外見のカッコ良さなんて個人の趣味と時代の流れで大きく変わる、なんてことを書くと「空気を読まない偏屈ジジイ!」といわれそうですが、実際にはその通りでしょう。個人的には、飛鳥Ⅱやクイーン・エリザベス号、姉妹船のクイーン・ヴィクトリア号のスタイルが好きで......
外見のカッコ良さなんて個人の趣味と時代の流れで大きく変わる、なんてことを書くと「空気を読まない偏屈ジジイ!」といわれそうですが、実際にはその通りでしょう。
個人的には、飛鳥Ⅱやクイーン・エリザベス号、姉妹船のクイーン・ヴィクトリア号のスタイルが好きで実際に乗ってもいますが、最近の10万トン超級のクルーズ船の中から見た目でいうとセレブリティ・ソルティス級が一番カッコ良いと思います。
ブリッジを比較的目立たないようにした船首部のデザインも良いと思いますが、最大の特徴は前方に斜めになっている船尾部とプレジャーボートみたいに突き出た船尾です。
実用的には、下の部屋は上の部屋から見下ろされる可能性が高いし、突き出た船尾が高速時の船尾波とスクリュー音をどれだけ抑えているのか疑問ですが、12万2,000トンの船体をコンパクトに見せていると思います。
また、プロムナードデッキの機能を削って見た目を重視したように見えるテンダーボートの収納もきれいで、実際に乗ってみていろいろ検証したいと思う船です。