
いずれも、個人旅行の場合、と考えて、お答えします。
陸の旅行との一番の違い、クルーズ旅行の優れた点は、いったん船に乗ってしまえば移動手段とホテル手配のわずらわしさがないこと、また、次の目的地までの移動時間の使い方の自由度が高く、体への負担が小さいこと、だと思います。
クルーズの場合は、美味しいディナーのあと、エンターテインメントを楽しみ、シャワーを浴びて、ベッドでゆっくり眠っているうちに、次の寄港地に到着。
陸の旅行の場合は、もし同じ距離を進もうと思ったら、長時間、バスや列車に揺られての移動が必要になります。バスや列車の旅も、車窓からの風景が楽しいですが、ずっと座りっぱなしで窮屈なことは否めません。
一方で、クルーズは、1カ所にいられる時間は、オーバーナイトで停泊するとき以外は長くて10時間程度。朝食とディナーは、通常、船内でとることになるため、その地方のグルメを楽しめる機会は限られてきます。
沿岸にある多くの国々や地域をまわりたい、美しい島々を訪ねたい、そんなときには、クルーズ。あの町に数日滞在したい、世界遺産の遺跡群をじっくりまわりたい、ハイキングで山の自然を堪能したい、そんなときには、陸の旅。
目的にあわせて、上手に使い分ければ、全ての旅で最高の満足度を得られるのではないでしょうか。
もしも、比較対象とする陸の旅を、大忙しの一般的なパックツアーと考えると、色々な地域を一度にまわりたい、という需要に対しては、何カ国も一度に観てまわれるクルーズの潜在的な競争力は、さらに大きいのかもしれません。
