
M.S.EUROPA(2)

mr. punipcruises
船舶専門の画家、イラストレーター。本格海洋画風作品から水彩画、コミカルなイラストまで画風にこだわりを持たない。船旅専門誌のイラスト記事、横浜港の広報誌の表紙、レストランクルーズ船のパンフレット、クルーズ客船のギフト商品パッケージイラスト等を制作。クルーズ客船のキャラクター「クルボン」の原作者 東京海洋大学やクルーズ客船船内で水彩画教室を開催、年に1回、横浜で個展を開催、2019年秋には神戸でも個展を開催した。 少年時代に伊豆大島に行って以来、船と船旅の虜となり、故柳原良平氏の著書を読み船の絵を描き始める。 初代さんふらわあや初代にっぽん丸にも乗船したが、その後二十数年のブランクを経て船旅と船の絵を再開した。 水に浮かぶ乗り物なら渡し船からカーフェリー、離島航路等なんでも乗るが、家庭の事情から長期の外航クルーズ客船にはなかなか乗れていない。 公式サイトはこちらからどうぞ www.punipcruises.com
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南アフリカワールドカップ、準決勝でドイツがスペインを破ったら描こうと思っていた、ドイツの老舗ハパグ・ロイドの2代目の「オイローパ」(21164トン、1953年建造)。先日、「先代」と書きましたが「先々代の間違いです。ごめんなさい・・・
ラフまで描いていてそのままお蔵入りをするのはもったいないので完成させてしまいました。
1965年にやはり老舗のスウェーデン客船「クングスホルム」(3代目、4代目はあの「モナリザです。)を買い取って定期航路に就航、その当時は船体は黒く塗られていましたがクルーズに転用されるようになってこのような白い船体に現在と同じファンネルマークが付けられるようになりました。
スウェーデン船時代は姉妹船の「グリップスホルム」とともによく陽春の日本を訪れていたようです。
いかにも北欧の船らしい美しさに溢れた船でしたが晩年はコスタに転売され、その後数年でスペイン沖で嵐のため沈没し、一生を終えています。
このハパグ・ロイドの「オイローパ」という船名、もちろんヨーロッパを意味するドイツ語ですが、船名としても由緒正しきもので、初代は1930年建造、約5万トンの堂々とした北大西洋ライナー。姉妹船「ブレーメン」と共にそれまで永年英国客船が持っていた北大西洋横断記録の「ブルーリボン」を獲得しています。
さながらW杯のドイツ対イングランド戦みたいですね〜
3代目は戦後のドイツがはじめて作った3万トンオーバーの客船でたびたび日本にも来航、その後スタークルーズで「スーパースター・エーリス」と言う名前で福岡起点の極東クルーズにも就航していたことがありましたので乗った方、見かけた方もいらっしゃるかもしれません。現在はフランス客船「ブルー・ド・フランス」・・・かな?
4代目は現在の「オイローパ」・・・1999年建造、28890トンの小型の探検型クルーズ船が多い今のハパグ・ロイドの中では最も大きいフラッグシップです。今年の3月に長崎や鹿児島に来航していますが神戸や横浜には来ませんでしたね〜
こんな感じでドイツ客船「オイローパ」の系図を振り返ってみました。
そういえば3代目はなぜかまだ一度も描いたことが無かったなぁ・・・
コメント
4件丸いお尻と各デッキが段丘状になった後部。客船はこうじゃなきゃ、と思っていますが、好みの問題かな。最近はそうじゃない船が多くてがっかりです。お尻は丸くありませんが現Europaも格好がいいですね。「世界で最も美しいヨット」という宣伝文句がありましたが、それに恥じない美しさだと思います。 今年のドイツは猛暑で茹だっています。画伯の絵を見て涼しい海の風を想像して暑さを凌ぐことにします。
確かにこの時代の客船って、すらっとした船姿にファンネルが存在感があって、とてもいいですね〜(*^O^*) ヨーロッパは国どうしが海でつながっていて、昔から船での交流が深かったせいか、転売とかを含めて船の国境がほとんどないですね。 ワールドカップ編はとても勉強になりました。ありがとうございました〜(*^O^*)

Berlinerさん、たしかに最近の船は客船に限らず効率最優先のデザインになっていますので、お尻も真四角であまりかっこいいとはいえなくなってきています。でもまぁこれも時代の趨勢なのかな? 東京もここ数日、メッチャ暑いです。

ペンミさんのおかげでワールドカップにかこつけていままで描いたことのなかった外国の客船を描くことが出来ました。こちらこそありがとうございました。 ちなみにウルグアイが勝ち残ったら描こうと思っていた客船は大阪商船の戦前の南米航路貨客船「もんてびでを丸」です。





