
LIPSETT〜在りし日のノルマンディ

mr. punipcruises
船舶専門の画家、イラストレーター。本格海洋画風作品から水彩画、コミカルなイラストまで画風にこだわりを持たない。船旅専門誌のイラスト記事、横浜港の広報誌の表紙、レストランクルーズ船のパンフレット、クルーズ客船のギフト商品パッケージイラスト等を制作。クルーズ客船のキャラクター「クルボン」の原作者 東京海洋大学やクルーズ客船船内で水彩画教室を開催、年に1回、横浜で個展を開催、2019年秋には神戸でも個展を開催した。 少年時代に伊豆大島に行って以来、船と船旅の虜となり、故柳原良平氏の著書を読み船の絵を描き始める。 初代さんふらわあや初代にっぽん丸にも乗船したが、その後二十数年のブランクを経て船旅と船の絵を再開した。 水に浮かぶ乗り物なら渡し船からカーフェリー、離島航路等なんでも乗るが、家庭の事情から長期の外航クルーズ客船にはなかなか乗れていない。 公式サイトはこちらからどうぞ www.punipcruises.com
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上の写真と同じ構図、どこかで見たことはありませんか?
そうです。アール・デコ期のポスター作家として名高いカッサンドル(1901〜1968)の代表作「ノルマンディ」と同じ構図でわたしが本日撮影したものです。
場所は東京、丸の内。明治安田生命本社ビルの一階、オペーク丸の内にある先月開店したばかりのメンズ・アパレルのお店「LIPSETT」の店内。
ここに戦前のフランス客船ノルマンディ(最終航海時の総トン数83423トン、1935年建造)の100分の1スケールの模型がインテリアとして展示してあることを聞きつけ、さっそく見に行き、お店の方の許可を得て撮りました。
これは東京都在住のある客船ファンかつ熱狂的ノルマンディマニアのかたが、構想から完成まで25年の歳月を費やして自らの手で作り上げた模型で、その長さはなんと3メートル17センチ!
日本人の平均的な女性が横に二人分もの巨大なサイズのこの模型、その存在は雑誌などでも紹介され、以前から知ってはいたのですが、あまりの大きさに作者の部屋から出すことが出来無いとのことでいままで日の目を浴びず、わたしも当然見ることは出来ませんでした。
そして、このお店が戦前の大西洋航路客船であるノルマンディをコンセプトに開店するという事で、めでたくここに展示、一般公開される運びとなったわけです。
ちなみにこのお店の店名のLIPSETTというのはノルマンディが解体される際に最後に付けられた船名とのこと。同じCGTの後輩客船フランスがコンセプトだったら「BLUE LADY」だったのかな?

このお店を外から(皇居側)から見た様子。ニューヨークにでもありそうなお洒落な外観です。

明治安田生命ビル内部の通路側入り口。
左手に置かれた昔の船舶用ベンチレーターが否が応でもムードを盛り上げます。
その向こうにノルマンディがちょっとだけ見えます。

ショーケースにはオールド客船ファンならよだれが出そうな実際の客船で使用していたアンティーク小物や模型がずらり。
ただし、真ん中のライフリング型灰皿(もちろん客船フランスで使われていた本物)で126,000円!
ひぇ〜!!!!!

ノルマンディのカット図もさりげなく壁に架けられています。

その下にウッドのデッキチェアも置かれて、そしてその横に目指すノルマンディが・・・
雰囲気満点です。

美しい、本当に美しい、芸術品そのものです。
模型でさえこれだけうっとりするのですから、もし実物をこの目で見ることが叶ったらどんな精神状態でいられるか想像もつきません。

先日、わたしが描いて、このブログにアップした絵とおなじアングルで…
ガラスケースに入れてあって写し難いのが残念なところです。もちろん仕方ないのですが

船尾からの後部デッキのアップ。この船のもっとも特徴のある、まるで棚田のような美しいデッキの連なりです。
もちろん全て本物のウッドデッキ。プールサイドのタイル張りまで見事に表現されています。
楽しいのはデッキや船内に配置された乗客の人形たちで、ひとりひとりがそれぞれ動作で物語を作っています。一時間見ていても見飽きませんでした。

最後は二階に上がる階段のうえからの俯瞰ショット。
このほかにももっとたくさん細部にわたって写真を撮りましたのでこちらのフォトアルバムでご覧ください。
コメント
20件うわぉ!これは凄い!!確かにズッと見ていても飽きない でしょうねぇ。 船内まで人がいるんですね!是非見てみたいです。 私も東京&横浜・・行きたい。。。 o(^^)o
これはすごい・・・! 足を停めるどころか滞在しちゃいそうだ・・・。 見てぇ・・・!
おお、かなりお洒落な外観ですね。しかも客船をコンセプトにしたアパレルっていまいちピンと来ませんが、写真を見るにインテリア雑貨などでしょうか。模型もすばらしく精巧ですし、いつまででも眺めていたくなりますね。

mokoちゃん、東京駅からさほど遠くない場所ですのでぜひどうぞ。 普通の海事博物館の模型とは一味違います。 休日はどうか分かりませんが平日はすいていますよ。

音実さん、この展示に期限はないそうですから、東京に来たときはぜひ見てください。 わたしは逆に瀬戸内海に行きたい〜!!!!!

讃岐丸船長さん、ラウンジのガラス越しに中で談笑している人々の姿も再現されています。 必見ですよ。

カワイさん、細かく見ていくと本当にきりがないです。 普通の勤め人の方が仕上げた作品とはとても思えません。 ぜひどうぞ

こたけさん、このお店は本当にワールドが経営しているメンズ・アパレルのお店なんです。 お値段は…ユ○クロ愛用のわたしにとってはかなりお高め(泣)
今ニュースをききました。 2010年、キュナードが新しい客船を出すそうです! http://www.cunard.co.uk/news/default.asp?Active=News

yukiさん、ニュースを教えていただきありがとうございます。 新しい3代目「クイーン・エリザベス」どうやら「クイーン・ビクトリア」の改造型みたいな感じですね。 でも来日が楽しみ♪
PUNIPさん、お久しぶりです。 今週末東京へ行くので、時間があれば見に行ってみたいです。 今回は、他の用事があっての上京ですので、嫁さんを口説けるかどうか。。。(笑)

このすけさん、東京に出てくると行きたいところが多すぎてハードスケジュールになりそうですね。 この模型はまだまだずっと展示してあるようなのでごゆっくりどうぞ。
本当に、、、 行きたいところたくさんありすぎです。船の科学館もゆっくり行きたいですし。。。(笑)

このすけさん、また今度、時間があったらゆっくりご案内しますね〜
おひさしぶりです。6月にコメントしたみはxxxxのみ です。今回の記事でフォトアルバムの存在と使い方を知りましたので私も作ってみました。宜しければ御覧下さい。また1分間の日々船首定点観測動画というのもあります。パナマ運河ではあの「アムステルダム」と併走しておりました。 写真 http://photos.yahoo.co.jp/iixx 動画 http://videocast.yahoo.co.jp/studio/video/?sort=up_desc&page=7 ここにこのような件をUPしてマナー違反にならないでしょうか?御迷惑になるようでしたら削除して頂けます様お願いいたします。

みはxxxxさん、トパーズの航海の船内の様子や港で出会った日本ではなかなか見られない客船など、とても楽しませていただきました。またパナマ運河の通過もとても興味深いです。 マナー違反なんてとんでもないです。こういうのをご紹介いただくのは大歓迎です。 逆に最近こちらとしてはトパーズの記事を作っていないので、どこに投稿したらいいか困ったかと思います。本当にごめんなさい。 またぜひよろしくお願いします。
PUNIPさんのおかげで無事に行ってこれました。 本当に、デッキのいたるところにたくさんの人がいて、それらがみんななんらかの動作をしていて、、、 今にも動き出しそうで、かなり興奮して見ていました。

このすけさん、見に行くことが出来てよかったです。 この船自体の素晴らしさもさることながら、乗客の人形のポーズにこの模型の作者のこの船にたいするなみなみならぬ愛情を感じて見入ってしまいます。 船の博物館によく置いてある船の模型ってなんとなく温かみが感じられないのですが、この模型は全然違いますね。
今日、日本橋へ行く用事があったので寄って来ました。フォトアルバムの「船尾、斜め上」に写っているカメラを持った男性の人形がどうしても印象に残っていたので、今日実物を確認しました。本当に、水に浮いていないのが惜しいくらいの素晴らしい模型ですね。(実際に浮かべるわけにはいかないでしょうが)母と妹が一緒だったのであまり長居はできなかったのですが、PUNIPさんのおかげで楽しい買い物ができました。また行きたいです。(あまり頻繁に買える値段ではありませんが)

松本あずささん、さっそく行ってきたのですね。 人形、ひとりひとりのポーズがとっても楽しいでしょう? 時間を忘れてしまいますよね。 お買い物までしたのですか!すごい!わたしはあそこで洋服を買うのは無理です(笑)





