
「さんふらわあ だいせつ」火災事故

mr. punipcruises
船舶専門の画家、イラストレーター。本格海洋画風作品から水彩画、コミカルなイラストまで画風にこだわりを持たない。船旅専門誌のイラスト記事、横浜港の広報誌の表紙、レストランクルーズ船のパンフレット、クルーズ客船のギフト商品パッケージイラスト等を制作。クルーズ客船のキャラクター「クルボン」の原作者 東京海洋大学やクルーズ客船船内で水彩画教室を開催、年に1回、横浜で個展を開催、2019年秋には神戸でも個展を開催した。 少年時代に伊豆大島に行って以来、船と船旅の虜となり、故柳原良平氏の著書を読み船の絵を描き始める。 初代さんふらわあや初代にっぽん丸にも乗船したが、その後二十数年のブランクを経て船旅と船の絵を再開した。 水に浮かぶ乗り物なら渡し船からカーフェリー、離島航路等なんでも乗るが、家庭の事情から長期の外航クルーズ客船にはなかなか乗れていない。 公式サイトはこちらからどうぞ www.punipcruises.com
プロフィールを見る商船三井フェリーの大洗〜苫小牧航路「さんふらわあ だいせつ」の今回の火災事故はわたしにとってはつい先日、その苫小牧港からフェリーに乗って帰ってきたばかりなのでショックでなりません。
まだ船は鎮火していないようですし、出火原因も憶測を過ぎず、行方不明の二等航海士さんの安否も非常に気になるところですが…
今回の事故での「さんふらわあ だいせつ」の坂上船長の取った、実に落ち着いた模範的かつ勇気ある行動はもっと大きくマスコミに取り上げられるべきだと思います。
報道によれば船長は出火確認からわずか30分後には乗員および乗客に対して退船命令を出し、乗客全員を無事にライフラフトに移乗させたとのこと、日没一時間ほど前の出来事なので判断が遅れて暗くなってしまってからの退船では二次災害の危険もあったそうです。
さらには総員退船後も船に残った船長は消火活動に車両デッキに行ったまま行方不明になっている二航士の安否を気遣って、さらに四時間近くも船にとどまり、最後は海保にの隊員に説得されてやっと退船されたとのことでした。
そしてヘリで苫小牧港に降り立った時、報道陣にたった一言「ご迷惑をおかけしました」と一礼して立ち去ったと報じられていました。
海外での客船やフェリーの大きな海難事故が起こるたびに乗員、乗客が犠牲になってまことに胸が痛みますが、こんな素晴らしい船長が世界中にいたらもっとずっと犠牲者の数は減っていたと思います。
すべての乗り物が動く物体である以上、そこから起こる事故を100%ゼロにするというのはほぼ不可能です
しかし、それを制御する人間が優秀であればあるほど、その悲しい状況も少なくなっていくのではないでしょうか?
今回の件で改めて日本の船乗りの皆さんの素晴らしさを痛感しました。
また船長以上に勇気ある行動を取った二航士さん、なんとかなんとか、とにかく無事であってもらいたいと切に祈りたいと思います。

事故の10日前に撮影した苫小牧西港フェリーターミナル
「さんふらわあ だいせつ」は写真の左側「さんふらわあ ふらの」が泊まっているバースに到着するはずでした。

2007年11月に大洗フェリーターミナルで撮影した「さんふらわあ だいせつ」の同型姉妹船「さんふらわあ しれとこ」
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