コスタクルーズ、5,200名収容の「コスタフィレンツェ」を引き渡し、「グリーンスター3」認定を取得

カーニバル・コーポレーション＆plc傘下のコスタクルーズは、フィンカンティエリ社から新造船「コスタ・フィレンチェ」を正式に引き渡されたことを発表しました。マルゲーラ造船所で設計・建造されたこの船は、フィレンツェ・ルネッサンスにインスピレーションを得ており、総トン数135,500トン、5,200名以上のゲストを収容することができます。Costa Firenzeは、2023年までにコスタ・グループに納入される7隻の新造船を含む開発計画の一部であり、総投資額は60億ユーロ以上となる。現在コスタクルーズで運航している14隻のうち11隻がフィンカンティエリ社製であり、両社の関係は強固なものとなり、イタリア経済への貢献も大きい。

Costa Firenzeのインテリアデザインは、トスカーナの芸術と文化を讃えるものです。共有スペースには、フィレンツェの通りを散歩しているような調和が、色の選択にも反映されています。船内には13のバーと7つのレストランがあり、美食は偉大な地中海料理に基づいており、この船は特に家族連れに配慮した設計になっています。

Costa Firenzeの環境性能は、国際的な認証機関であるRINAによって、Green Star 3として認められています。この自主的な表記は、船舶の環境影響の主要な側面をすべてカバーし、廃棄物、中水、黒水、機械油、CO2、オゾン、温室効果ガス、粒子状物質、硫黄酸化物、窒素、バラスト水などの分野で最大限の保護と防止を要求しています。また、この認証は、国際的な規制の環境保護要件を上回ることを目的として、コスタが建設中と航行中の両方で自主的に実施した設計ソリューションと運用手順を認定しています。

本船は2021年に地中海で初航海し、地中海西部で1週間の異なる旅程を提供する予定です。2021年10月以降はアジアに移動し、同じくフィンカンティエリ社がモンファルコーネ造船所で建造し、2019年3月から運航している姉妹船「コスタ・ヴェネチア」と合流する予定です。