アジア向け最新客船コスタベネチアが東京初入港、コスタアジア社長らがアジア展望を語る
シリーズ コスタ最新客船、コスタベネチア船内見学会
2019年4月29日、コスタ・クルーズ(Costa Cruises)の客船コスタ・ベネチア(Costa Venezia)が東京港の大井水産物ふ頭に初入港した。 当日はメディア関係者を招いて「コスタ・ベネチア初入港セレモニー」がおこなわれた。
◆客船コスタ・ベネチアのキャプテンであるティホミル・ムジック氏、コスタグループ・アジア社長マリオ・ザネッティ氏、イタリア駐日大使のジョルジョ・スタラーチェ氏の3名のスピーチをご紹介。
今回の司会者。笑顔が素敵でフレンドリーな進行で場を和ませていた。
(談:司会) オープニングに際しまして、素晴らしいビデオをご用意させていただきましたのでご覧くださいませ。
(オープニングのビデオ)
オープニングのビデオが上映される
つづきましては、おなじく水の都ベネチアを象徴いたしますショーをご覧いただきます。
(オープニングのショー)
オープニングのショー
コスタベネチアのダンサーたち
1. コスタベネチアのキャプテン、ティホミル・ムジック氏からのスピーチ
みなさま、ただいまより来賓のお客様と本船のスタッフのご紹介をさせていただきます。
それではコスタベネチア船長のティホミル・ムジックをご紹介いたします。
コスタベネチアのキャプテン、ティホミル・ムジック氏
(拍手)
(談:コスタベネチアキャプテン、ティホミル・ムジック氏)
みなさん、こんにちは。
コスタ・ベネチアを、ここ東京の港に迎えていただき、大変光栄に思います。 本日はコスタ・ベネチアが日本、東京の港に初めて入港した、コスタ・クルーズにとって大変重要で祝うべき日となります。
コスタ・ベネチアは、船内が大変美しく、エンターテイメントも素晴らしい船であります。 ぜひみなさまをコスタ・ベネチアの船内でお会いできる日が来るのを楽しみにお待ちしております。
ありがとうございます。
締めの挨拶を笑顔でしめくくるティホミル・ムジック キャプテン
2. 来賓とコスタベネチアスタッフの紹介
(談:司会) それではスタッフのご紹介をさせていただきます。
コスタベネチアのホテルディレクターのパトリツィア・スペルッジャでございます。
コスタグループ・アジア社長のマリオ・ザネッティでございます。
コスタグループ・アジア副社長のダビデ・キユヴィーニでございます。
駐日イタリア大使館からのお客様となります、ジョルジョ・スタラーチェでございます。
続きましては、国土交通省 大臣官房技術参事官 浅輪 宇充様。
東京都港湾局長、斎藤 真人様でございます。
続きましては、東京都東京港管理事務所長、大野 克明様でございます。
続きましては、東京都港湾振興協会専務理事、小宮 三夫様でございます。
続きましては、東京ポートレディー、手塚 優子様でございます。
続きましては、お客様からのスピーチをいただきたいと思います。
3. コスタグループ・アジア社長 マリオ・ザネッティ氏からのスピーチ
(談:司会) それでは、私どものプレジデントからのスピーチでございます。
コスタグループ・アジア社長 マリオ・ザネッティ氏
(談:コスタグループ・アジア社長 マリオ・ザネッティ) みなさまおはようございます。 本日はお集まりいただき、またコスタ・ベネチアの到着をお祝いいただき、ありがとうございます。
コスタベネチアの処女航海の最終寄港地が日本であることは、アジア・そして日本のマーケットの未来に期待するという、重要な意味を持つことです。
コスタベネチアはアジア人乗客専用に作られた、客船であります。 2006年に初めて中国マーケット向けにオペレーションを始めましたが、コスタ・ベネチアはコスタ・クルーズが手掛けたアジア向け客船の中で最大級の客船で、船内ではイタリアを、そしてベネチアを感じられる仕掛けが満載です。
船内のデザインはベネチアの伝統を、そしてイタリアの現代的なセンスを取り入れています。細部までこだわっており、ゴンドラなどメイドイン・イタリアのものも備えられています。また家具やエンターテイメントなど、アジアや日本のお客様に楽しんでいただけるものを用意しております。
また、ジュエリー・ブランドであるブルガリとのパートナーシップで船上初のプロダクト「ザ・ブルガリ・ジュエリー・ショー」や、イタリアの冒険家であるジャコモ・カサノバの作品をベースにしたプロダクション・ショー「ヴェネチア・インナモラータ」を楽しむことができます。
コスタ・ベネチアの姉妹船として現在イタリア・マルゲーラのフィンカンティエリ造船所で建造中の客船は2020年に就航予定となっておりますことをここにご案内いたします。 こちらの最新客船の就航もお楽しみに。
それでは本日はありがとうございました。
2020年に就航予定の姉妹船の紹介も欠かさない、マリオ・ザネッティ氏
4. 駐日イタリア大使ジョルジョ・スタラーチェ氏からのスピーチ
(談:司会) 次にイタリア大使館より、スピーチをいただきたいと思っております。
(談:ジョルジョ・スタラーチェ) みなさま、本日東京港に到着した宝石のようなコスタ・ベネチアを祝う、このような場でみなさまにスピーチできますのを光栄に思っております。
イタリア駐日大使のジョルジョ・スタラーチェ氏
私は先ほど、安倍首相のイタリア訪問のアテンドから帰国し、成田からこちらに参りました。また、今回の安倍首相のイタリア訪問は成功のうちに終えることができました。
イタリア訪問の折に、安倍首相とイタリアのコンテ首相との会談、マッタレッラ大統領への表敬訪問もおこないました。
最大のトピックスは両国の様々な分野での協力関係は益々実りあるものになりつつあるということの再確認でした。
成田空港から直接コスタ・ベネチアに向かったジョルジョ・スタラーチェ氏
私は駐日イタリア大使として、このイタリアのフィンカンティエリで造船され、コスタ・クルーズが運行しているこの素晴らしい船が世界中を航行しているということに対して非常に誇りに思っておりますし、イタリアの技術の結晶、イタリアの素晴らしいシンボルであるこの船に乗船できたことに改めて嬉しく思っております。
イタリア統計局のデータによると年間900,000人以上の日本人観光客がイタリアを訪れ、2,000,000泊以上をイタリアで宿泊しており、イタリアでの消費総額が他の国と比較しても高いということを誇りに思います。
また、日本への旅行は世界的にブームになっていますし、イタリア人観光客を日本のいたるところでも見かけられることが嬉しいです。
年々増加し、拡大している日本の観光産業の中で、コスタクルーズがヨーロッパからの訪日観光客の拡大の後押しをしていると思っておりますし、コスタクルーズと日本の関係者の素晴らしい協力関係を築けていることを嬉しく思います。
コスタクルーズの事業の大成功にエールを送らせていただくと同時に、2020年には東京オリンピック、2025年に大阪では万博、たくさんのイベントが目白押しで、コスタクルーズがその中心に立って活躍してくれることを楽しみにしております。
ありがとうございました。
※ 記事内に紹介されているクルーズ船や寄港地の情報については、記事執筆者の経験や情報収集に基づいた参考情報であり、実際の内容と異なる場合や、内容が変更されている場合があります。
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