横須賀のJAMSTECで調査船「よこすか」見学

巨大な地球深部調査船「ちきゅう」や海洋地球研究船「みらい」など様々な調査船、研究船を運用する海洋研究開発機構JAMSTEC

横須賀の追浜にある横須賀本部でその施設と調査船の一般公開があるというので行ってきました。

今回、公開されていたのは手前の「新青丸」と奥の「よこすか」の２隻でした。

いや〜それにしてもいい天気♪ Dockさんの生霊がいなくて良かった〜

まずは深海潜水調査船支援母船というやたら長ったらしい肩書のつく「よこすか」（４４３９トン、１９９０年建造）。

「しんかい６５００」というその名の通り６５００メートルの超深海に潜れる日本唯一の深海用有人調査船をサポートするための船です。

今回は横須賀と並ぶ日本有数の自衛隊基地のある港町、呉のペンミ造船所で建造されたクルボンと同行しました。

後の「よこすか」は斜め後ろからみたところ…右端の青くて斜めに傾いている重機みたいのは「しんかい６５００」を吊るして海に降ろすためのクレーンですね。

いよいよ乗船…ワクワク

ブリッジからは「新青丸」が見えました。

もはやとても“舵輪”とは呼べない操船コンソール…ジョイスティックじゃないだけまだましかも

JAMSTECのとなりは日産自動車の追浜工場

ちょうどブリッジの窓から最新鋭の「日王丸」（11400トン、2012年建造）が出港していくところを見ることができました♪

ちょうどいい大きさ、すっきりしたデザインのいい船ですね。

会議室…どっかの会社の会議室みたいにここでお昼のコンビニ弁当を食べる人はいないんでしょうね。

研究員のかたの船室

奥の窓際のデスクの左側が２段ベッドになっています。

ここで、手前の青いソファの毛布のかたちに注目！

いまでは商船三井客船「にっぽん丸」や神新汽船の伊豆諸島航路貨客船「あぜりあ丸」、オーシャン東九フェリーといったごく一部の船でしか見ることが出来なくなってしまった（しかもそれらの船でも上級客室限定）花毛布です。

昔の客船ではごく当たり前のようにクルーが船客の目を楽しませるために折っていたようです。

でも何の形なのかな？ クラゲかな？ ちがうか？

左手前が職員食堂の一部、右奥がサロンのようです。

後部デッキにでてみました。

クルボンが邪魔でよく見えませんが、奥の暗いところが潜水船「しんかい６５００」の格納庫

頭上の青いのがクレーンです。

これが格納庫の内部

無人巡航探査機の「うらしま」というのもサポートしているそうです。

ちなみに施設内の別の建物に展示してあった「しんかい６５００」の実物大模型

わたしにはどうしてもこの船自体が深海生物に見えてしかたがありません(笑）

その深海生物の群れ…もちろんこれも模型…一匹ぐらいクルボンだったら面白いのに…

実物標本もたくさん展示してあってとっても興味深かったです。ただし虫の苦手な人はみないほうがいいかも

さきほどの「よこすか」の船室に飾ってあった花毛布の実演もやってました。

JAMSTECでは「よこすか」のほかに「かいれい」「なつしま」「かいよう」でこの花毛布を折っているようです。

ここでは実際に折り方を体験させてくれていました。

でもなぁ〜 我が家のボロ毛布をこんな風に折ってもしょうがないですよね

（汗）

次回、東北海洋生態系調査研究船（これも肩書長っ！）「新青丸」の船内見学に続きます。