MSCベリッシマの食事とレストラン完全ガイド

1. MSCベリッシマの食事システムを理解しよう
MSCベリッシマでの食事を楽しむために、まず基本的な仕組みを押さえておきましょう。船内の食事は大きく4つのカテゴリーに分かれています。
1-1. 食事カテゴリーの全体像
- メインダイニング(無料):コース形式のレストラン。クルーズ代金に含まれており、追加料金なしでフルコースが楽しめます
- ビュッフェレストラン(無料):好きな料理を好きなだけ取れるセルフサービス形式。朝食から夜食まで長時間営業しています
- スペシャリティレストラン(有料):追加料金を払って利用する専門料理レストラン。ステーキハウスや寿司バーなど、特別な食体験が楽しめます
- ルームサービス:客室で食事ができるサービス。基本メニューは無料ですが、一部有料のメニューもあります
1-2. 営業時間の目安
| 食事の種類 | メインダイニング | ビュッフェ |
|---|---|---|
| 朝食 | — | 早朝〜10:00頃 |
| 昼食 | — | 12:00〜14:00頃 |
| 夕食 | 1回目 17:30頃 / 2回目 19:30頃 | 18:00〜21:00頃 |
| 軽食・夜食 | — | 深夜帯まで一部営業 |
※営業時間は航路や日程によって変動します。乗船後に配られるデイリープログラム(船内新聞)で毎日確認するのが確実です。
1-3. ディナーの時間制について
メインダイニングの夕食は2回制が基本です。乗船時に1回目(17:30頃〜)か2回目(19:30頃〜)のどちらかが割り当てられます。寄港地観光でゆっくり帰船したい日は2回目が便利ですし、夜のショーを早めに楽しみたい方は1回目が適しています。
1-4. ドレスコードについて
「ドレスコードは厳しい?」と心配される方もいますが、メインダイニングでも通常はスマートカジュアル(襟付きシャツにスラックス程度)で問題ありません。航海中に1〜2回設けられる「ガラナイト」(フォーマルな夜)では、男性はジャケット着用、女性はワンピースやドレスなど少しドレスアップするのがおすすめです。ビュッフェレストランでは基本的にカジュアルな服装でOKです。
1-5. ドリンクパッケージとの関係
食事中の飲み物は基本的に別料金です。水やジュースも含めて飲み放題になる「ドリンクパッケージ」を購入するかどうかは、食事スタイルによって判断が分かれます。食事のたびにワインやカクテルを楽しみたい方はパッケージがお得になる可能性があり、食事中は水やソフトドリンク程度という方は都度注文のほうが経済的です。
MSCベリッシマの船内施設や客室の全体像については、MSCベリッシマ完全ガイド|施設・客室・食事を徹底解説も合わせてご覧ください。
2. MSCベリッシマのレストランメニュー|無料で楽しめるメインダイニングを徹底解説
MSCベリッシマのメインダイニングは、クルーズ代金に含まれる無料レストランとは思えないほど本格的なコース料理が楽しめます。船内には複数のメインダイニングがあり、それぞれ異なる雰囲気を持っています。
2-1. メインダイニング一覧
| レストラン名 | デッキ | 特徴 |
|---|---|---|
| L'Olivo(ロリーヴォ) | デッキ5 | 落ち着いた雰囲気のイタリアンダイニング |
| L'Artista(ラルティスタ) | デッキ5 | 芸術的なインテリアが印象的 |
| Marketplace(マーケットプレイス) | デッキ16 | ビュッフェ兼用の開放的なスペース |
※メインダイニングの名称・配置は改装や運航時期によって変更される場合があります。


2-2. ディナーのコース構成
メインダイニングのディナーは以下の流れで進みます。
- パン:自家製パンが提供されます(個包装バター付き)
- 前菜(アペタイザー):2〜3品から選択
- スープまたはサラダ
- メイン(アントレ):肉・魚・パスタなどから選択
- デザート:ケーキ、アイスクリームなど
嬉しいポイントとして、前菜を2品頼んだり、メインを2種類試したりすることも可能です。「気になるメニューが2つある…」というときも、遠慮なくウェイターに相談してみてください。



2-3. 日替わりメニューの傾向
メニューは毎晩変わり、イタリアンを中心にフレンチ、アジアン、地中海料理など多国籍な構成です。MSCクルーズはイタリア発祥のクルーズラインだけあって、パスタやリゾットの完成度は特に高い印象です。日本発着クルーズでは和食テイストのメニューが加わることもあります。





MSCベリッシマの食事へのこだわりについてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事もご参考にどうぞ。
3. ビュッフェレストラン攻略法|日本食の充実度に注目
MSCベリッシマのビュッフェレストランは、早朝から深夜まで営業する「いつでも食べられる」安心感が魅力です。特に日本発着クルーズでは、日本食コーナーの充実ぶりに驚く方が多いようです。

3-1. ビュッフェのエリア構成
ビュッフェはエリアごとにジャンルが分かれており、広いスペースを回遊しながら好きな料理をピックアップするスタイルです。
- 洋食エリア:パスタ、ピザ、グリル料理、サラダバーなど
- アジア料理エリア:中華、エスニック、カレーなど
- 日本食コーナー:寿司、うどん、味噌汁、天ぷらなど(日本発着クルーズ時)
- デザートエリア:ケーキ、フルーツ、アイスクリームなど
- ドリンクステーション:コーヒー、紅茶、ジュースなど(終日利用可能)


3-2. 日本食コーナーの実力
日本発着クルーズのMSCベリッシマでは、ビュッフェ内に本格的な日本食コーナーが設けられます。握り寿司、巻き寿司、うどん、そば、味噌汁、焼き魚、煮物など、「海外のクルーズ船なのにこの和食レベル?」と感じる方も少なくありません。長期の船旅で洋食に飽きたときの心強い味方です。
3-3. 混雑回避のタイミング
ビュッフェは時間帯によって混み具合が大きく変わります。以下を参考にしてみてください。
- 朝食:オープン直後(6:30〜7:00頃)と9:30以降は比較的空いている。8:00〜9:00が最も混雑
- 昼食:寄港日は多くの方が外出するため船内は空きやすい。終日航海日の12:00〜13:00はピーク
- 夕食:メインダイニング1回目と重なる17:30〜18:30頃は比較的空いている




ビュッフェの日本食についてもっと詳しく知りたい方は、こちらの体験レポートが参考になります。
4. 有料スペシャリティレストラン全店レビュー
MSCベリッシマには、追加料金を支払って利用するスペシャリティレストラン(有料の専門料理レストラン)が複数あります。「有料の価値はあるの?」という疑問にお答えするために、各店の特徴を率直にご紹介します。
4-1. 有料レストラン一覧
| レストラン名 | ジャンル | 予約 | おすすめシーン |
|---|---|---|---|
| ブッチャーズカット | ステーキハウス | 推奨 | 記念日、肉好きな方 |
| 海寿司(KAITO Sushi Bar) | 寿司・和食 | 推奨 | 和食が恋しい方、特別な夜に |
| HOLA! タパスバー | スペイン料理 | 不要の場合あり | カジュアルに楽しみたい方 |
| L'Atelier Bistrot | フレンチビストロ | 推奨 | ゆっくりとした食事をしたい方 |
※料金は航路・シーズンによって異なります。最新の料金は乗船後の船内案内やMSCクルーズ公式サイトでご確認ください。
4-2. ブッチャーズカット(ステーキハウス)
MSCクルーズの看板スペシャリティレストランの一つ。厚切りのステーキを中心に、本格的なグリル料理が楽しめます。メインダイニングでもステーキは出ますが、ブッチャーズカットはカットの厚みや熟成具合、サイドディッシュの充実度が段違いです。記念日やお祝いの夜にはぴったりの選択肢です。
4-3. 海寿司(KAITO Sushi Bar)
MSCベリッシマの日本人乗客に人気の高い寿司レストランです。カウンター席でお寿司が握られるライブ感が魅力で、ネタの鮮度も船上とは思えないクオリティ。ビュッフェの寿司コーナーでも和食は楽しめますが、カウンターで一貫ずつ握ってもらう体験は別格です。


4-4. HOLA! タパスバー
スペイン風の小皿料理(タパス)をワインやカクテルと一緒に楽しめるカジュアルな有料レストラン。フルコースほどかしこまらず、バル感覚で気軽に利用できるのがポイントです。数品をシェアして楽しむスタイルなので、グループでの利用にも向いています。
4-5. 「有料レストランは行くべき?」正直な見解
無料のメインダイニングの質が十分に高いため、「有料レストランに行かなくても食事で不満を感じることはない」というのが率直なところです。一方で、記念日や特別な夜の演出、特定のジャンル(ステーキや本格寿司)にこだわりがある方には、有料レストランならではの満足感があります。全店制覇を目指す必要はなく、興味のある1〜2店を選んで体験するのが賢い使い方です。
MSCクルーズ全体のレストラン事情について知りたい方は、こちらの記事も参考になります。
5. バー・カフェ・軽食スポットも見逃せない
MSCベリッシマの食の魅力は、レストランだけではありません。船内にはバーやカフェ、軽食スポットが点在しており、イタリア船社ならではの上質なスイーツやドリンクが楽しめます。
5-1. 主な飲食スポット一覧
| スポット名 | ジャンル | 料金区分 |
|---|---|---|
| ジャン・フィリップ・モーリー・チョコラ&カフェ | チョコレート・スイーツ | 有料 |
| ジェラテリア | ジェラート | 一部無料 / 一部有料 |
| プールサイドグリル | ハンバーガー・ホットドッグ等 | 無料 |
| スポーツバー | ドリンク・軽食 | ドリンクパッケージ対象 / 一部有料 |
| モッツァレラチーズ工房 | チーズ体験 | 有料 |
5-2. ジャン・フィリップ・モーリー・チョコラ&カフェ
MSCベリッシマの食体験でぜひ訪れてほしいのが、世界的に有名なパティシエ、ジャン・フィリップ・モーリー氏がプロデュースするチョコレート&カフェです。デッキ6のガレリアベリッシマ(プロムナード)に位置し、美しいチョコレートやマカロンがずらりと並びます。
店頭のタブレットから自分好みのオリジナルチョコレートバーをオーダーできる体験型のサービスも人気。ガラス越しに職人がチョコレートを作る様子を見学できるので、購入しなくても立ち寄る価値があります。





5-3. 船上で出来たてモッツァレラチーズを体験
イタリア船社ならではのユニークな体験として、船内にモッツァレラチーズの製造機が設置されています。出来たてのフレッシュチーズを味わえるのは、MSCクルーズの船ならではの贅沢です。

5-4. 小腹が空いたときの選択肢
プールサイドのグリルでは、ハンバーガーやホットドッグなどの軽食が無料で提供されています。ジェラテリアのジェラートも含めて、メインの食事以外にも「ちょっと何か食べたい」というときの選択肢が豊富なのはクルーズ旅行の大きな魅力です。
6. MSCベリッシマの食事の評判|他船との比較
MSCベリッシマの食事について、乗船経験者からはどのような声があるのでしょうか。ここでは、一般的によく聞かれる評判の傾向と、他のクルーズ船との違いを整理します。
6-1. ポジティブな評価が多い点
MSCベリッシマの食事で高く評価されやすいのは、以下のようなポイントです。
- イタリア発祥のクルーズラインならではの、パスタやリゾットなどイタリアンの完成度の高さ
- 日本発着クルーズにおける和食メニューの充実ぶり
- 無料のメインダイニングだけでも十分に楽しめる食事のクオリティ
- ビュッフェの品揃えの豊富さと長時間営業の便利さ
6-2. 改善を望む声が出やすい点
一方で、以下のような点は気になるポイントとして挙がりやすい傾向があります。
- 有料レストランは店舗によって満足度に差が出やすい
- 混雑する時間帯のビュッフェでは席の確保に苦労することがある
- ドリンクが別料金のため、食事のトータルコストが読みにくい
こうした点を踏まえると、ビュッフェは混雑を避ける時間帯に利用し、有料レストランは事前に特徴を把握したうえで選ぶのがポイントです。
6-3. クルーズタイプ別の食事費用の傾向
クルーズ船の食事は、船のタイプによって「何が含まれているか」が大きく異なります。MSCベリッシマが属するカジュアル船と、他のタイプを比較すると以下のような傾向があります。
| 比較項目 | カジュアル船(MSCベリッシマなど) | プレミアム船 | ラグジュアリー船 |
|---|---|---|---|
| メインダイニング | 無料(クルーズ代金に含む) | 無料(クルーズ代金に含む) | 無料(クルーズ代金に含む) |
| ビュッフェ | 無料 | 無料 | 無料(または小規模) |
| 有料レストラン | 複数あり(別途追加料金) | 複数あり(別途追加料金) | 全レストラン無料の場合が多い |
| ドリンク | 別料金(パッケージ購入可) | 別料金(パッケージ購入可) | 代金に含まれることが多い |
| 食事の全体傾向 | 選択肢豊富・追加課金型 | 質と量のバランス型 | オールインクルーシブ型 |
MSCベリッシマはカジュアル船に分類されますが、無料レストランの質の高さはプレミアム船に迫るレベルです。有料レストランやドリンクの追加費用をどこまでかけるかは、乗客自身でコントロールできるのがカジュアル船のメリットともいえます。
6-4. ダイヤモンド・プリンセスとの比較
日本発着クルーズを検討する方の中には、ダイヤモンド・プリンセスと比較される方も多いでしょう。大まかな傾向の違いを整理します。ダイヤモンド・プリンセスの食事について詳しくはダイヤモンド・プリンセス食事ガイド|全レストラン・メニュー徹底解説でまとめています。
| 比較項目 | MSCベリッシマ | ダイヤモンド・プリンセス |
|---|---|---|
| 得意なジャンル | イタリアン・地中海料理 | 洋食全般・和食 |
| 和食の充実度 | 日本発着時に和食コーナーあり | 常設の和食レストランあり |
| 有料レストランの選択肢 | ステーキ・寿司・タパス等 | ステーキ・イタリアン・シーフード等 |
| 全体の食の方向性 | 地中海のエッセンスが基調 | 幅広い洋食をバランスよく |
どちらが優れているというよりも、イタリアンや地中海料理が好きな方はMSCベリッシマ、和食の安定感や洋食のバリエーションを重視する方はダイヤモンド・プリンセスが合う傾向があります。
6-5. タイプ別おすすめ
- 和食重視の方 → ビュッフェの日本食コーナーを活用しつつ、海寿司で特別な一食を
- コスパ重視の方 → メインダイニングとビュッフェの無料レストランだけでも十分満足できる
- グルメ重視の方 → 有料レストランを1〜2店厳選して体験するのがおすすめ
7. MSCクルーズの食事をもっと楽しむための実践テクニック
MSCベリッシマでの食事を最大限楽しむために、知っておくと役立つテクニックを7つご紹介します。
-
初日のディナーはビュッフェで船に慣れる
乗船初日は荷ほどきや船内探索で忙しいもの。無理にメインダイニングの時間に合わせず、ビュッフェでリラックスしながら船内の雰囲気に慣れるのがおすすめです。 -
有料レストランは乗船直後に予約する
人気のスペシャリティレストラン(特にブッチャーズカットや海寿司)は、航海日程が進むにつれて予約が埋まっていきます。利用を決めているなら、乗船初日に予約を入れましょう。 -
メインダイニングでは複数品オーダーOK
前菜を2品頼んでも、メインを2種類試しても追加料金はかかりません。「全部気になる!」というときは遠慮せずにオーダーしてみてください。 -
アレルギー対応は事前に伝える
食物アレルギーがある方は、乗船後の最初のディナーでウェイターに伝えましょう。翌日以降のメニューでアレルギー対応の提案をしてもらえます。乗船前にMSCクルーズに連絡しておくとさらに安心です。 -
ドリンクパッケージは食事スタイルで判断する
毎食ワインやカクテルを楽しみたい方にはパッケージが経済的。食事中は水やソフトドリンク程度という方は都度注文で十分です。 -
ガラナイト(フォーマルナイト)の服装目安
男性はジャケット+スラックス、女性はワンピースやドレスが一般的です。タキシードやロングドレスまでは不要ですが、少しドレスアップして特別な夜を楽しむのもクルーズの醍醐味です。 -
日本発着と海外発着でメニューが異なる
日本発着クルーズでは、ビュッフェの日本食コーナーが充実し、メインダイニングにも和食テイストのメニューが加わることがあります。地中海クルーズなど海外発着の場合は、より本場のイタリアン・地中海料理が中心の構成になります。
8. まとめ|MSCベリッシマの食事は期待以上の満足度
MSCベリッシマの食事をひと言でまとめると、「無料レストランだけでも十分に満足でき、有料レストランで特別な体験をプラスできる」バランスの良さが魅力です。
ここまでの内容を振り返ります。
- メインダイニングは無料でフルコースが楽しめ、イタリアンの質は本格的
- ビュッフェは朝から夜まで営業し、日本発着では和食コーナーが充実
- 有料レストランは全店制覇を目指す必要はなく、興味のある1〜2店を厳選するのが賢い使い方
- バー・カフェではイタリア船社ならではのチョコレートやジェラートも楽しめる
8-1. 乗船前にやっておきたい3つのアクション
- 食事スタイルを決める:有料レストランに行くかどうか、ドリンクパッケージを購入するかを事前に方針だけ決めておくと、乗船後にスムーズです
- アレルギー情報を準備する:食物アレルギーがある方は、英語での表記も含めてメモを準備しておくと安心です
- MSCベリッシマの食事情報をさらにチェックする:この記事で紹介した関連記事を読んでおくと、現地での判断がしやすくなります
8-2. タイプ別おすすめの楽しみ方
- 食事重視の方 → メインダイニングを毎晩楽しみつつ、有料レストラン1〜2店を追加で体験
- コスパ重視の方 → メインダイニングとビュッフェだけで十分。無料でも食のクオリティは高い
- 記念日利用の方 → ブッチャーズカットまたは海寿司を予約し、特別な夜を演出
地中海生まれのMSCクルーズだからこそ味わえるイタリアンの実力と、日本発着ならではの和食の充実感。MSCベリッシマの食事は、クルーズ旅行の大きな楽しみの一つになるはずです。
MSCベリッシマの船全体の情報はMSCベリッシマ完全ガイド|施設・客室・食事を徹底解説で詳しくまとめていますので、合わせてチェックしてみてください。




