非日常のクルーズ旅行をもっと身近に。
クルーズマンズではじめよう
クルーズ航程
- 2016/03/12 — フリーマントル
- 03/13 — ジェラルトン
- 03/15 — ポート・ヘッドランド
- 03/17 — ベノア(バリ島)
- 03/20 — ダーウィン
- 03/23 — ヨーキーズ・ノブ(クイーンズランド州)
- 03/26 — ブリスベン(クイーンズランド州)
- 03/28 — シドニー
CERTIFIED mr. shiawasemon's 7th time voyage
2016-03-12 カップル・ご夫婦で 内側キャビン 1
クルーズにハマって数回をこなし、次をどうしようか考えていたところに、ご近所であるオーストラリアのクルーズを発見。出発地のパースにも行ってみたいと思っていたところ。
ちょっと長めのクルーズを試したいと思っていたし、バリ島に知人もいて、もう一度行きたいと思っていた(後述の通り、抜港となってしまったが)。
これらの思惑が一致して、オーストラリア半周のクルーズに参加。
特に問題なし。わたしはグルメではないが、手抜きの料理は気になる方なので、問題を感じないだけで満足。
旅程が長く、シーデイも多いクルーズだったが、これも特に問題なし。
内側キャビン
これも問題なく15泊を快適に過ごせた。
何となくホランドアメリカの船を思わせるような、木を多用した落ち着いた内装で好感が持てた。
長い航海の間、健康に関する大学の先生のセミナーが連続であり、面白かった。
フリーマントルは駅から船に乗るだけだったので、特に何もしなかった。まわりに観光地等何かあるのかどうかも見なかった。
パースの街は、港(フリーマントルとは別)もあって大都会。公園もあるしショッピングもできるし、噂通りのいい街と感じた。飛行機で着いて前泊したが、都会なのであまり安い宿はなさそう。
出港して最初の寄港地。
毎度のことで事前の調査不足だが、聞いたこともなかった街。
でもそこにも現地の(普通の)日常生活があって、それに触れるだけでも、人間の定着定住の歴史と底力を感じる。
結果的に、今回のクルーズの最大の収穫。
世界最大の鉄鉱石の輸出港だそうで、その規模に圧倒される。すべてのものが常識はずれの大きさ、量。荒涼とした辺境の地から、世界の工業を支える物資が送り出されている現実を目にし、現代社会の在りように想いを馳せる。
クルーズでなければ、敢えてこんなところに来ることはなかったと思うと、一層感慨深い。
鉄道オタクにとっては、マイルトレイン(超長編成の列車)で有名。遭遇できなかったが(定期列車ではないため)。
出航の一二週間前に、クルーズ会社から直前緊急連絡があり、関係筋からの情報によりテロの危険のため抜港となった。そんなものかと訝しみながら参加したが、その直後ブリュッセルの空港でテロがあり、諜報活動の重要さを再認識すると共に、その筋にはそういう情報が流れているんだと感心。
何回目かのダーウィン。年中暖か。
市内まで歩いて15分ぐらい。途中の道も楽しい。市内は流石に一通りのものは揃っていて、ショッピングには困らない。
港そのものからの移動は、タクシーかツアーのバスしかないと思うが、十分程度歩くのを厭わなければ、普通の路線バスの停留所がある。料金は普通に安い。ルートに関する知識は必要だが、運転手さんも親切だし、ターミナルまで行けば情報は手に入る。
今回は抜港の関係で図らずも二日あったので、一日目はケアンズ市内、二日目はパームコーブに行った。流石にリゾート気分には触れられたが、ビーチのサメ、ワニの注意にはちょつとビビらせれた。
クルーズも終わりに近づいて、ちょっと寂しい気もするが、やはり都会には都会なりの楽しさがある。
公園や博物館をはしごして、アイスコーヒーで喉を潤す。
州庁舎の近くにある博物館で、ニプコー円盤を使った初期のテレビの試作品を見つけて、いたく感動した。
シドニーは本当に何度も来ているが、飽きることはない。かといってあちこち観光するわけでもないのだが。
港から空港までは電車で一本なのも便利。料金が空港アクセスだけ特別高くなっているのは有名な話だが、15ドルぐらいなので、法外というほどでもない(ただし普通の駅間なら数ドル)。
いつも通り、妻が直接予約。ありがとう。
それまでで最長の15泊、寄港地は南の島でも地中海の有名観光地でもなく、オーストラリア大陸を「単に」半周するだけのクルーズ、ということで、我ながらどんな感想を持つかちょっと心配だったが、退屈なぞ全くせず、充分に楽しめた。
個人的に、「クルーズにハズレなし(ちょっと言い過ぎ)」という確信ができた記念碑的なクルーズと思っている。
(繰り返しになるが、ポートヘッドランドに連れて行かれたことが強い印象になっている。)
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