レストランクルーズ船のパンフレット、クルーズ客船のギフト商品パッケージイラスト等を制作。クルーズ客船のキャラクター「クルボン」の原作者 東京海洋大学やクルーズ客船船内で水彩画教室を開催、年に1回、横浜で個展を開催、2019年秋には神戸でも個展を開催した。 少年時代に伊豆大島に行って以来、船と船旅の虜となり、故柳原良平氏の著書を読み船の絵を描き始める。 初代さんふらわあや初代にっぽん丸にも乗船したが、その後二十数年のブランクを経て船旅と船の絵を再開した。 水に浮かぶ乗り物なら渡し船からカーフェリー、離島航路等なんでも乗るが、家庭の事情から長期の外航クルーズ客船にはなかなか乗れていない。 公式サイトはこちらからどうぞ www.punipcruises.com
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さて、PUNIP流船の絵のかきかた、このシリーズも4回目に入ってきました。
これまで、遠近感のほとんど感じられない、まるで望遠レンズで見たような感じのデフォルメされた船の絵を描いてきましたが、今回はもうちょっとリアルな感じで描いてみます。
描く船は上の写真の通り、太平洋フェリーの「きそ」です。

取っ掛かりはやっぱり前回までと同様に6×2のマス目を使うのですが、ちょっと違うのは左の辺に較べて右辺が短い、いびつな四角形になっていること。
ちょうど左が3に対して右を2の長さにして斜めの線を引いて、こんなマス目を作りましょう。

今回のきそはカーフェリーのため、デッキが高く、クルーズ客船のようにボートデッキが中心線のところにありません。
そのかわりにちょうどうまい具合にブルーの二本のストライプが全長に渡って引かれていますので、それの上端を中心線に利用しましょう。
船首はクルマを出し入れするランプがあるため、微妙にふくらんでいます。また船尾はやはりクルマを出し入れするため、まっすぐに切り立っていて喫水線近くで急角度で曲がっています。このあたりがクルーズ船と違うところですね。
煙突の位置は今までと同じような位置でいいでしょう。

もう少し細かく描きこんでいきます。
この船の左舷だけに存在するサメのエラみたいなヤツも船体に描いてみましょう。
気をつけて欲しいのはブリッジのラインと喫水線のラインの関係です。
赤線で示しましたが、必ず平行にするか、ほんの少しだけ左下がり(船体側面のラインとは逆)にしてください。
これを間違えるとバランスが思いっきり崩れてしまいます。

サインペンでなぞります。
船体が斜めになっているので窓の並びを描きこむのがすごく難しいですががんばってください。
喫水線に波を描くと走っている雰囲気が出ます。

鉛筆の線を消して、彩色すれば、あっという間にかわいいコックさん・・・じゃなくてかっこいいきそ君の出来上がりです。
影になる部分の濃さに気をつけましょう。

同じ描き方で「ぱしふぃっくびいなす」も描いてみました。
ボートデッキは中心線より少し上になります。
ブリッジ下のデッキが水平線と平行になっていない悪い例ですね(恥)
よいこはまねをしないように・・・
次回はクラシック客船、リニューアルオープンが待ち遠しい、「氷川丸」に挑戦してみましょう。
コメント
20件私が船の絵を描き始める前にこの講座があったらなと悔しい〜ッ! 平行線、などお構いなしに描いていましたから目から鱗とはこのことです、ポチ論! ついでにダジャレ教室にも参加させて! (きそ)う天外の絵ばかり描いている私はな(きそ)うです!
初めまして。最初に12マスを作る発想がおもしろいですね! 次の講座も楽しみにしております!
画伯、だんだんレベルアップですな! 初心者は大変、ペンが波うっていまう。
今描いています。 私にもなんとかで「きそ」うです。

とてもらつ子さんのダジャレにはかないませんよ〜(絵もだけど・・・)ぜひダジャレ教室を開催してください。 らつ子さんの絵も今日か飛鳥とお待ちしています。ぶじ、丸がつく絵だといいですね。

ハレヤカ船長、はじめまして!ご訪問ありがとうございます。 12のマス目はわたしの独自のアイデアですがどんどん真似していただいてかまいません。 船長のお船もぜひ描いてみてくださいね。

浦郷湾さん、最初の頃はまっすぐの線をフリーハンドで描くのはなかなか大変だと思います。定規を使っても一向に構いません。とくに鉛筆での下書きは定規を使ったほうがうまくいくと思います。

松本あずささん、描いてくれているんですね。 う〜ん、もう「きそ」を使ったダジャレが出てきませんが、楽しみにしています。
「ぱしふぃっくびいなす」 お上手ですね。このように描けるよう挑戦してみます。 昔は、びいなすカタカナではなかったかしら? 思い違いかもしれませんが。
なるほど〜と感心ばかりですが、絵を描く道筋だけでもわかっていれば練習しだいでは・・・何とか形にしてみたいです。
いや〜、分かりやすい説明ですけどやっぱりPUNIPさんの絵を見ている方がいいですね。 私は写真とガラスに没頭することにしまっす(笑)。。。

mintaさんならきっと描けると思いますよ。がんばってみてください。 「ぱしふぃっくびいなす」は1998年の建造当時から「ぱしふぃっくびいなす」でした。

shouさん、なんとか形にしてみてください! アップを楽しみにしています。

mokoさんが絵まで描いてしまうと趣味が広がりすぎてしまいますね。 でもいつかは挑戦してみてくださいね。 あれだけの写真を撮れるんだからきっと絵もお上手ですよ。
凄〜い、みなさん描いていらっしゃるのですね〜♪♪ やっと出来上がりました〜(^^) 遠近も影も見事に失敗しましたが、乾きましたらアップするつもりです〜!! とてもみなさんとはきそえません〜(^○^)

キキさん、早いですね!さすがです。 さっそく見に伺います。
なんとかできました。 http://www.bluetrain.jp/sa/wakurabani/archives/2008/02/post_52.html 言い訳は私のブログで。

松本あずささん、すごいです!素晴らしいです!しかも背景はあずささんのオリジナル! 参りました!
「ぱしふぃっくびいなす」も描いてみました!! 雑誌の写真を見ながら描いてみましたら、なんか違う感じになってしまいました・・(^^;

キキさん、量産体制に入りましたね。 船画家デビュー間近かな? さっそく見に行きま〜す。
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