非日常のクルーズ旅行をもっと身近に。
クルーズマンズではじめよう
なぜ、今回のクルーズを選ばれましたか?
毎年恒例9月の夏休みはクルーズへ!
大好きなロイヤルカリビアンがちょっと珍しいコースを1本だけ出していたので決めました。
慣れ親しんだバルセロナからリスボンへ向けて8泊9日の船旅です。
ロイヤルカリビアンのファンの中では人気のあるレディアンスクラスに初めて乗船できるというのも決め手となりました。
ロイヤル・カリビアンの人気エリア
実際にご乗船されていかがでしたか?評価とご感想をお聞かせください。
お食事、ダイニング
今回は出港時間が全体的に遅いクルーズだからなのか、初めてトラディショナルダイニングの設定がない全日マイタイムダイニングのみでした。
事前にクルーズプランナーで毎日同じ時間で予約。
予約を入れていればほぼ同じテーブルにアサイン、時間は多少遅れても特に問題ありません。
【メインダイニングルーム(MDR)】
■モーニング
メニューは固定。
アラカルト+ブッフェスタイル。
クルーズ前半にウェイターから利用方法の説明があります。
ブッフェエリアにはオーダーワッフルのコーナーがありました。
■ランチ
アラカルトメニュー&ブッフェ、Tuttiサラダバー。
デザートやフルーツはオアシスクラス、クァンタムクラスと比べるとかなり少なくチョコレートファウンテンもありませんでした。
■ディナー
予約は20時でショーやイベントで最大で30分ほど遅れたことがあったものの待たされることはありませんでした。
毎晩同じテーブルになるのでウェイター、アシスタント、バー担当、ヘッドウェイターとも顔馴染みになりトラディショナルダイニングと同じように利用することができました。
アンセムでは無くなったといわれた(2019年4月)フレッシュペッパーサービスはこちらから申し出ればミルを持ってきてくれました。
ウェイターもアシスタントも覚えてくれたようで事前に準備してくれてました。
アイスティー、ワイン、食後のコーヒーも覚えてくれたので満足です。
料理に関しては味には文句なし、肉料理のボリュームがアジア人には丁度良いサイズになりました。
定番のオニオングラタンスープ、ラムシャンク、ラムラック、ニューヨークストリップロイン、プライムリブ、シュリンプカクテル、はこれまでどおり。
ロブスターテールは2018年に「地中海では提供しなくなった」と聞いたとおりで今回も出てきませんでした。
前菜、メイン、デザートのそれぞれで固定メニューのほか変動が3~4品。
立て続けにRCIに乗っているとお馴染みのラインナップに感じてしまいますが、地中海コースならではなのかブッラータが今回も出たのは嬉しかったです。
以前のMDRでは余裕のあるウェイターは頼んでいなくてもお薦めの逸品があると持ってきてくれたり、悩んでいるとメニューにないものでも提案してくれたりしましたが、最近ではそういうことも少なくなりました。
今回は好きなケーキが出て、翌日にも出してもらえないか聞いたところ出来ないとの返事。
デザート時に「今日の食事に問題がないか」と聞きに来たので「昨日のケーキが食べたかった」と冗談交じりに答えたら、その後すぐにヘッドウェイターに確認しサービスして貰えました。
以前であれば断る前に確認してくれたのになぁと思わなくもなかったですが結果オーライです。
MDR恒例の歌のおもてなしは3回。
ロイヤルカリビアン50周年記念のケーキの提供が1回。
今回は私のバースデークルーズでもあったのでヘッドウェイターたちの美声を披露していただきました。
【Chops Grille】
■ランチ(スペシャリティ/$21.99PP)
事前にクルーズプランナーで予約。
サービス、味、全てワンランク上でした。
【ウィンジャマーカフェ】
レディアンスクラスのウィンジャマーはみんなこの感じなのか、木目調でクラシカルな内装は他のRCIのインテリアとは違って落ち着いていてブッフェスタイルならではの喧騒をかなり和らげていました。
メニュー数は他の大型船と比べると若干少ないものの毎日変化に富んでいて、ディスプレイもかなりオシャレでした。
アジア人が5%程度しか乗船していないのになぜか毎日味噌汁があり(具はワカメのみ)、隣にはお粥がありました。
こちらのお粥はグアムの朝市で食べるような骨付き鳥が丸ごと入った胡椒がピリッと効いた味付けが強めのものです。
ドーナッツやデニッシュにベーコンやオムレツなどの脂っこい朝食メニューに飽きたらヘルシーに頂けるアジア人にはホッとする一品でした。
RCIにしては珍しく朝からサラダ(ロメインレタスのみ)が置いてあったので、オムレツスタンドでほうれん草やマッシュルームを追加してもらいオリーブオイル&バルサミコでサラダを食べられるのも良かったです。
テーマナイトはアメリカン、スパニッシュ、メキシカン、イタリアン、カリビアン、ポルトガル、ギリシャ、イギリス。
客層に合わせてかアジア系のものがほとんどなく、中華、インドも1種類程度でした。
後方にオープンテラスシート、リタズキャンティーナエリア、半屋内のソファーエリアなどウィンジャマー周辺には広々とした座席が数多くあるので混みあうことなく利用できるのが良かったです。
【パークカフェ】
ソラリウムにあり深夜1時まで営業。
ピザや軽食、ローストビーフサンド、ポテトチップスもあるので人気があります。
パークカフェのドリンクコーナーとウィンジャマーカフェの外にあるカフェステーションは24時間営業でレモネード、アイスティーもずっとありました。
サービス、スタッフ
■全般
今年3回目の乗船にして久々に「これぞ往年のロイヤルカリビアンらしいクルーズ」と思える笑顔に溢れたクルー達と出会えました。
船のサイズもこのクラスまでがアットホームで良いのかもしれません。
■ダイニング&ブッフェ
全体的にはこなれた人が多く安心感がありました。
今回はウィンジャマーがかなり空いていて手持無沙汰のウェイターが多く、顔馴染みになった人は必ず寄ってきて世話を焼きつつお喋りをしていました。
RCIが中国に定着したお陰でクァンタム、オベーションの経験者も多く日本寄港が楽しみだったと話してくれました。
アニメ、ゲーム、ラーメンなどに興味のある若い子たちが多い中、ルーマニア出身のヘッドウェイターは極真空手を子供のころから習っているのでいつか日本で試合を見たいと言っていました。
■ゲストリレーションズ
日本人の乗客数を聞きたかったのとステイトメントの確認で利用。
いつもは並んでいることの多いゲストリレーションズが常に空いていたのが印象的。
古い船ながらもトラブルが少ないのか、それともRoyal Appがかなり充実してきたのが要因なのかは不明。
■RoyalApp
船内で利用できるアプリが2018年4月のシンフォニーでの利用の際と比べてかなり向上していました。
MDRのメニューも表示されるので便利です。
ステイトメントが確認できるようになったら最高かな。
お部屋
海側キャビン
■キャビン担当
ステイトルームアテンダントはハイチ出身の男性。
直前にあったハリケーンドリアンの影響は無かったようで家族もみんな元気にしているとのことでした。
地元を離れて長いこと働いている彼らにとって自然災害は最も気がかりなことでしょう。
ハンガー追加、バスタオル追加等のリクエストはターンダウン時までには全て整えられ、仕事も早くキャビンはいつも清潔に保たれていました。
シャワーカーテンに匂いがついてかなり不快だったので新品に交換してもらうようお願いしたのですが、こちらはいの一番でやってもらえました。
■防音性抜群
4階のセントラムの音楽が丸聞こえの廊下にある海側キャビン。
ひとたび扉を閉めると外の音はすべてシャットアウト。
驚くほど静かです。
今回はコネクティングルームでしたが、扉が2枚のタイプだったのでこちらも隣の音は一切聞こえませんでした。(扉1枚の時はテレビの音など聞こえることもあった)
船内の施設、アクティビティ
■シアター
プロダクションショーは有名ミュージカルのハイライトとジョン・ウィリアムズをはじめ有名楽曲をロイヤルカリビアンシンガーズ&ダンサーズ他船内の様々な場所で演奏しているアーティストが参加するというものでした。
ヘッドライナーショーはマジック、ジャグリング、シンガー、アクロバットなど。
最終乗船が遅い日はショーはなく映画上映でした。
■Bar
どの船でも大人気のスクーナーバーはとにかく広々。
その先に続くコロニークラブも広く、いずれも混みあうことがないゆったりとしたつくりでした。
■シネマ
レディアンスクラスにはボイジャークラス以上にあるアトラクションがない代わりに映画館があります。
1日数回同じ演目が上映されます。
マーベル作品が多く、それ以外にもプールサイドのスクリーンや劇場でも上映されたので常に映画が見られる珍しい船でした。
■セントラム&プールサイド
ダンス系のイベントが多く開催されていましたが、残念ながらクルーのダンスのキレがなくぐだぐだとした感じ。
■カジノ
そこそこの盛り上がり。
マシンもどんどん新しくなっています。
寄港地での移動や観光についてお聞かせください。
バルセロナ
■乗船前
乗船全日にバルセロナ入りし、バルセロナ出港が4回目ということもありバルセロナ市内で軽く買い物を済ませ、スーツケースをロッカーに預け1泊分の手荷物だけで鉄道とタクシーでカルドナのパラドールへ。
初めてのパラドール滞在でしたが、スペインらしい雰囲気を味わえました。
■乗船日
カルドナからバルセロナに戻りスーツケースをピックしてカタルーニャ広場からタクシーで港へ。(切り上げで20ユーロ/メーター+港に入るフィーが加算)
4人なので地下鉄~徒歩~シャトルバスよりも安価で便利。
■下船日
ターミナルAにノルウェージャンエピック、B&Cにオアシスオブザシーズ、Dにブリリアンス、その他にもう1隻入港で、タクシーが途切れがち。
それでもそれほど待つことなく乗車でき、直接空港へ向かいました。(39ユーロ固定額+切り上げ+チップ)
パルマ・デ・マヨルカ(マヨルカ島)
2018年寄港時と同様に市内まで往復10ユーロのシャトルバスサービスあり。
今回は最終乗船30分前の18時が最終のバスでした。
日曜日でバルデモッサまでの交通網も時間的に余裕がないので街中を散策して終了。
残念ながら今回は大聖堂に入ることができませんでした。
昨年と同じ店でピンチョスとカヴァを楽しみました。
イビサ(イビサ島)
もともとテンダーボートでの案内でしたがCruise Terminal2 Alineacion Poniente Surに入港。(後日ポートチャージの返金あり)
船内では往復10ユーロのバスがあるとの案内でしたが、実際は片道2.5ユーロでした。
港のインフォメーションで地図を貰い、城壁入口の場所とバス乗り場を確認して出発。
イビサタウンに到着したらそのまま城壁内に入り、城壁内散策を楽しみます。
お土産屋さんが並ぶエリアから裏手に入ると一般家庭のエリアもあるのでイビサの暮らしを垣間見ることができました。
城壁外のテラスのあるレストランでパエリア、カヴァ、イビサのビールに舌鼓を打ち、帰りはバスではなくCity Boat(2.6ユーロ)を利用して港まで戻りました。
カルタヘナ
情報が少ない寄港地で、ローマ劇場の遺跡があることくらいしか事前にはわかりませんでした。
港から街まで徒歩10分。
既にいくつも遺跡を見ているのであまり興味はなかったのですが、特別観光するところも思いつかず6ユーロと安価だったので入ってみることに。
正直、エフェス、アテネ、カターニアに比べると補修しすぎているせいかイマイチな感じもありましたが、カルタヘナ唯一のハイライトということで・・・
マヨール通りが人気のエリアなようで、方々で一緒になるエクスカーションのメンバーは通りにある建物の前で説明を聞いていました。
リスボン
リスボンは以前訪れているので初めての同行者のために、外せないポイントを絞ってハイライト観光をしました。
港はサンタアポローニア駅近くと聞いていたのですが、思った以上に距離がありました。
船内では$9/往復(グループは4人で$25/往復)でレスタウラドーレス駅にあるハードロックカフェまで行くバスが出ていましたが、Viva Viagem(0.5ユーロ+6.40ユーロ/地下鉄&トラム1日券)を買いたかったので利用せず、サンタアポローニア駅を利用しました。
https://www.metrolisboa.pt/en/buy/
サンタアポローニア~レスタウラドーレス~ロシオ広場&フィゲイラ広場~サンタジュスタのエレベーター~コメルシオ広場~ジェロニモス修道院(入場)~発見のモニュメント~リベイラ市場~ビッカ線~トラム#28~リスボン大聖堂~バイシャシアード~サンタアポローニアと巡りました。
7時~16時(7時半~15時半)の停泊時間ではかなりギリギリでしたが、リスボンらしいエリアはほぼ回れたと思います。
この時期は混みあうことが分かっていたので、ジェロニモスには開館30分前から並んだお陰で余裕をもって入れましたが、出て来た時には列は5倍くらい長くなっていたので事前予約ができない今は早めに並ぶことをお勧めします。
サンタアポローニア駅にはPingo Doceというスーパーがあるのでお土産を買うのに便利。
物価がとにかく安いです。
リスボン出港は早かったですが、明るい時間なのでテージョ川からコメルシオ広場、リスボン大聖堂、発見のモニュメント、ジェロニモス修道院、ベレンの塔を一望できます。
ベネチア出港に次いで感動の出港シーンでした。
ジブラルタル
港~Casemates Squareまでの往復6ユーロ(5ジブラルタルポンド)のシャトルバスサービスを利用。
最終バスは18時まで。
バスの下車地点が公共バス乗り場となっており、両替所もここにありました。
どうしてもジブラルタルの紙幣が欲しかったので最低額の5ポンドを6.18ユーロで両替。
一番の記念です。
徒歩15分で一般道と滑走路が交差するジブラルタル空港へ。(2022年でトンネル開通のため交差終了)
惜しくも離発着を見逃しましたが、滑走路は圧巻。
広場へ戻り、今度は逆方向に徒歩20分でジブラルタルロックのケーブルカー乗り場へ。
事前予約していたものの並ぶこと40分。
事前予約がない人は2時間コースです。
山頂へ上ると猿猿猿。
飛び掛かって持っているものを取ろうとしてくるので注意が必要です。
山頂からは船と空港を一望。
ジブラルタルロックも綺麗に見えましたが、生憎の天気のためアフリカ大陸を見ることはできませんでした。
予約・手配に利用した事業者の対応や利便性はいかがでしたか?
3回目の利用。
公式との価格差はあまりなかったけれども引き続き利用しました。
乗船までは全てメールでのやり取りのみ。
乗船する港情報もサイトやメールでの案内は特にないので、経験者&リピーター向けです。
今回のクルーズは、どのような方にオススメですか?
クルーズは英語&スペイン語のみで日本語メニューもないため初心者よりは経験者向け。
寄港地はなかなか行くことができないジブラルタルに行けるのでかなり魅力的ですが、その反面スペインの島やカルタヘナなどリゾート地はこれと言ってすることもないので観光目的だと暇を持て余すかもしれません。
レディアンスクラスは大掛かりなアトラクションがないお陰でパブリックエリアが驚くほど広々としているのでのんびりしたい人にお薦めです。
このクルーズはアメリカ、イギリス、スペインからが大半でアジア系は東南アジアとインド、パキスタンまで含めても5%未満。
日本人は我々4名のみで、直前のイギリス発着(多分北欧クルーズ)には30名弱の添乗員付きツアー客が乗船していたそうですが、そもそも日本人が乗ることが非常に珍しいといわれました。
私も米国在住の日本人かと思われたようで、日本から来たと言ったら驚いてました。
クラウン&アンカーの内訳は2,220名の乗船客中
・ゴールド 520名
・プラチナ 251名
・エメラルド 91名
・ダイヤモンド 205名
・ダイヤモンドプラス 73名
・ピナクル 12名
ピナクルの中でも最高ポイントの人は1,181ポイント。
アメリカ発着と違ってリピーターランクの高い人がかなり少なく、最高ポイントも2,000超えていないのが驚きでした。
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