鳥羽港の小型客船図鑑

鳥羽港の小型客船図鑑

2009年8月7日 23:59
mr. punipcruisesのアイコン

mr. punipcruises

船舶専門の画家、イラストレーター。本格海洋画風作品から水彩画、コミカルなイラストまで画風にこだわりを持たない。船旅専門誌のイラスト記事、横浜港の広報誌の表紙、レストランクルーズ船のパンフレット、クルーズ客船のギフト商品パッケージイラスト等を制作。クルーズ客船のキャラクター「クルボン」の原作者 東京海洋大学やクルーズ客船船内で水彩画教室を開催、年に1回、横浜で個展を開催、2019年秋には神戸でも個展を開催した。 少年時代に伊豆大島に行って以来、船と船旅の虜となり、故柳原良平氏の著書を読み船の絵を描き始める。 初代さんふらわあや初代にっぽん丸にも乗船したが、その後二十数年のブランクを経て船旅と船の絵を再開した。 水に浮かぶ乗り物なら渡し船からカーフェリー、離島航路等なんでも乗るが、家庭の事情から長期の外航クルーズ客船にはなかなか乗れていない。 公式サイトはこちらからどうぞ www.punipcruises.com

プロフィールを見る


今回出掛けた伊勢志摩の海の玄関口、鳥羽港には伊勢湾フェリーのほか、たくさんの小型の遊覧船、定期船が行き来していてわたしのような船ウオッチャーを楽しませてくれます。

そのうちの何隻かをご紹介します。

まずは鳥羽駅の北にある佐田浜の観光船乗り場。

撮影したのが早朝だったのでほとんどのここを発着する船が接岸していました


志摩マリンレジャーの鳥羽港めぐり遊覧船「みつしま」(19トン)

ごくまっとうな遊覧船です。


同じく志摩マリンレジャーの遊覧船「フラワーマーメイド」(199トン、1996年建造)

これもちょっと見ると、塗装は派手目なものの、いかにも客船らしいデザインの普通の遊覧船に見えるのですが・・・


船上の最上階デッキにはこんなものが見えました。

裸のおねいさんはどうやら人魚のようですが、その後ろのカモメらしき平べったいトリさんの存在価値が不明すぎ

リュックみたいに背負っているのはクーラーボックス?


さらに同じ会社の「いせじ」(198トン、1987年建造)

赤と緑と黒のスリートーンの船体、イルカのモチーフ、漏斗状の黄金のツインファンネル、そのわりに地味な船名・・・

いったい何をイメージしてデザインされたのかまるでわかりません(汗)現代風にアレンジした海賊船かな?

でもソマリア沖にいる海賊船とはだいぶ雰囲気が違うし・・・

極め付けがこの船、やはり同じ志摩マリンレジャーの「龍宮城」(199トン、1996年建造)

これが見たかったんですよね〜

もう船名からも外見からも見てお判りの通り、浦島太郎の龍宮城そのものズバリです。

「いせじ」に較べると実にきちんとしたコンセプトの上にデザインが成り立っています。

しかも古い船みたいに船体に少しシア(前後の反り返り)が付けられているところが泣かせます。


船首のフィギュアヘッドはもちろん黄金に輝く浦島さんと相棒のカメさん。

その後ろには「登龍門」、さらにその上には「龍宮城」と書かれています。


最上階デッキにはタイやエビなどに混じって乙姫様や玉手箱を開けておじいさんになってしまったあわれな浦島太郎が・・・

この船、乗ってみたかったなぁ(泣)

それにしても玉手箱って乙姫様の目の前で開けたんだったっけ?

なんか違うような・・・ま、いっか


そのほかにもここには沢山の小型遊覧船が停泊していました。

しかし赤い船の船名の「サンキュー」っていったい・・・?????


鳥羽駅の近くにこんな船の乗り場がありました。

向こうに見える島のホテルに行くだけのための渡船、「ニュー美しま」(おそらく19トン?)です。

どうやらホテルの宿泊客と関係者しか乗船できないような感じでした。

へ〜 こんな船があるんだぁ〜

この桟橋には反対側にもう一隻の「ニュー美しま」も繋留されていたのですが、どういう風にこの2隻を呼び分けているのか?とっても気になるところです。

新しいほうが「ニューニュー美しま」かな?


一方、こちらは鳥羽の沖合いの伊勢湾に浮かぶ神島、答志島など4つの島を結ぶ鳥羽市営定期船の発着場

鳥羽駅から見て、伊勢湾フェリーの乗り場より少し奥まった場所にあります。

むかって左が「きらめき」右が「かがやき」 どちらも鳥羽市が誇る双胴タイプの最新鋭高速船です。


今年就航したばかりの「かがやき」(74トン)

いかにも速そうなかっこいいデザインではあります。


こちらは在来船の「第二十三鳥羽丸」(51トン)いかにも島に渡る「巡航船」いった雰囲気。

う〜ん、正直言ってわたしにはこちらのほうがずっとかがやいて、きらめいていますね。

養殖筏の浮かんだ静かな海、沖に浮かぶ大小さまざまな島々、それらを結ぶ小さな連絡船、行き交う内航貨物船、造船所・・・この鳥羽の港は雰囲気がまるで瀬戸内海の港そのものでした。

訪れた方はジブリのアニメ映画「崖の上のポニョ」の世界にどっぽり浸れること請け合いです。

あ〜ぁ、船に全く興味のない連中ばかりを連れた家族旅行とはいえ、この中のせめてどれか一隻ぐらい乗船したかったなぁ・・・

こんどは外国客船の来航時に絶対ひとりで来てやるぞ〜

と心に誓ったPUNIPでした。

コメント

6
ゲスト
2009年8月8日 10:05

うわーー懐かしい^^フラワーマーメイド^^ばしび通船で乗りました出航のときにあの船にたくさんの人が乗っていて赤いハンカチ振ってました^^また来てくださいねと見送ってくれた・・また行きたいなと思った^^ そうそうあれは人魚さんです^^前から人魚かもめ人魚と続いています

ゲスト
2009年8月8日 19:07

ご無沙汰しています。 鳥羽湾の遊覧船、楽しすぎますよね! 次回は、是非乗船して鳥羽湾を楽しんで来て下さい。 「フラワーマーメイド」懐かしいですね〜! 鳥羽港に「飛鳥」が、入港した日、お見送り船(無料)として、使用されていました。 鳥羽港では、船上から、赤いハンカチ振ってのお見送り(二回参加)!楽しい企画ですよ! 是非、参加してみてください。 伊勢湾フェリーで、イルカに会えましたか?

mr. punipcruises
mr. punipcruises
2009年8月10日 21:45

みにうさぎさん、鳥羽港って大型クルーズ船の出港のときは赤いハンカチを振ってお別れをするんですよね。 素敵な歓迎方法だと思います。ぜひ一度経験したいですね。

mr. punipcruises
mr. punipcruises
2009年8月10日 21:50

mapleさん、鳥羽港は本当に楽しすぎです。 宿にいる家族から「メシだからもう帰って来い!」メールがこなければもっとずっといたかったぐらいです(笑) 伊勢湾フェリーの船上で目を皿のようにして航跡を見ていたのですが、とうとうイルカちゃんは現れませんでした(泣)

ゲスト
2009年8月11日 15:07

華やかなお船が並んでいますね〜!! 観ているだけで楽しくなってきます〜!!

mr. punipcruises
mr. punipcruises
2009年8月12日 00:25

KIKIさん、見るのもいいですが、乗ってみるともっと楽しくなると思いますよ。

コメントを投稿する

コメントの投稿にはログインが必要です。

PUNIP CRUISES

このブログについて

PUNIP CRUISES

客船、クルーズ、フェリーなど船の旅に関すること全てを、自分で描いた船のイラストをメインにいろいろな角度からとりあげたブログです。

このブログの他の記事

ブログの一覧へ
#がんばれダイヤモンドプリンセス

#がんばれダイヤモンドプリンセス

今やTVのニュースで見ない日のない、プリンセスクルーズのダイヤモンドプリンセス 良い時は「豪華客船」と言う決まり文句で思いきり持ち上げるのに、何か問題があると叩きまくるマスコミと、それに便乗して勝手な事を言いまくる人達のコメントに嫌気がさして、大変な状況にある乗客、乗員の方々を応援しようとTwitterに #がん

記事を読む
ウッドバーニングアートの新作

ウッドバーニングアートの新作

かなりテキトーでおっちょこちょいの私は1日に何度となく探し物をしているのですが(自慢するな!)、先日、やはり画材関係の探し物をしていたら偶然、A4ぐらいの大きさの未使用のシナベニヤ板を発見しました! よし、これは神様が私に久しぶりにウッドバーニングアートをやりなさい!と言うお告げに違いない! と普段は神様な

記事を読む
ぱしふぃっくびいなすのギフト商品用イラスト

ぱしふぃっくびいなすのギフト商品用イラスト

![](embed:photo/92926) この春から日本クルーズ客船 ぱしふぃっくびいなすの船内ショップで販売されるギフト商品(チーズケーキとクリーナークロス)用のイラストです。 また発売になりましたらその商品写真をアップしますので乗船の折はぜひお買い求めください。 ところで、クルーズ好き、港好き

記事を読む
商船三井客船広報誌「海」89号

商船三井客船広報誌「海」89号

![](embed:photo/89158) 1921年(大正13年)創刊のかつての大阪商船の広報誌「海」の流れを汲む、商船三井客船 にっぽん丸のリピーター向け広報誌「海」の89号が発刊になりました。 今回も前号に引き続き、私が表紙のイラストを担当させていただいております。 見ての通り、昇る朝日を背景

記事を読む
ピアノ ランド、もうすぐ横浜初来航!

ピアノ ランド、もうすぐ横浜初来航!

いよいよ一週間後の2月1日、バミューダ船籍の中国客船、ピアノランド MS PIANO LANDが「やっと」横浜港にやってきます。 もう西日本の港には昨年秋から入っていますが、関東にまで足を延ばすのは今回が初めて 7万トン足らずの中型クルーズ客船ですが、横浜港の初入港客船はこの船が最初なのでとても楽しみです。

記事を読む
さんふらわあの系譜

さんふらわあの系譜

![](embed:photo/88267) 1972年の最初の「さんふらわあ」から最新の2代目「さんふらわあ きりしま」まで、28隻のさんふらわあシリーズ(RORO船を除く)を18のタイプに分け、デフォルメイラストにしてだいたい年代順に並べて描いてみました。 最初の船の名前はサブネームのつかない単なる「

記事を読む