ミキ・ツーリストの目標は4,000人？？？

こんなニュースが入ってきました。

ミキ・ツーリスト、2011年横浜発着は4,000人送客を目標

ロイヤル・カリビアン・インターナショナル（RCI）の日本総代理店を務めるミキ・ツーリストは7日、既報の2011年横浜発着クルーズについて都内で記者会見を開いた。同社クルーズセンター部長の松本慎司氏（写真左）は「来年もレジェンド・オブ・ザ・シーズによる横浜発着が3本決定した。この日本発着クルーズには4,000人の送客を目標にしている。2011年を通しての日本人送客数は1万5,000人を目指す」と抱負を語った。横浜発着クルーズ前後のクルーズ2本と、9月シルバーウィークの横浜着／発クルーズ2本を数えると、横浜を発着地または出港地・下船地いずれかに設定したクルーズは計7本となる。日本の寄港地では新たに別府、青森、大阪へ初寄港する。 発売開始は記者会見当日の本日18時から。今年5月に初めて実施した横浜発着クルーズ2本は「9割の客様から“満足”のアンケートをいただいている」と好反響。大阪乗船を取り入れた理由には、「前回は関東圏にターゲットを絞ったが、2011年は関西や中部も対象に」、マーケティングも兼ねて集客を図る。前回はキャンセルチャージの発生を約2カ月前にしたが、次回は3カ月前に設定、キャンセルが出てからも再販できる日数を確保する。 同日は常勤顧問の上村博英氏（写真右）がRCIの現状を説明するとともに、クルーズ市場開拓の急務について言及。2008年にラプソディ・オブ・ザ・シーズが日本に初寄港したのを皮切りに、RCIと連携しながら、日本でのRCIの認知度と客船そのものの認知度を上げるべく、船上説明会の実施に努めてきたことを説明、これまで内覧会に参加した人数を計2,000人と報告した。コスタ・クルーズが1日発表した2011年の博多港発着クルーズ32本実施については、「競争相手ではなく、日本のソースマーケット開拓に向けた仲間と認識している。コスタ・クルーズは九州で、RCIは関東圏で、それぞれ頑張りたい」とした。 なおRCIの2011年日本寄港数は58回の予定。今年の72回と比べて減少したのは香港発着が増えたことによる。 【横浜発着クルーズ】 ■「上海・韓国クルーズ」 横浜発着8泊／大阪発横浜着7泊 ・出発日：4月30日（土）、5月8日（日）、5月16日（月）発 ・寄港地：横浜〜大阪（※乗船のみ）〜上海（停泊）〜済州島〜釜山〜横浜 ・クルーズ代金（2名一室の場合の1名分）： 4月30日発…10万9,800円（スタンダード内側）〜73万8,000円（ロイヤルスイート） 5月8・16日発…7万9,800円（スタンダード内側）〜70万8,000円（ロイヤルスイート） ・3・4人目代金：4月30日発…4万9,800円、5月8・16日発…3万9,800円 ・3・4人目代金（12歳以下）：無料 ＊ポートチャージ・諸税・チップとして1名につき2万8,400円（グランドスイート以上は3万円）が必要（12歳以下も同様） 【横浜発／横浜着クルーズ】 ■「釜山・日本クルーズ」7泊 ・出発日：4月23日（土）発 ・寄港地：上海〜釜山〜別府〜大阪（停泊）〜名古屋〜横浜 ・クルーズ代金（2名一室の場合の1名分）：699USドル（内側）〜 ■「北海道・ウラジオストク・韓国クルーズ」9泊 ・出発日：5月24日（火）、9月17日（土）発 ・寄港地：横浜〜青森〜小樽〜ウラジオストク〜釜山〜済州島〜上海 ・クルーズ代金：859USドル（内側）〜 ■「大連・ソウル・日本クルーズ」7泊 ・出発日： 9月10日（土）発 ・寄港地：天津〜大連〜仁川〜別府〜大阪〜横浜 ・クルーズ代金：699USドル（内側）〜

出典： 2010/09/07 CRUISE_MAG ニュース

システムトラブルといい、なんだかよく解らない状態になってるRCIのアジアクルーズですけど...

横浜発着の3本には4,000人の送客を目標

って、志、低すぎじゃないの？
Legendの乗客定員は1800人。
今年５月２日の乗客数は1600人。
まぁ、日本人じゃない数も入っているとはいえ、単純に３倍すれば4800人ですからね。
逆算すると、1300人程度が集客目標っていうことになります。
４／３０発はおそらく満席に近いことになるとは思うので、これを仮に1600とすると、残り２本は1200人ということになりますね。

関西に販路を広げるために大阪寄港したんじゃないの？

って、おもわず言いたくなっちゃうような目標の低さです。
これ、自ら「今年以上の魅力は無い」っていうことを暴露してるようなものだと思いません？
足引っ張ってばっかりの会社に、何を期待しても駄目って言うことなんでしょう...

あと、サラッとかいてますが、文末のこの一文。

なおRCIの2011年日本寄港数は58回の予定。 今年の72回と比べて減少したのは香港発着が増えたことによる。

これ、大問題じゃないんですかね？
なぜ香港発着が増えたかっていうところに言及してない。
まぎれもなく日本が寄港地としての魅力が無いって言うことの結果ですよ。
各地の招致活動が必ずしも結果に結びついていないことの証です。

海事プレスさんも、是非、そこを突っ込んで欲しいですね。