香港 滞在編 ASIA STAR クルーズ総括

浮き桟橋の接舷後、下船となります。
下船は、乗船時にキャビン割り当てで貰ったキャビンキーの
返却によって手続き完了となります。

キャビンキーをレセプションに持参し、返却すると同時に
預けたパスポートの返却となり、下船手続きが完了します。
一度出国扱いとなり、再入国となるので、イミグレーション
カードは船側が作ってくれたものに更新されてます。
一応、中味を確認しましょう。
船内は現金清算なので、この時点での支払いはありません。

パスポートを貰ったら、順次、渡船で船を離れます。
渡船は乗船時とは異なり、３箇所で降ろしてもらえます。
最初にチムチャーサイ東（ニッコー香港のあたり）、次に
チムチャーサイ（スターフェリーの横の桟橋）、最後に、
セントラルのQUEEN'S PIERとなります。

私たちはホテル最寄になるチムチャーサイで下船しました。

ASIA STARのクルーズのご紹介はこれで終わりです。
最後に、総括でまとめてみたいと思います。

キャビン：
良かったです。さすがに元ラディソンの船。
むしろ良すぎてワンナイトには勿体無いっていう印象でした。
クローゼットの収納力も高いし、ベッドも良かったし。
このキャビンなら、かなり長期間でも過ごせそうな印象でした。
ただし、後述しますが、キャビンのロケーションは要注意です。

食事：
これはビュッフェっていう時点で実は期待していませんでした。
まぁ、価格なりっていうところでしょう。
夜食や朝食のお粥、麺類はおいしかったですけどね。

ショー：
これはショーと呼べるような代物ではありません。
せいぜい"余興"って言うレベルでしょうか。
１８歳以上限定って言うこともあって、ちょっとエロいです。
そんな中でも歌は良かったですね。とても実力がありそうな歌手
の方で、堪能しました。

カジノ：
ここはテーブルゲームが主流です。それもカードオンリー。
スロットもありますが、殆ど誰もやっていませんでしたね。
船の中では一番良い場所にカジノはあるので、一度は中に入って
見ることをお奨めします。バーカウンターもあります。
実際勝負するかどうかは皆様次第でしょう。
私？ 中国人には付いていけません...(^^!

カラオケ：
日本人向きではないです。
上手な方が多いならそれなりに楽しめるものなんですが...以下自粛...(^^!
日本の方と団体で乗ることが出来るなら楽しめるかもしれませんけどね。

バーラウンジ：
ここが一番落ち着ける場所でしょう。
お酒の好きな方なら、居心地はいいかもしれません。
ただし、パブリックスペースが中央に集中しているデッキ構造なので
外が見えないのが痛いですね。屋外にもバーカウンターは在るのですが、
外は蒸し暑く、とてもとてもお酒を飲んでいられる環境とは思えません
でした。

スパ：
今回は利用しませんでしたが、ここで時間を過ごすのが正解かもしれません。
場所もカジノに次いで良い場所にあります。

次に残念だったこと....
・クレジットカードが使えない
まぁ使う場所は殆どないといえばないのですが...
お酒を飲むにしてもスパへ行くにしてもすべて現金（HK$）なので
それなりに現金を換金しておく必要があります。
・屋外施設が利用不可
パンフレットなどを見て気づいた方は気づいていると思いますが、
屋外のプールやジャグジーが使われていません。（水が抜かれている）
監視役のクルーを配さなければいけないことや、タオルなど、いろいろ
とコスト増になるって言うこともあるんでしょうけど、香港という場所
を考えると、せめてジャグジーくらいは開放して欲しいものです。
プールが使えないので、折角の屋外バーも開店休業状態でした。
・深夜は動いていません
ワンナイトクルーズですから、特に何処まで行かなければならない
っていう縛りはないわけですが、それにしても、外洋で止まってしまう
のはちょっとどうかと思いましたね。風が凪いじゃうと、もう蒸し暑い
だけです。走っていれば航走風もあるんですから。
双胴で安定性が良い船っていうのが、逆の意味でマイナスの要因を作っ
てるっていう印象があります。
・キャビンは選ぶ必要があります
前述の話ですが....
こちらの希望通りで、右舷後方９デッキのキャビンだったのですが、
この船、後方のキャビンって、排気塔の配管があるみたいで、かなり
五月蝿いです。
私達のキャビンは右舷側の952号室でした。写真を使って解説すると、

写真は左舷側なので、図示しているキャビンは多分951号室だと思います。
排気管通路と思われる部分の両サイド２部屋くらいは回避したいキャビン
でしょうか...
右舷側だと、948,950,952,954
左舷側だと、947,949,951,953あたり（左舷側は想像です。あとデッキプラン
の９デッキはキャビンがひとつずれてると思います）
カジノが静かに盛り上がっている感じで、五月蝿くは無かったですね。
カラオケルームの傍は、予想通り夜遅くまでやはりかなり五月蝿かった
です。バルコニー付なら９デッキ前方が正解でしょう。
・気長に待ちましょう
乗船はQueens Pierからにしましたが、18:10頃に船でクルーがやってきて、
受付所を設営してました。案内書には３０分前には桟橋に来るようにとあ
りますが、ちょっと不安になりましたね。まぁ気長に待てって言うところ
でしょうか。

こんなところでしょうか。
まとめると....

・カジノ好きな方：カジノで充分お楽しみください。 ・クルーズ好きの方：正直、現時点ではお奨めしにくいです。 日本のワンナイトクルーズとはだいぶ様子が違います。 まぁ、価格は日本の半額以下ですけどね... ・船好きの方：堪能できると思います。やはり双胴のクルーズ船 っていうのは貴重な体験です。それに、船溜まりにいるいろいろな 船をそこそこ間近で見ることが出来ます。

機会があれば、パイセスにも乗って比べてみたいですね。
キャビンはASIA STARの圧勝だと思いますが、その他は向こうが上
のような気がしてます。