コスタクルーズ、ラ・スペツィアでイタリア初のLNGバンカリング作業を完了

カーニバル・コーポレーション傘下の欧州の大手クルーズ会社であるコスタクルーズは、10月25日にイタリア初のLNG（液化天然ガス）燃料補給作業を成功させたと発表しました。この画期的な作業は、ラ・スペツィア港で行われ、同社初のLNG搭載船であるコスタ・スメラルダが関与しています。地元自治体、イタリア沿岸警備隊、東リグリア海港湾局などが支援を行いました。また、コスタグループとカーニバルコーポレーションのLNGサプライヤーパートナーであるシェル社も参加しました。

コスタグループの持続可能なイノベーションとインフラ開発担当副社長であるフランコ・ポルチェラッキアによると、ラ・スペツィアでのバンカーリング作業の成功は、コスタグループの船舶にとって50回目の作業となったそうです。コスタクルーズとカーニバルコーポレーションは、LNG船技術に投資した最初のクルーズオペレーターであり、より持続可能なクルーズの未来のために、最高の環境基準へのコミットメントを続けています。

Costa Smeraldaは、コスタクルーズの船隊で最初のLNG搭載船であり、2021年後半に引き渡し予定の姉妹船、Costa Toscanaがこれに続く予定です。さらに、AIDA CruisesのAIDAnovaは2018年からコスタグループの船団内で運航しており、2023年までにさらに2隻の姉妹船が予定されています。