怒涛の3連発....(^^!
第三弾です。
雑誌「クルーズ」の海事プレス発行の"日本最大のクルーズ客船パーフェクトガイドブック"
だそうです。
・発売:2006年4月27日
・価格:1,200円(本体1,143円)
・雑誌コード:03294-06
・発売元:株式会社 海事プレス社
【公式コメント】
満を持して堂々デビューを果たした「飛鳥Ⅱ」。
日本最大のラグジュアリー・シップの全スポット、
全サービスを網羅した、記念碑的一冊です。
【内容】
●船内施設全紹介
優美なリラックス空間/遊びスポット/スポーツ&健康/エンターテインメント/
グルメ/キャビン
●飛鳥Ⅱをつくるクルー総登場
船長、ホテルマネージャー、クルーズディレクター、総料理長
●飛鳥Ⅱに寄せるファンエッセイ
齋藤茂太/柳原良平/CWニコル/伊東ゆかり/ドナルド・キーン/中村庸夫
●飛鳥Ⅱでめぐる世界遺産
●日本郵船 客船の系譜
【yotajii的コメント】
話題の飛鳥Ⅱを特集したガイドブックなんですが....
正直なところ、「ホントにこれでいいの?」っていう感想だったりします。
美辞麗句、賛辞の嵐、etc....
確かに、クリスタルハーモニーは良い船でした。
でもちょっと冷静に考えてみてください。
クリスタルハーモニーって、先代飛鳥より古い船なんです。
飛鳥Ⅱは、新造船ではない.....
このことに言及しているメディアがどれだけ存在するか。
例えば、今年鳴り物入りで展開している「クルーズイヤー2006」での飛鳥Ⅱの
紹介はというと、こんな感じ
日本最大のクルーズ客船 デビュー以来、世界の客船マーケットで高い評価を受けていた日本郵船所有の「クリスタル・ハーモニー」が、郵船クルーズ運航の「飛鳥Ⅱ」として再デビュー。装いも新たに船内設備もさらなる充実をはかりつつ、飛鳥で培われた「和のおもてなしの心」を継承し、和と洋の感性と様式を理想的に融合させています。世界最高水準の設備と心温まるサービスに包まれた、日本を代表する客船です。 世界の名船「クリスタル・ハーモニー」が「飛鳥Ⅱ」に生まれ変わります。 デビュー以来、世界の客船マーケットで高い評価を受けている、日本郵船所有の「クリスタル・ハーモニー」。 飛鳥と同じく、優れた造船技術力を持つ三菱重工長崎造船所で生まれ、最高級のラグジュアリーシップとして、欧米で絶大な人気を誇っています。 そして2006年春、いよいよ日本に舞台を移し、郵船クルーズ運航の「飛鳥Ⅱ」として生まれ変わり、装いも新たにデビューいたします。 飛鳥で培われた「和のおもてなしの心」を大切に継承し、和と洋の感性と様式を理想的に融合させました。 世界最高水準の設備と心温まるサービスに包まれて、わが国の新しいクルーズ文化の幕が開きます。 大きさは飛鳥の1.7倍。船内施設は一段とグレード・アップ。 船内のサービスとスタッフのホスピタリティは、ますます充実します。 ■2万9千トンの飛鳥から、4万9千トンの飛鳥Ⅱへ 2層吹き抜けとなったエントランス・アトリウムがお客様をお出迎え。飛鳥の1.7倍となる船内は、ゆとりに満ちています。レストラン・ラウンジをはじめ、ご利用いただくそれぞれの施設の数か多くなり、船内の楽しみ方は一段とスケールアップします。また全室海側に面した客室はプルマン式のベッドからツインベッドに変わり、飛鳥同様、バスタブも完備。ベランダ付き客室の割合が大幅に増加しているのも特徴です。 ■スタッフも充実し、サービスはさらにレベルアップします。 船内の施設はダイナミックに変化を遂げますが、お客様へのサービスは、飛鳥を継承し、さらに進化いたします。キャプテンをはじめ、ホテルマネージャー、チーフパーサー、クルーズ・コーディネーターなど飛鳥の日本人スタッフや、客室係、ウエイターなど、お馴染みとなった外国人スタッフがそのまま乗船。新しいスタッフを加えて、飛鳥で培った、おもてなしの心と、船旅のくつろぎの演出も大切に受け継いでいきます。もちろん日常会話は日本語で、チップの心配もいりません。 ■施設が大幅に増えて、船内の楽しみ方が広がります。 レストラン・ラウンジ、スポーツ・リラクゼーション、ショッピングなどの施設が増えて、クルーズライフに彩りを添えます。お食事は飛鳥同様、朝昼食では和食と洋食をお選びいただき、ディナーではフランス料理や日本料理などバラエティに富んだメニューがお楽しみいただけます。ティータイム、バータイムなど、くつろぎの時間を演出するラウンジも豊富です。また、洗練されたエンターテイナーによるプロダクションショーや、ゲストを招いたコンサートなど、エンターテイメントも充実しています。
※参照URL:http://cruise2006.jp/
先代飛鳥より古いなんていう言葉は何処にも見当たらないです。
就航前のトライアルクルーズで様々な問題点が指摘され、結局、根本的な解決もなされな
いままワールドへと旅立ってしまい、船内ではさまざまなトラブルが起こってしまったよ
うです。帰国前からこれだけ漏れ伝わってきてしまう程なんですから、尾鰭がついている
にしても、決して少なからぬ問題点があったであろう事は想像に難くありません。
大浴場や水周りのトラブルだけじゃないんです。
こんな状況を招いてしまった原因の一つが、この「新造船のような誤解」ではないかと
思ってしまう訳です。煽るだけ煽ったメディア側はというと、舌の根の乾かぬうちにこの
「新造船のような誤解」の話を持ち出したりしています。この本を出している海事プレス
の某重役さんまでこの調子ですから。"メディアの無責任さココに極まれりっ"って言うと
ころです。トライアルの時でさえ、メディアは美辞麗句のオンパレードでしたから。
"この大嘘つき!!"って叫びたいくらい。
期待が大きすぎるがゆえの部分があることも否定できませんし、習熟していけば解消され
る問題も数多いとは思いますが、もう就航してしまっている船としては言い逃れにしか聞
こえないっていうのも正直なところ。
そういった"煽るだけ煽る"の片棒を担いでいる本というのが私の結論だったりします。
こんな事やっているようでは、クルーズ普及なんて遠い先の話にしか思えません。
幸か不幸か、実際に乗る機会がまもなくやってきます。
しっかり見届けてこなくっちゃ...っていう想いを強くした次第.....
まぁ、そういった背景を考えなければ、写真も綺麗だし、良く出来た有料パンフレット
であるのは間違いありません。一年ぐらいしてから見ると、実態と近づいているかも...
というより、そうあって欲しいと願っています。
yotajiiさん、こんにちは。大変詳しいコメントありがとうございます。船の歴史やそれぞれの船のことについて全く知識のない私にとって参考になります。 神戸のまつ
ネガティブコメント連発でファンの方には申し訳ないです。メディアのご都合主義にはホトホト愛想が尽きてるので。次はポジティブなコメントが書ける本です。
飛鳥Ⅱの施設やサービスの良否についてはよくわかりませんけど、豪華なものを要求しなくても、楽しく船旅ができたらいいんじゃないのですか。クルーズの普及においては、最高級の分野でなくもっと庶民的なところを狙って欲しいので、この本は、そういう意味ではあまり役にたたないかもしれませんね。
そうなんですよね。このブログも私のメインサイトもご覧になった方はお気づきとは思いますが、私は"豪華客船"って言う言葉が大嫌いなんです。ものすごく安直で、かつ内容を決め付けてしまっている言葉だと思いませんか? 正直なところ、日本の4隻を"豪華"と思ったことはありません。外国船も然りです。(昔の船はまた基準が違いますけどね)少なくとも本の中や宣伝文、装丁に"豪華"って言う言葉が使われていたら、その本は私の中ではもう信用度ががた落ちになります。
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