TOICA記念カードゲットの旅　その１

TOICA静岡拡大記念カードゲットの旅、詳細編その１です。

主目的は勿論「TOICA記念カード」のゲットなのですが、実はもうひとつ大きな目的がありました。
それが、小田急のJR東海直通特急「あさぎり」号の乗車でした。

個人的に、"小田急"ってほとんど縁が無く、ロマンスカーに乗ったのも、いわゆる"SE"車時代に一回と、"NSE"車時代に一回。後は小田原に出張で一回だけ往復したきりという程度。
小田急沿線方面へ出かける時は、たいてい車で出かけてしまうからなんですけどね...

というわけで、小田急の特急は興味がありながらも素通りしてきたというのが現状だったりします。

そんなわけで、今回は渡りに船とばかりに「あさぎり」で出かけることは最初から決めていたようなもので、まずは「あさぎり」ありきの旅程になったという次第です。

旅のスタート

最寄、飯能駅5:51発、特急むさし６２号

特急券

贅沢にも小田急で言うところの「スーパーシート」、JRで言うところの「グリーン車」です。このあさぎりで使われている車両は小田急の車両もJR東海の車両も、スーパーシートはダブルデッカー車両の２階になります。JRの車両は１編成しかなく、この編成が点検の時期は全部小田急車両での運行になってしまうのですが、今回は幸い、そういう時期でもなく、行きは小田急車両、帰りはJR車両を取ることができました。

小田急RSE20000系車両

新宿駅〜御殿場駅間の連絡急行「あさぎり」として使用されていた3000形「SSE」車の置換え用として、1990年（平成2年）12月に第1編成が、1991年（平成3年）1月に第2編成が竣工し、7両編成2本計14両が日本車輌製造・川崎重工業で製造された。相互乗入れとなる東海旅客鉄道（JR東海）との協定に沿って、編成構成・車両長・定員・性能・保安機器等を基本的に合せ、371系電車と仕様を揃えるために展望席・連接車体・走る喫茶室など従来のロマンスカーの基本構造を捨て去り、20mボギー車の7両編成となった。 7両編成中、中間の3号車と4号車がダブルデッカー構造であることが特徴となっている。その他の5両については10000形「HiSE」に引続き、ハイデッカー構造が採用された。（出典：wiki）

新宿駅についてみると、7:00発の「はこね１号」もRSE20000系の運用でした。

RSE20000系のパンタグラフは今となっては珍しい下枠交差型。

実は20000系は、制御機器系はHiSE10000系をほぼ踏襲していて、この時代としては手堅い抵抗制御の車両で、電力回生ブレーキなどは装備されていません。勾配区間の多い御殿場線を走ることを考えるとちょっともったいない気もしますが、逆に言えば単線なのであまり意味がないとも言える路線ですから、あえて装備しなかったのかもしれません。対照的にJR側の371系は界磁添加励磁制御の車両となっており、回生ブレーキ併用の電気指令式空気ブレーキを装備しています。このあたり、会社の考え方が見られて面白いところですね。「あさぎり」が入場してきました。

掲示板もトップに。

３号車スーパーシートの車内です。