非日常のクルーズ旅行をもっと身近に。
クルーズマンズではじめよう
クルーズ船業界は、大手3社(カーニバル、ロイヤルカリビアン、ノルウェイジャン)への統合が進んでいますが、第4の会社としてMSCが急速に成長してきていますね。
ところが、船会社としてMSCはジャイアントで、コンテナ船部門では、マースクシーランドに次いで、世界第2位です。次の資料は、飛鳥IIでおなじみ日本郵船のIR情報からですが、日本郵船、商船三井、川崎汽船のコンテナ船部門がちょうど2年前に合併を発表し、今年から新しい会社での運行が始まりました。そのBIG3が集まってもまだ6位、船舶量でMSCの半分です。MSCがいかに大きな船会社がお分かりだと思います。
コンテナ船の業界 MSCは第2位
私が持っている資料で一番古い「クルーズシップコレクション2005」(海事プレス社)のMSC社の紹介ページです。
MSCは1988年にクルーズ事業開始
私がクルーズにはまった2000年には、中古船で細々と運営していた記憶がありますが、フェスティバルというヨーロッパのクルーズ船会社倒産で引き取った、ほぼ新造船の、アルモニアとシンフォニアに加えて、オペラとリリカの4船が2004年に揃ったことで、それから一気に新造船の投入が始まりました。
2005年当時のメロディ、モンテレー、ラプソディは、既に船隊から離脱しています。
船会社大手MSCだから一気に第4位まで上がってきたということではないでしょうか。この勢いがどこまで続くか注目です。ちなみに、2015年と2016年にMSCのマニフィカとスプレンディーダーに地中海で乗船しましたが、クルーズ入門向けの船としては入りやすく、また差別化のヨットクラブを設けるなどビジネス的な工夫も良くできていると感じました。もう一つは、船の作りです。甲板など、木製品はほとんど使わないで、コストダウンを図っているのも、コンテナ船での熾烈な争いを制したノウハウが詰まっていると感心したものです。