
タイタニックのライバル〜タイタニック検定解説・番外編

mr. punipcruises
船舶専門の画家、イラストレーター。本格海洋画風作品から水彩画、コミカルなイラストまで画風にこだわりを持たない。船旅専門誌のイラスト記事、横浜港の広報誌の表紙、レストランクルーズ船のパンフレット、クルーズ客船のギフト商品パッケージイラスト等を制作。クルーズ客船のキャラクター「クルボン」の原作者 東京海洋大学やクルーズ客船船内で水彩画教室を開催、年に1回、横浜で個展を開催、2019年秋には神戸でも個展を開催した。 少年時代に伊豆大島に行って以来、船と船旅の虜となり、故柳原良平氏の著書を読み船の絵を描き始める。 初代さんふらわあや初代にっぽん丸にも乗船したが、その後二十数年のブランクを経て船旅と船の絵を再開した。 水に浮かぶ乗り物なら渡し船からカーフェリー、離島航路等なんでも乗るが、家庭の事情から長期の外航クルーズ客船にはなかなか乗れていない。 公式サイトはこちらからどうぞ www.punipcruises.com
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タイタニックを語るうえで欠かす事の出来ないのが、当時一番のライバルだったイギリス客船モーリタニア(31938トン、1907年〜1935年)です。
先日描いたタイタニックの乗客を救助した貨客船カルパシアと同じキュナードラインの高速客船で、ほぼ同型の姉妹船にルシタニアがありました。
航空路線の発達していない当時、ヨーロッパの主要各地とニューヨークを結ぶ北大西洋定期航路はドル箱路線。欧米の大手客船会社がしのぎを削っていた時代。
とくに速力競争は熾烈を極め、この姉妹は当時としては最高のスピード25ノットを誇っていました。
対してタイタニック型3姉妹はサイズと豪華さを誇り、スピードは21ノットと、どちらかと言うと二の次に置いていたようです。
映画「タイタニック」の中でヒロインのローズがサウザンプトンで乗り込む際にキャメロン監督は彼女に「モーリタニアより小さいわ」と言わせて、この船がライバルであったことを示しています。
もちろん本当はタイタニックのほうが1.5倍も大きいわけで、彼女に虚勢をはらせているのですが・・・
それにしてもとても速力ではこのライバルにとてもかなわないはずのタイタニックが、なぜ処女航海で危険な氷山の海を全速力で突っ走ったのか?いまだに分かりません。
イラストは北大西洋を航行中のモーリタニアです。速力重視の船なだけに4本目の煙突も本物でちゃんと煙を吐いています。
ただデザイン的にはあまりに機能的過ぎて華がなく、わたしはタイタニックのほうが好みかな。
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